世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

ハンドルを失ったマスメディアの暴走、エンジンは青息吐息で動いている

2010年09月06日 | 日記

人気ブログランキング 
ブログセンター・ ニュースと時事


ハンドルを失ったマスメディアの暴走、エンジンは青息吐息で動いている

いまさら右にも左にもハンドルを切れなくなった日本のマスメディアはひたすら反小沢路線で走り切り、小沢一郎政権の下で既得権益を一枚一枚剥がされて行くことになるのだろう。

勿論、言論の自由・報道の自由・取材の自由は遵守されるので、記者クラブ廃止後、報道の世界で生きる道を模索しておいた方が賢明だ。記者クラブ所属組織の提供する情報資料を失った君達がどんな取材能力を発揮するか、今から愉しみである。

小沢一郎はテレビに出演し、君達によって覆われた黒いベールを自らの誠実さとリーダーとしての実力で一枚一枚剥がしにかかっている。菅直人は前日の失敗を修正して当日に臨み、再び小沢の新たな切り口に翻弄される日々が続く。ついには、菅陣営は参議院選における自民党消費税と同じ戦術を繰り出し、小沢一郎の主張に対し“抱きつき戦術”を繰り出すに至っている。

民主党の中では既に雌雄は決している。筆者の予想通り小沢一郎の勝ちである。以下に引用する朝日新聞の世論調査の結果を見ても、実は小沢一郎が勝利する数値を読み解く事も可能なのだ。

この世論調査に参加したと思われる人々の40%は選挙に行かない人々だ。残りの人々において、民主党支持率は20%なのだ。これを前提に、小沢と菅の支持率を見る必要がある。自民党支持者にしてみると、自民党案丸のみでも法案を通したい菅直人の方が与しやすいわけで、殆どの野党支持者は菅直人支持に回る。このような論法で朝日新聞の世論調査を分析すると、実は小沢一郎の17%は勝利の支持率なのである。

筆者のこのような分析を阻止する為に、朝日新聞は「民主支持層では73%対20%と全体よりさらに差が広がる。代表選の投票権を持つのは党の国会議員、地方議員、党員・サポーターだけだが、こうした民意が投票にどのように影響するか注目される。」と 注釈をつけている。これはプロパガンダ調査数値が如何に現実離れしているかを糊塗する為の、明らかな捏造部分である。

小沢の勝利は確定しているのだがマスメディアの連中にとって、小沢逆転の数値を出すことは、今までの自分達の論調が間違っていましたと告白するようなもので、彼らにそれは許されないのだから、こういう数値を出さざるを得ないのである。何とも憐れなサラリーマン・ジャーナリストと言う事だ。

今回の民主党代表選の結果は、概ねネット世論調査の数値に近い結果が出るだろう。勿論、現政権とのしがらみから抜け出せない議員もいるので、70:30という極端な数値は出ない。60:40で小沢が勝つと云うのが妥当なところだろう。永田町では、小沢政権を睨んだ動きが既に加速している。到底菅直人が勝利する目はゼロだ。あるとすれば、不正選挙だろうが、そう簡単にそれは行えない。


≪「首相は菅氏」65%、小沢氏17% 朝日新聞世論調査
 朝日新聞社が4、5の両日実施した民主党代表選に関する全国世論調査(電話)によると、菅直人首相と小沢一郎前幹事長のどちらが首相にふさわしいかで、 菅氏を挙げた人は65%と、小沢氏の17%を大きく上回った。小沢氏の今回の立候補に「納得できない」が7割以上に達しており、支持が広がらない背景になっているようだ。
 どちらが首相にふさわしいかの菅氏と小沢氏の割合は、性別や年代による違いがあまりなく、菅氏が広く支持されている。民主支持層では73%対20%と全体よりさらに差が広がる。代表選の投票権を持つのは党の国会議員、地方議員、党員・サポーターだけだが、こうした民意が投票にどのように影響するか注目さ れる。
 小沢氏の出馬に納得できるかどうかの質問は、今年6月に同氏が自らの政治資金問題で幹事長を辞任したことを紹介したうえで尋ねた。「納得できる」18% に対し、「納得できない」は75%と圧倒。「政治とカネ」の問題に絡む不信感の強さがうかがえる。
 昨年の衆院選マニフェストに対する両氏の姿勢の違いについて、どちらを支持するかを尋ねると、「実現困難な場合は修正する」とする菅氏への支持が 63%、「約束したことは実行する」との立場の小沢氏を支持するのは24%だった。公約順守を強調する小沢氏の姿勢は、有権者にはあまり受け入れられていない。
 個別の政策や資質などの面で、どちらが期待できるかを5項目聞いた。  「官僚に頼った政治を改める」では菅氏56%、小沢氏23%、「政治の進め方の面」では菅氏50%、小沢氏29%と、菅氏が大きくリード。「景気・雇用 対策」で菅氏44%、小沢氏34%、「米軍普天間飛行場の移設問題」で菅氏37%、小沢氏30%と、この二つでも菅氏が上回った。
 唯一、小沢氏が菅氏を上回ったのは「実行力の面」で、菅氏34%に対し小沢氏が49%だった。  これらの質問で菅氏の方が期待できると答えた人は、8~9割が菅氏の方が首相にふさわしいと答えている。一方、これらで小沢氏の方が期待できるとした人では、首相に小沢氏がふさわしいとの答えが3~4割台にとどまる。  菅内閣の支持率は49%(前回8月7、8日調査では37%)、不支持率は30%(同43%)と、支持が大きく伸びて支持不支持が逆転した。(朝日新聞) ≫


ランキング応援に感謝いたします!
人気ブログランキング 
ブログセンター・ ニュースと時事

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「小沢vs菅」の対決は「ネッ... | トップ | NHK・大越健介と報ステ・古舘... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事