世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

「金・金・金!喚問・喚問・喚問!」朝日は念仏を唱えている(笑)

2010年10月26日 | 日記

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「金・金・金!喚問・喚問・喚問!」朝日は念仏を唱えている(笑)


案の定、マスメディアが衆議院補選は「政治とカネ」で民主党は敗れた、と言い募っているがまったくのお門違いだろう。

朝日、毎日、時事が「金・金・金、喚問・喚問・喚問」と紙面を賑わしている姿は、怒りを通り過ぎ、ひたすら滑稽な感がぬぐえない。ここで手を緩めて、小沢復権の目が出てきたら、俺達が死ぬ。その醜い己の姿を彼等は見る鏡すら持っていない。憐れなものである。

検察がどのような方法で生き抜くか、未だ処方箋が見えていないが、彼等はあくまで行政の一部、特捜部の解体が起こったとしても、検察組織が消えることはないし、検事達が路頭に迷う心配は皆無だ。

しかし、朝日新聞、毎日新聞と云うただの私企業の存続は何一つ保証されていない。産経や読売の方が生き残り易い皮肉がある。隷米の権化読売新聞はあれで良いのだ。右翼系の産経もあれで良いのだ。そう云うメディアとしての生き残りの道があるし、そもそも紙面の全体が粗製乱造でも、それが期待されていないのだから、良いじゃないか。(笑)

ところが朝日新聞となると、話は俄然違ってくる。読者は朝日の記事へ厳しいクオリティーを要求している。筆者のような、朝日新聞の読者離れした男までが、朝日の記事には「目くじらを立て、突っ込み」を入れるのを趣味にする。リベラルな振りをしていた「似非親中派」が危急存亡の時を迎え、猛然と実は「隷米なんです」と本性を現したのだから、産経、読売とは訳が違う。

本来の大本営発表御用新聞に戻っただけだが、小沢一郎によるマスメディア改革で最も被害が甚大なのが朝日新聞なのだ。 「本来の姿に戻っただけです」と告白も出来ず。我武者羅に「変節なんて、皆で渡れば気づかれまい」と勢いで頑張るのだが、一般的には朝日は変わったと思われる。だから、船橋がCIAエージェントに違いない。次期駐米大使を約束されている、という噂になるのである。

こうなると、読売と朝日の読者層の差別化が出来なくなり、クオリティーを要求される朝日新聞が不利になる。読売新聞は粗雑な記事を書いても許される(笑)しかし、朝日は許して貰えない。経営上の生き残りが課題に浮上している。不動産で食べて行くといっても容易ではない。希望退職を募れば、優秀な記者ほど手を上げたようだ。残ったのは事務方の人間だけ?勿論星浩は居残り組だ!

政治以外の分野で何処まで質を高められるか?朝日新聞がどれ程検察や霞が関に忠実であっても、彼等は朝日新聞に投資する筈もないし、助けられる手立ても限定的だ。突然、倒産を宣言するのは朝日新聞ではないか?と筆者は考えている。

ところで、鈴木宗男氏の「ムネオ日記」は常に注目して読んでいるが、昨日25日が癌治療の為緊急入院直前に書いてくれた日記なので、敢えて引用する。しかし、衆議院補選で正鵠を得た事実も書いてあるので、ご一読いただきたい。

 ≪ ムネオ日記 
22日夜、かねてから大変お世話になっている佐々木ベジさんが私の激励夕食会を開いてくださった。ごくごく親しい人を呼んでの心温まる会であった。
 特に感激したのは、佐々木会長のお母さんが出席してくださり「鈴木さん、あなたがカムバックするまでワシは死なないで待っていますから頑張ってください」と私の手を握って、心のこもった優しい言葉をかけていただいたことである。88歳、矍鑠(かくしゃく)とした何とも言えぬ凛としたお姿に、同席した村上正邦先生も、亀井静香先生はじめ皆さんが、私同様に感動を覚えていた。
 「困ったときの友人が真の友人」とよく言われるが、佐々木会長のお母さんからのこの一言は、私に新しい勇気と生きることの大切さを教えてもらった気がした。世の中の市井、普通の人の中に偉大な立派な人がいるものである。忘れてはいけない節度や道義を重んじ、失ってはいけない尊い心を持った人がいた。佐々木会長の母上様に心から感謝したい。
昨日行われた北海道5区補欠選挙で、自民党候補が民主党候補を破り当選した。私から見れば負けるべくして負けた選挙である。 民主党本部から岡田幹事長が道内入りして、何の指示、アドバイスがあったか見えてこない。選挙の最高責任者は幹事長である。適切な、タイムリーな戦術、 戦略を考えなくてはいけない。空回りの選挙であった。
 また、注目された選挙でありながら投票率が前回より23%も低い53.48%(前回76.32%)で、これも自民党候補には有利になった。投票率が上がらなかった最大の理由は、昨年8月30日、小泉政権以降の新自由主義政策による、弱肉強食、都会と地方、一握りの富める人と圧倒的弱者、格差の広がった政治に「ノー」を突きつけ、民主党に期待したが、1年経っても何も変わらない、改革しようとしない、今の政治、菅内閣に対し「ノー」といったものと私は受け止める。
 更には、北海道内において民主、自民に次ぐ、圧倒的第3党である「新党大地」を民主・中前候補選対は重きを置かなかった。私が表に出られなくても、浅野貴博代議士はじめ、新党大地関係者を大いに使うべきなのに、疎外された感じだった。北海道5区では、いつの選挙でも3万票以上獲得しているこの実績を評価しないのでは、話にならなかった。
 北海道の有力マスコミ関係者から「鈴木さんがいなかったのは痛かった。自民党の政治とカネの話に民主党は真っ向から反論しなかった。鈴木さんがいれば流れは変えられた」と言われる。選挙は結果がすべてだが、今回の選挙を民主党はしっかり教訓として受け止め、先につなげるべきである。
 都内の病院に入院し、明日の手術に備える。7年前、胃がんの手術でお世話になった先生が担当してくださるので精神的に安心である。(ムネオ日記:鈴木宗男) ≫


