2004年
すばらしい眼外科医の先生と
出会えたおかげで
翼状片(よくじょうへん)という病を
患っていた私の左目は
みちがえるほどきれいに
生まれ変わることができました
2月13日は
先生に手術していただいた
記念日なのです。
無事に、3歳のお誕生日を
むかえられたおめめは
今日も元気いっぱいに動き回っています
いつか、みなさんに
このお話ができたらいいなぁ~って
ブログを始めた時から、ずっと思っていました
ちょっと長くなりますが
お付き合いいただけたら、うれしいです。
2003年11月
左目の黒目(鼻側)の上に
白くて、小さな丸いものが
なんだか、かぶさっているようにみえたの。
でも、その時はまだ
殆ど気にも留めていなくてね。
お友達に
『左の目、なんか変じゃない!?』って
言われたけれど
『あぁ、これ? 放っておけば
そのうち治るでしょ!』なんて
呆れるほど、のんきにかまえていたのよねぇ~
2004年1月
年があけても
一向に消える気配がないので
さすがに気になって、地元の眼科を訪れてみたの。
診察室に入ると、そこのお医者様は
いかにも、深刻そうな表情で
こんなふうに、おっしゃった。
これは、翼状片といって
失明することはないけれど
一度かかってしまうと、もう治らないんだよね。
年のいかないうちは
またすぐに再発するから、
手術をするにしても、
50歳をすぎないとできないんだ。
気の毒だけど、
今は手の施しようがないから、あきらめて。
まだ若いのになぁ~
かわいそうにねぇ。
・・・え? 治らない?
たった一人で、暗い宇宙の闇の底に、
ポ~ンと、つき落とされたような気分だったわ
20年近く、
何もしないで、このままにしておくなんて
納得がいかなかったしね・・。
とにかく、どんな病気なのか
それをまず知ることから始めようと思ったのね。
で、先生のホームページ をみつけたの
患者さんの幸せを
心から願っていらっしゃる、先生の優しさや
治療に対する熱意が、所々にあふれていたわ
実際に、手術を受けられた方々の
体験談を読んでいたら、
もう、涙がとまらなくなってしまって・・・
全国には、同じ病気の方が
いらっしゃることも、初めて知って
1人で悶々と悩む孤独感からも
解放されたような気がしたの。
先生のページを
隅々まで、読み終えた頃には、
すっかり、心も落ち着きを
取り戻すことができて
翌日、早速、横浜にある、その眼科へ
行ってみることにしたの。