世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

小沢一郎を最も知るジャーナリスト渡辺乾介が語る真実

2010年12月20日 | 日記
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小沢一郎を最も知るジャーナリスト渡辺乾介が語る真実


岩上安身氏の幻のジャーナリスト・渡辺乾介インタビューは圧巻だった。何と持病を持つ渡辺氏が3時間にわたり、岩上氏を相手に、小沢一郎の政治史を語った。

ここで筆者が稚拙な解説分で、渡辺氏の真のジャーナリスト魂に裏打ちされた訥々とした語り口のニアンスを汚す事は出来ない。渡辺氏の発言すべてを肯定するものではないが、小沢一郎の今後の政治的方向性を随所にちりばめた訥々とした語り口は貴重だ。

最も印象的だったことは、小沢一郎が国民の為に行う政治にとって、その政治理念が最重要であり、その実現には政権が必要であり、結果的に政権のとれる政党づくりに励むことになる。しかし、国民の為になる政治理念の実現の為なら、政党はどこでも良いのだと云うニアンスは記憶にとどめておくことにしたい。

逆に言うなら、小沢は小沢の政治理念が実現する為になら何でもする覚悟の出来た政治家だと云う事だ。場合によると、その政治理念の実現が他の政治家によって為されても是とする考えもあると云うことだ。

このような政治家は、政治家連中も怖がるし、官僚も怖がるし、日本の支配層も怖がるし、宗主国米国も怖がる。怖がると同時に疎ましいわけで、常に小沢一郎は嫌われ「排除」の圧力がかかるのは当然の成り行きみたいな部分がある。

ここまで信念で生きる政治家は、たしかに何らかの利権で生きる政治家にとって、小沢との並走は苦痛になるのだろう。非凡を嫌うのが常人の常であり、距離を置いて眺める分には構わないが、小沢一郎に接近すると政治家の性(さが)のような広い意味の利権が遠のく。これは平均的政治家にとって苦痛があるのは事実だろう。それを知っていながら、妥協しない小沢一郎と云う男は、何と云う男なのか。今夜はあらためて、小沢一郎を再認識した。

筆者は政治家でなくて良かった(笑)おそらく、小沢一郎に最後までついてゆく前に、何らかの誘惑的利権に眼球が濁ったことだろう。

渡辺乾介(政治ジャーナリスト):
1943年新潟県生まれ、上智大学文学部新聞学科中退、左翼活動家でもあった。記者クラブに属さない在野ジャーナリスト集団のボス的存在でもあり、様々な中傷もあったが、大手メディアが流したデマが主流の話のようだ。
1993年週刊ポストの政治関連記事のキャップ的存在、心臓と脳内出血で倒れ、養生、回復。著書『首相官邸』、『還流』、『あの人 ひとつの小沢一郎論』、『小沢一郎 嫌われる伝説』など。「ケニー鍋島」のペンネームで『永田町仰天日記』や政治漫画『票田のトラクター』の原作も手掛ける。 VIMEO:IWAKAMIYASUMI対「渡辺乾介」インタビュー是非、視聴なさることをお勧めして、今夜のコラムに代えさせていただく。


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