言語分析未来予測

上石高生
言葉の分析からの予測です。分析の正しさは未来に答えが出ます。分析予測は検証可能でなければなりません。

まだまだ尾を引く、菅首相の消費税10%発言

2010年07月29日 06時22分57秒 | 検証
 民主党自らが参院選派の敗因を分析している。

消費税の首相発言に「唐突感」…民主が総括案
 消費税率引き上げに関する菅首相の発言が「唐突感と疑心をもって受け止められた」
 「消費税問題の説明に追われる選挙となった」
 「低所得者に対する還付方式の検討も準備と検討が希薄である印象を深め、失望感を増大させた」
 「(枝野)幹事長の『みんなの党』に関する(連携意欲)発言も波紋を広げた」
 昨年の衆院選政権公約(マニフェスト)を修正した参院選公約については「位置付けが不明確になった」、「衆院選政権公約の約束を放棄したとの誤解を生じた。(今後は)衆院選政権公約を原点とする」
(2010年7月29日03時08分 読売新聞)


 まるで「殿、ご乱心」を報告しているようではないか。
 民主党代表ともあろう方が、選挙戦術を無視して、枝野幹事長も予期しないことを、参院選中に勝手にやった、と言っているのだ。
 これらのことから首相就任時での私の不安が的中しているのではないか。

菅首相の不安な一面
<< 作成日時 : 2010/06/11 13:43 >>
 どうも思考が鮮明ではないのではないか、と疑いたくなるのだ。


 他には、このようなとんでもないものまである。

田原総一朗氏「民主党を負かしたのはマスコミ」
BLOGOS編集部 提供:BLOGOS編集部
2010年07月16日19時30分
田原:……民主党が大敗したのはメディアの責任です。今回の負けた一番の要因は、菅(直人)総理が消費税を10%にすると言った事にあります。消費税を10%にすることに対して、少なくとも朝日新聞から産經新聞までの全国紙、NHKから民放まで、反対するところはなかった。「良く言った」、「自民党はあのような事を言えなかった」、「菅は良く言った」と、どこも前向きに評価していました。逆に言うと、新聞やテレビがこぞって評価したため、菅さんは「ああ、そうか。消費税10%は世の中の常識なんだ。新聞もほめてくれたんだから、むしろ良心的な政治家だと、国民に評価される」と考え、気安く言ってしまった。
 この発言を誘発したのは、新聞であり、テレビでした。さらに突き詰めていくと、今回民主党が負けた最大の要因は、29もある一人区で8勝21敗と惨敗したことにあります。その上、二人区でも落ちてしまった。一人区のある地方は、深刻な不況なんです。数字の上では日本の景気は良いことになっている。1月~3月期のGDP成長率が+4.9%。4月、5月も良くなっている。でも、景気が良くなったと実感できるのは東京、せいぜい名古屋、大阪だけ。一人区のある地方は、深刻が続いています不況なんです。彼らからすれば、こんな不況なのになんで消費税を上げるんだと。冗談じゃない。それで惨敗した。


 菅(直人)総理が消費税を10%にすると言ったのは、ニュースメディアにおだてられたから、という理由らしい。
 日本の首相は、ニュースメディアに「菅は良く言った」とおだてられると調子に乗ってしまうのだろうか? だとしたら記者に政治が操られてしまっている、ということで菅首相は報道主導の政治を行なっていると言うことだ。不適任の何ものでもない。
 そもそも3年後の消費税増税を言いだしたのは麻生氏が首相の時で、消費税10%の公約は自民党のだった。菅首相の発言は自民党案に乗った格好だ。

 民主党の執行部が言っているように、突然、言い出した、というのが真実ではないか。
 思考に問題があるのだとすれば、外交などが心配だ。

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