言語分析未来予測

上石高生
言葉の分析からの予測です。分析の正しさは未来に答えが出ます。分析予測は検証可能でなければなりません。

ジュセリーノ予言の原型

2008年05月25日 01時21分48秒 | 反占
ジュセリーノ予言
 過去、ここではジュセリーノ氏の著作についてでなく、彼を特集したテレビ番組について問題にした。

 ジュセリーノ氏とは、世界各地で発生する大事故や大災害、大事件を、何年も前に予言している、現代の予言者として紹介された。
 彼自身「私は夜眠ると、夢の中に未来のことが次々と出てくるんです」と言っているのである。
預言8
 これはダニエルの預言に酷似したことだ。
 第1章では、「……ダニエルは、神が幻と夢を通して啓示されたことをすべて解くことができた」と書かれている。第2章では、神の助けを借りて王様の夢を解き明かしている。

 夢での預言というダニエルの預言での、その相手とは「この世で最も強大な皇帝」と書かれており、時の権力者に神から告げられたその夢を明かす、というジュセリーノ氏の活動も、まったく同じである。
 「ワールド・トレード・センターを崩壊させた(2001年)9.11テロ事件をアメリカの大統領宛(1989年のブッシュ父)に予言・警告文を送っていた」ということは、テレビ番組でも紹介されていた。
 このようにジュセリーノ氏の能力と、その予言警告活動とは、紀元前に記されているダニエルの預言を真似たものであるのだ。

 第4章によると、ダニエルは、三代の王様に仕えながら、最後は帝国の分割と王家の終演を告げなければならなかった。そしてそれは成就する。
 第6章では、ライオンの穴の中に投げ込まれるという危機に陥る。もちろん神の祝福を受けているダニエルにはかすり傷もなく助け出され、逆に彼を陥れた者たちが投げ込まれるとライオンから八つ裂きにされてしまった。

 預言者は危険と隣り合わせである。

 実際、紀元前も現代でも、この中東における危機とは、戦争、によるものであり、旧約聖書のダニエルの預言に書かれたテーマも現代にして同様であると言えることだ。しかしそれも第12章で、この預言の書は封印されてしまう。

 このように黙示録であった預言の意味を真に理解した、と現代の予言者は確信しているのだろうが、自分をも救うことができない矛盾にも気付くことができないパラドックスを抱えているのであれば、ダニエルの預言の意味を知ったという理解も、単なる勘違いに過ぎないだろう。

 ジュセリーノ氏が将来、危機に陥ったとき、ライオンの口は閉じているのだろうか、それとも開いているのだろうか? 

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