世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

小沢は助け船は出さない。内閣に怒っているのだ

2010年05月28日 | 日記

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小沢は助け船は出さない。内閣に怒っているのだ

民主党には、日頃から有権者との意思疎通を欠いていた参議院議員は多いのだろう。

自分の選挙能力の無さを小沢や鳩山の所為にしている。何とも情けない奴等としか言いようがない。こう云う候補者に貴重な選挙資金を与える事は無駄だろう。幹事長室は候補者の当選の確率に応じて、選挙応援を行うべきである。オンブに抱っこのような候補者は議員として国会に戻って貰う必要はないだろう。

そもそも参議院議員というもの、一旦当選すると6年間、優雅な議員生活が味わえる。ここがぬるま湯生活に浸る罠なのだろう。完全にふんどしが緩むのだ。小沢の言葉ではないが、支持団体に頼るだけでは駄目で、日々有権者の声を聞き、自らどのくらい有権者と接したかが、6年後に問われるのである。

6年間は充分長い、地盤を固める時間と身分は与えられていたのだ。今さら、党や内閣にグタグタ言う暇があるのなら、自分の選挙運動にまっしぐら突撃すべきである。変えて欲しいとほざく議員は誰を望むのだろう?前原か?岡田か?消費税の菅か?(笑)余計負けるよ!

しかし、それにしても鳩山内閣が参議院選出馬の候補者の足を引っ張っている状況は客観的に事実であろう。(笑)理念が「友愛」であるとしてもだ、あれだけウロチョロキョロキョロされたのでは、一国のリーダーとして「大丈夫か?」との不安を煽っているのは事実だろう。

有効に機能しない官房長官はじめ官邸スタッフと前原や岡田のような閣僚を抱え苦戦しているのは判るが、すべて自らの組閣であり、スタッフの選択だったのだから、自業自得である。

ここから先、鳩山に日米同盟の戦略があるとしても、それは自ら動く戦略ではなく、国民が米軍基地に拒否反応を示す「応援団戦略」であったり、「米軍の抑止力」「米軍は本当に日本を守るのか」と云う議論の噴出に頼ると云う「他力本願戦略」でしかないのだろう。

此処まで米国の罠に掛かり、グリグリと壁に背中を抑え込まれた内閣を助ける術はないだろう。おそらく腰抜け岡田外相のはじめのボタンの掛け違いが、鳩山内閣の脅しに弱い体質を見抜かれたのだろう。何とも馬鹿な大臣を選択したものだ。 腰抜けと云うよりも、脅しに弱い内閣と読まれた時点ですべて決していたのだ。

この内閣で米国と対等に渡り合う事はもう無理だろう。誰が助けても無理だ。鳩山が厳しい人間でないと敵に読まれたのだから、もう無理だ。小沢が助け船を今さら出しても意味はない。骨折り損である。当然小沢が助け船など出すはずもない。

しかし、それでも鳩山と小沢には一定の信頼は残っている。だから、このまま参議院選に向かって突撃するのだ。小沢はマスメディアの予想を覆してでも、連立過半数確保に向かって努力すると発言している。これだけの逆風でも選挙の陣頭で意気上がる。まことに強かだ、こう云う人物に日本を当分任せてみたいものだ。

ただ、日刊ゲンダイさんが主張するように、参議院選前ではないだろう。参議院選後の状況で動くと云うのが妥当な見方だ。


≪ 普天間移設:民主も首相批判噴出 小沢氏沈黙、助け舟なし
 米軍普天間飛行場の移設問題で迷走を繰り返し事実上、現行案に回帰した鳩山由紀夫首相に民主党内からも批判が噴出している。鳩山内閣の支持率低迷 が夏の参院選候補者を直撃し、首相の退陣を期待する声も漏れ始めた。社民党の反対に揺れる政府に助け舟を出すこともなく沈黙を守る小沢一郎幹事長の姿勢が首相を突き放していると受け取られ、首相批判に歯止めがかからなくなっている。
 普天間問題をめぐり最近の小沢氏は24日の会見で「代表(の発言)と党の公約は基本的に同じ」と苦言を呈したほかは表だった言動を控えている。周辺には「社民党との連立維持は不可欠だ。政府は何をフラフラしているのか」といら立ちも見せているが、一方で党幹部に「普天間問題は政府に任せるように」 と深入りを避けるよう指示。側近は「小沢氏は首相との連絡もとっていないはず」と言う。
 本来、党内への抑えになるはずの小沢氏が政府と距離を置いていることで、党内に募る首相への不満が表面化。輿石東参院議員会長が26日の議員総会 で「国民にマイナスの面しか見えてこない」と批判し、27日に開かれた参院民主党の会合では改選を迎える議員から「一刻も早く何とかしてほしい」と暗に退 陣を求める声も出た。 ここで日米合意を見送れば、「5月末決着」を公言してきた鳩山首相の責任論は避けられない。それでも輿石氏らの発言や署名活動に沈黙を続ける小沢氏の側近議員からは「鳩山内閣は完全に統治能力を失っている」とあからさまな批判も飛び出し、政府と党側の相互不信も高まっている。【高山祐、念佛明奈】(毎日新聞)≫


≪「選挙戦えない!」民主の参院改選組から悲鳴
 26日の民主党参院議員総会で、参院選を目前にしながら鳩山内閣の支持率低迷など逆風にあえぐ改選議員から、「このままでは選挙を戦えない」といった「悲鳴」が続出した。
 総会では冒頭、自らも改選となる輿石東議員会長が、「国民には(鳩山政権の)マイナスの部分しか見えてこない。『このまま参院選でいいのか』という意見ももらっている」と危機感を表明。これを機にせきを切ったように執行部批判が相次いだ。
 小林正夫氏は沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題に関し、「結局、(移設先が名護市)辺野古に戻り、『自民党の案が正しかったのではないか』『鳩山首相は駄目だ』という声が圧倒的に多い。党にはもっと危機感を持ってもらいたい」と訴えた。藤末健三氏は「企業・団体献金禁止の法改正を今国会でやるべきだ。やらなければ、持たない」と強調した。
 桜井充政策審議会長も総会後、記者団に「首相という立場で発言するのだから、言葉の重みを理解いただきたい」と述べ、普天間問題などでの首相の迷走ぶりに苦言を呈した。
 非改選の平田健二参院国会対策委員長はその後の記者会見で、「街頭で『民主党です』と言って演説するのは、なかなかつらいのではないか」と「改選組」の心情を代弁した。(2010年5月27日15時52分 読売新聞)≫


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