言語分析未来予測

上石高生
言葉の分析からの予測です。分析の正しさは未来に答えが出ます。分析予測は検証可能でなければなりません。

ねじれさすのは、その時の政権が問題であるから

2010年07月27日 05時01分09秒 | 批評
 ねじれ国会では、メディアはどうして自民党の苦労話を書かないのだろう? わざと避けているように見える。
 私は自民党支持ではないが、どうしても自公政権でのねじれ国会事情を書かずにはいられない。


仙谷氏「だれが首相でも、6年間ねじれ変わらない」
2010/07/26 18:26


 安倍首相から国会がねじれ、その責任を一番痛感してか、それ以来、体調が悪化して辞任した。ねじれで苦労したのは、その次の福田首相だった。

福田首相辞任表明
2008年09月02日 12時11分26秒 | 政治
 民主党小沢代表に対して言いたいことは?
 ねじれ国会で苦労させられた。話し合いをしたい、としても受付けてもらえなかった。与党の出す法案にはには真っ向反対で聞く耳持たずということは何回もあった。国のためにどうしたらいいかということを虚心坦懐、胸襟を開いて話し合いをする機会がもっとあったらよかった、ということを申し上げたい。


 首相としてねじれ国会を体験し、そのぼやきは辞任会見まで続いた。
 それを受けての自民党の総裁選では、ねじれを意識しての一院国会、参院無用論を公約にした政治家もいたほどだ。


2008年、自民党総裁選、小池百合子氏
<< 作成日時 : 2008/09/13 00:24 >>
 「将来一院の国会を目指します」は、現在の衆参ねじれ情況の打開か牽制の意味があるのだろう。現実的には、衆院ねじれでも、与野党に成熟した政党政治があれば、国会はそれなりに機能するはずだ。それができない現在とは、まだまだ未熟な政治家の集団であることを反省すべきではないか。
 もしも一院制にでもなれば、与党の独裁ともなりかねない。ご都合主義の政治は危険でしかない。


 このときは自民党に自重してもらいたいために、「与野党に成熟した政党政治があれば、国会はそれなりに機能するはずだ」と書いた。まだ衆院の3分の2が使えたからだ。
 しかし現状況ではそんな優位もなくなったのである。
 今、冷静になれば、2年前の民主党の国会対応は対立軸ばかりを強調していて、とても成熟した政治的対応を取っていた、などとは誰だって言えないはずだ。

 菅直人首相の参院選で、またもねじれた国会であるのだが、民主党は少しでも大人になったのであろうか? 満1歳を迎える政権が、少し大人な政治的対応をみせるのだろうか?

 一貫してない政治家の態度は以下の通り。


ねじれ国会へ 袋小路の政権、苦肉の全方位外交
2010/07/27 00:36
 野党の出方次第では政府提出の法案は1本も成立しないためで、かつて小沢一郎民主党前幹事長が進めた同党と自民党の大連立を批判した仙谷由人官房長官からも「(大連立)もあり得る」との発言が飛び出すありさま。
 また、仙谷氏は「大連立であれ部分連合であれ、政治の手法として間違っているとは思わない」と指摘。その後の記者会見でも「重要法案が決まらないことを避けるために、そういうこと(大連立)もあり得るのかなという気がする」と述べたが、具体的な連立相手には言及しなかった。
 同じく3年前に「大連立は有権者への裏切り」と非難した枝野幸男幹事長も26日の記者会見で「参院選の民意を踏まえれば、参院の過半数の賛同を得られるよう努力するのが私たちに課せられた役割」と述べ、慎重な発言に終始した。


 政治手法のためなら主義も曲げる。今までの主義が、どれほど硬直的だったかを思い知っただろう。それが社会主義だ。
 そして変な政治家が一人。現在、Googl 検索第1位だ。


社民党に打撃 社民・民主の距離拡大へ 辻元氏離党意向
2010.7.27 01:24
 米軍普天間飛行場の移設問題で、民主党と対立した際は、党幹部に「政権にとどまるからさまざまな政策が実行できる」と一貫して自重を求めた。


 かつては、「国会議員って言うのは、国民の生命と財産を守るといわれてるけど、私はそんなつもりでなってへん。私は国家の枠をいかに崩壊させるかっていう役割の、“国壊議員”や!」と言っていた人物が、権力に味を占めると、これもまた様変わりだ。結局は民主党入りで閣僚を目指すのだろうが、そんな簡単にいくのかな? それにしても離党騒ぎといい、とても子供っぽく見える。目の前のごちそうに、落ち尽きなく気が変わりやすい、そんな欲求や気分で政治をしているように見える。そんな政治家に支持者がいることがまた信じられない。

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