プロジェクト○川

学生に本を読んでもらおうという,ただそれだけのはずでした

換算するとみえてくる、みえないものがみえてくる

2017年08月04日 | つぶやき
はい、Y太郎もピタゴラスイッチが大好きです。

さて、今朝(8/4)の日経の「きょうのことば」は、あらためて「アベノミクス」。

もちろん内閣改造がらみで取り上げたられたわけで、ちゃんと経済優先で運営するのなら支えるぞという意思表示が紙面に溢れている。

で、そこにグラフが載っていて、「アベノミクスで税収は増えた」とある。

2011年から2016年にかけて、税収は42.8、43.9、47.0、54.0、56.3、55.9と推移している(単位は兆円、そのグラフだと細かくは読めないので財務省のサイトの数字)。

グラフで見ると確かに増えているように見える。

一方、この期間のドル円レートはというと、1ドルが80、80、98、106、121、109(もちろん、単位は円)。

なので、日本の税収をドル換算すると、5350、5488、4796、5094、4653、5128(単位は億ドル)ということになる。

ふむ。

ドル換算すべきだって言いたいんじゃないですよ。物価水準はほとんど動いていないのだから、国内でのお金の価値は変わっていない。

でも、こうすると見えてくることもある。たとえば、政府が海外に、ドル換算で資金を拠出するとしたら、円換算すると負担は大きくなっているわけだ。さて、「税収は増えた」と言い切っていいのか。

もっとも、同じ理屈で「政府の借金」も減ってたりするんだけどね。
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