おそらく、小沢、鳩山、鈴木の3人が必死こいて、あのパッとしない民主党元官僚候補を応援すれば、勝てた可能性はある。無論、小沢ならあんな面相の候補者を選ばなかったろうが、それでも勝てたと思う。鈴木宗男の北海道における力は尋常ではないのだ。鳩山由紀夫の力もそれなりで、十二分に勝利の道はあっただろう。

しかし、菅直人は見捨てたのである。参議院選のあれだけの大惨敗、代表選の八百長の勝利だけが唯一の菅の勝利。それが判っているから、補選で勝てるわけがないと、端からあきらめていたのだ。こんな代表で、真面目にオマエら民主党議員よ、生き永らえると思っているのかね?足し算引き算が判らん検察審査会事務局と同レベルだよな。(笑)

マスメディアは「政治とカネ」で補選勝利の自民党など野党が勢いづき、小沢一郎の証人喚問を強く要求、補正予算審議に影響を及ぼすのは必定。流石の岡田幹事長も近く小沢と会い、執行部の考えを伝える見通しだと報道しているが、岡田にそんな器量はあるのかね?考えじゃなく、泣きつきに行くと云う事だろう。(笑)菅も仙谷も、怖くて小沢に近づく気はさらさらない。岡田だって嫌だけど、鉢呂と一緒なら仕方ないと云うムードに追い込めれているのだろう。

 しかし、マスメディアの報道とは異なるが、小沢の読みは「俺に誰が鈴をつける勇気があるんだ。菅だろうが、岡田だろうが、谷垣だろうが、俺に鈴をつけに来る勇気のある奴が居たら、来ればいい。」「特捜検察でもつけられなかった鈴を、オマエらが俺につけるつもりか?」

今の小沢一郎は燃えたぎっている。接近して火傷どころか政治生命を失う覚悟で行くんだな、岡田君。今や、小沢一郎は言葉とは裏腹に、闘う小沢であり、もう裏切りは金輪際許さぬ腹積もりなのだよ。岡田が行くなら「小沢さん、この政局を乗り切るのはどうしたら良いのでしょう?」が言葉に出来る最大限の勇気。

政倫審委員の議決での招致などしたら、民主党分裂なのだ。 しかし、野党自民党とて、今民主党に分裂でもされたら大混乱だ。自民党も分裂する。みんなの党も危なくなる。公明党も一枚岩ではない、池田の影響が消えつつある。そうなると、大混乱政局で力を発揮するのは、様々な思惑を含む人脈を多く抱えた政治家の勝ちである。

谷垣も山口も菅も謂わば代打の代打のような政治家、とても小沢や亀井や森には敵わないのは自分達が良く知っている。ただ、今の状況を長く続け、政権の弱味を握っている野党有利の政治状況がありがたいわけで、それに決着をつけたら、有利な材料出尽くし、株価と同じで二番底三番底を見るだけのことである。

マスメディアはその点でも、またまた嘘を解説している。 補正予算の法案を強行で提出すれば良いだけの事だ。おそらく小沢一郎は岡田が意見を聞きに来たら「出せば通る法案を出さない意味が判らん」とだけ言うだろう。そして「首相や官房長官に言っておけ。俺を生贄にする気か!」「俺はむざむざ生贄にはならんぞ。国民の為に生贄になべき政治家はごまんと居る」「岡田君、君もその一人になりたいのかね?」(笑)



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