世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

菅政権外交では日本は立ちゆかない!中露からまで舐められ出した

2010年10月02日 | 日記

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菅政権外交では日本は立ちゆかない!中露からまで舐められ出した

菅政権では、もう日本は立ちゆかない。昨日の所信表明演説で特に論評するほどのものはない。対中国外交に対し「および腰」になっていないと強弁した部分が目についた。

あと目立つのはキャッチコピーの連鎖、「先送り一掃宣言」、「有言実行内閣」、「経済成長」、「財政健全化」、「社会保障改革」、「政策の国会」「新しい公共」、「新成長戦略実現会議」、「3段構え」、「元気な日本復活特別枠」、「歴史の分水嶺」、「日米同盟深化」、「東アジア共同体構想の実現」、「カネのかからないクリーンな政治の実現」、「熟議の国会」等々、なんとも思いつくままに耳触りの良い言葉を口走っていた。

ただ、良く読んでいくと、自由党時代の小沢一郎の政策を相当程度パクっているのが面白い。或る意味で、具体的政治理念や政策を大綱的に語っているのが、民主党内では小沢一郎だけなのだから、パクらざるを得ないのかもしれない。菅民主党としては「クリーンとオープン」「税制改革」を除いて、小沢一郎化させるのが菅直人の政治路線だと表明したような感想にもなる。

菅直人は自らの退陣を予期しているとは思わないが、結果的に小沢に大政奉還しても、それほど違和感のない所信表明をしたともいえる。(笑)

FNNによると、菅内閣の支持率は48.5%と、支持しないは34.8%だった。実は毎週支持率調査を他のマスメディアもしているのだが、FNNの数値よりも大幅に菅内閣は支持率を落としているらしく、発表を控えている。

筆者の耳に入ったところでは、支持率は40%ギリギリとなり、不支持が45%近くになっているらしい。出来たら、ASEMで日中首脳会談が行われ、友好が確認された段階の数値を「世論調査」の数値にしたいと願っているようだ。

何としても、小沢政権を阻止すべく、代表選では菅直人を赤裸々に擁護支援したマスメディアは菅直人と死なば諸共状態にある。菅内閣の「ぽてんヒット」を待ち望んでいるのがマスメディアの現在の状況だが、望むべくもない。(笑)

臨時国会が本格的に開くと、外交の弱腰、国会運営の弱腰で、国民は無惨で憐れな首相の姿を再び見ることになるだろう。どうして民主党はこんな男を代表にしているのだ?正常な国民は、民主党支持者に限らず訝しく思うに違いない。

今回の菅の所信表明は国内世論と国会対策を念頭に入れた発言だが、「…近年、中国の台頭については著しいものがありますが、透明性を欠いた国防力の強化や、インド洋から東シナ海に至る海洋活動の活発化には懸念を有しています。閣諸島は、歴史的にも国際法的にもわが国固有の領土であり、領土問題は存在しません。先般の事件は、わが国の国内法にのっとり粛々と処理したものです。中国には、国際社会の責任ある一員として、適切な役割と言動を期待します。…」の部分だろう。中国首脳が菅の発言をどのように受けとめ、ASEMに臨むか?細野豪志君の努力が一層報われるかどうか不透明だ。

中露は9月27日に中国の胡錦濤国家主席とロシアのメドベージェフ大統領が北京で「第2次大戦終結65周年に関する共同声明」に署名した。「大戦の歴史を捏造し、ナチス・ドイツやその同盟者を英雄視する試みを非難する」内容で、両国の戦後の歴史認識を正当化している。つまり、東シナ海の領有権であり、北方四島の領有権を主張している。勿論、他地域における中ロの領有権問題も含まれている。

今の米国の能力は中国の存在なしに語ることは、相当無謀だ。少なくとも経済分野において、その相互依存度は日本より増してきている。日本の経済も中国を無視して成立させるのは困難だ。この辺を我々国民は好き嫌いとは異なる観点で、物事を観る必要があるのだと思う。無駄なナショナリズム魂を発揮する時期ではない。

菅直人の大欠点は、自分の基本的考えがないことだ。野党の代表程度なら、対処療法の上手さで生き永らえたろうが、一国の政権をリードすることは、完璧に不可能だ。考えなしに、今日はコッチ明日はコッチ、と思うから前原等と云うイカサマ野郎に引っかき回されるのだ。

菅直人にとっても前原は獅子身中の虫、民主党にとっても同じ、日本の政治にとっても同じ。何処に行っても獅子身中の虫、害虫なのである。

ところで、この噂の前原だが、会見で「島嶼部に限らず、日本有事の時に、日本の自前の組織が守るのは当たり前のこと。いきなり警察も海保も自衛隊もなしに、日米安保に頼ることはありえない。一義的に自衛隊が対応するのは当たり前のこと」つまり、米軍は領土問題に直接関与することはない。日米安保の適用範囲だからといって、米軍が参戦するわけでない。領土問題は二国間の問題で、米国は関与しない。米国は、外交的には中立のまま。もちろん軍事的には加勢しないし、兵も出さない。しかし「安保は適用される」だから、安保の抑止力に貢献する米軍に「思いやり予算」は増額してねと言われただけで、前原は御用聞きに行っただけだ。

2005年の「日米同盟:未来のための変革と再編」でも、米軍が日本の領土を守るとは書いていない。周辺事態を抑止し、その軍事行動を出来る限り支援する趣旨。出来る限りだから、しなくても良いと云う事。だけど、米軍基地維持費は沢山寄こせと言っているのだ。

バカバカしい、これを持って何処が同盟なんだ!日米同盟礼賛者ども、オマエら米国のスパイだよ! 流石に菅直人も前原・岡田のような米国スパイではないから、隷米にも徹することも出来ない。しかし、前原がいる限り中国との関係を旨い事軌道に乗せる事も出来そうもない。韓国までが半分弱腰外交をせせら笑っている。

挙句にロシアが牙を見せ、菅政権に大きな揺さぶりを掛けようとしている。 何と、北方四島訪問を見合わせたメドベージェフ大統領が11月横浜で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の前後に北方領土を訪問する方向で調整に入ったらしい。

ロシア政府筋によると、訪日を前後して北方領土訪問が最も適切と考えていると、大きく揺さぶりを掛けてきている。おそらく、前原がキャンキャンと鳴きだすのだろう。水に落ちた犬同然の菅政権、何をしても怖くはない。ずぶ濡れの犬の頭を棍棒で叩いてやれ。これが外交の実際だ。

クリントンおばさんに良いようにあしらわれる前原等を外相にしたのが運の尽きだろう。 菅直人は外交でお先真っ暗、外交の出来ない政権は国家を守れない。オマエさんは県知事じゃないんだよ、内閣総理大臣だよ。判ってる?頭で判っていても、中身がついてこないのだろう。何といっても、無いものはないのだから。これ以上恥をかかない為に、小沢一郎さんに政権を奉還しなさい。厚労省の大臣ポストくらい確保するからさ!


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