想定外からが勝負。
この邦題は会議出席者の満場一致で決まっただろうなと想像する。
高層ビルの縁に立つ男の絵。一般的に使われながら、映画の題名としては馴染みのない言葉の響き。
ワンフレーズのみで、この先何が起きるのか、男の裏には何が隠されているのかを楽しむ映画と判断できるところが秀でている。
本篇は、そうした期待に応え、少しずつ謎を解いていく。
誰が味方か、敵か、無関係か。それは以前から仕組まれた関係だったのか。
物理的な密室ではないが、物語はホテルの21階とはす向かいの建物という極めて限られた範囲で展開する。
主人公・ニックがまさに命を懸けて挑むギャンブル。周到に計画を練るが、近いところに自分を陥れた人物がいると知っているだけに、一筋縄でいかないことも承知している。
そこで交渉人・リディアの登場だ。想定外対策として自らの側に想定外を取り込み全体を撹乱させる。その想定外を自分に有利なように導ければ、勝機が見えてくるというわけだ。
過去に傷を持つリディアは、「ダイハード」第1作の無線だけで絆を育んだ黒人刑事を思い起こさせた。あそこまでドラマティックにはならなかったものの、二人の間の響き合う関係には十分引き付けられた。もちろん彼女がキレイだったことも含めて。
全体に配役はよかったが、敵役となったE.ハリス。久しぶりながら憎々しい存在感はさすがだった。
持続する緊張感の中で、最後に下したニックの決断と、ちょっとした正体のサプライズ、あと、この手の映画には珍しく一人の犠牲者も出さなかったことは好印象だった。
(80点)
この邦題は会議出席者の満場一致で決まっただろうなと想像する。
高層ビルの縁に立つ男の絵。一般的に使われながら、映画の題名としては馴染みのない言葉の響き。
ワンフレーズのみで、この先何が起きるのか、男の裏には何が隠されているのかを楽しむ映画と判断できるところが秀でている。
本篇は、そうした期待に応え、少しずつ謎を解いていく。
誰が味方か、敵か、無関係か。それは以前から仕組まれた関係だったのか。
物理的な密室ではないが、物語はホテルの21階とはす向かいの建物という極めて限られた範囲で展開する。
主人公・ニックがまさに命を懸けて挑むギャンブル。周到に計画を練るが、近いところに自分を陥れた人物がいると知っているだけに、一筋縄でいかないことも承知している。
そこで交渉人・リディアの登場だ。想定外対策として自らの側に想定外を取り込み全体を撹乱させる。その想定外を自分に有利なように導ければ、勝機が見えてくるというわけだ。
過去に傷を持つリディアは、「ダイハード」第1作の無線だけで絆を育んだ黒人刑事を思い起こさせた。あそこまでドラマティックにはならなかったものの、二人の間の響き合う関係には十分引き付けられた。もちろん彼女がキレイだったことも含めて。
全体に配役はよかったが、敵役となったE.ハリス。久しぶりながら憎々しい存在感はさすがだった。
持続する緊張感の中で、最後に下したニックの決断と、ちょっとした正体のサプライズ、あと、この手の映画には珍しく一人の犠牲者も出さなかったことは好印象だった。
(80点)
なかなかストーリー的にもよくできていました。
バットマンは、明日鑑賞にでかけてきます。
返答がたいへん遅くなり申し訳ありません。
いわゆる「超」がつく大作が目立つ中で、
敢えて視点を絞って差別化を図った意欲が買いだと思っています。
この高層ビルの縁に立つ男の姿とタイトルだけで、
何かわくわくしちゃいますよね。
それだけに期待度凄かったんですが、想像した話とは
ちょっと違うので正直肩透し?のような気も、、、。
でもそれなりに楽しめました(笑)
どのような展開を想像されていたのか、正直気になりますね。
まず主人公がどのような人物なのかが重要かと思いますが、
ニックは100%善人でした。
そこが話の選択肢を絞った節はあると思います。