決して半日の話ではない。
1組の男女が違う1日を生きる様子を並行して描くという映画。
「決断」が一つのキーワードになっているが、2つの話は必ずしも表裏一体となっているわけではない。
「イエロー」と付された物語では、女性の両親に会うのを断ってマンハッタンへ繰り出した結果、翌朝までトラブルに追い回される羽目になる。
「グリーン」と付された物語では、ブルックリンにある女性の親族宅で催されたパーティーに参加し、じっくりと家族と向き合う一日を過ごす。
「動」と「静」という対照的な話を同じ人物が同時に演じるところが本作の売りかと思うが、「イエロー」側のトラブルのきっかけとなる携帯電話の顚末があまりに軽率過ぎて引いてしまう。
「グリーン」はといえば、こちらはこちらで、何か起こるのかという思いで見ていてもまったりと微妙な空気の時間が流れるばかりで、眠気が襲ってきそうになる。
切り替わりが激しく、一方の話は基本動きっぱなしという割りには、どうにもテンポが良くないのだ。
それはやはり、巻き込まれたトラブルというよりは、自業自得の事象にもたもたしているだけという印象が強かったせいなのだと思う。
2組のもとに朝の光が射したときは、正直ほっとしてしまった。
(55点)
1組の男女が違う1日を生きる様子を並行して描くという映画。
「決断」が一つのキーワードになっているが、2つの話は必ずしも表裏一体となっているわけではない。
「イエロー」と付された物語では、女性の両親に会うのを断ってマンハッタンへ繰り出した結果、翌朝までトラブルに追い回される羽目になる。
「グリーン」と付された物語では、ブルックリンにある女性の親族宅で催されたパーティーに参加し、じっくりと家族と向き合う一日を過ごす。
「動」と「静」という対照的な話を同じ人物が同時に演じるところが本作の売りかと思うが、「イエロー」側のトラブルのきっかけとなる携帯電話の顚末があまりに軽率過ぎて引いてしまう。
「グリーン」はといえば、こちらはこちらで、何か起こるのかという思いで見ていてもまったりと微妙な空気の時間が流れるばかりで、眠気が襲ってきそうになる。
切り替わりが激しく、一方の話は基本動きっぱなしという割りには、どうにもテンポが良くないのだ。
それはやはり、巻き込まれたトラブルというよりは、自業自得の事象にもたもたしているだけという印象が強かったせいなのだと思う。
2組のもとに朝の光が射したときは、正直ほっとしてしまった。
(55点)
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