言語分析未来予測

上石高生
言葉の分析からの予測です。分析の正しさは未来に答えが出ます。分析予測は検証可能でなければなりません。

「弁護活動の失敗」とは言い過ぎではないか

2008年04月24日 06時52分34秒 | 事件
「極めて不当な判決」母子殺害事件被告の弁護団が会見(読売新聞) - goo ニュース
母子殺害に死刑 「不当判決で厳罰化加速」弁護団が批判(朝日新聞) - goo ニュース
 「弁護活動の失敗」について、評論家や識者などから記事が寄せられている。中には、「被告への判決ではなく、弁護団を裁いたものだ」などとの記事もあるようだ。

 現在の日本の裁判で、法廷戦術などがあるとはとうてい思えない。
 差し戻された審理で、方法を変えたのは事実だろうが、弁護団は被告の精神年齢の低さを重要視したに過ぎない。しかしそれはこの9年という歳月にして、27歳という被告を見るに付け、あまりにも非現実な主張であった。

 弁護団は被告との関わりにおいて、厳しい自己反省すら促すこともできなかったのであれば、それは多数の弁護団としても被告にはよい影響とはならなかったということであるが、しかしそれも被告個人に、この9年間という猶予された時間の中で、必要であった人間性が育たなかったということであり、つまりそれは裁判長にとっては悪質が保たれたままの印象であったということなのであろう。

 行いについてのみしか裁くことのできない現代的な法は、社会も個人の肩代わりができない、という個人主義であり、裁判員制度では、それがいっそう鮮明となるだろう。
 被告の考えと行動のみに焦点を絞ることで、より厳しい判決となるのは必至である。「社会が悪い」や、「前例では」などとの裁判官の言い様が、どれほど通じるかは、あくまでも未知数だ。
 「赤子は0.5カウント」などという青学准教授などの暴言は、大きな反発を招くだけである。

【光市母子殺害】被害者複数なら「原則」死刑適用のスタンス―裁判員制度に大きく影響(産経新聞) - Yahoo!ニュース
痛いニュース(ノ∀`):【青学准教授】 光市母子殺害事件の「被害者は1.5人」赤子は0.5カウント

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