Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●不必要・無駄・危険な原発再稼働を許してはならない

2012年04月07日 00時00分56秒 | Weblog


東京新聞の社説(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012032702000059.html)とコラム(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012032702000065.html)。

 再稼働に向けての安全基準を決めたという。アホか!? FUKUSIMA人災で原子炉・格納容器からメルトダウンした何百トンという核燃料の回収の方法・技術、保管場所の目途が一切立っていないし、1~4号炉の燃料プール問題、特に、4号炉の危機的状況をどうするのかなど何一つ現状の確認や問題解決の糸口さへ見つかっていないのに、原発再稼働についての一体どんな安全基準を決め得るのか? ムチャクチャとしか言えない。よく恥ずかしげもなくそのような議論や、発言が出来たものである。

   『●原子力ムラの脅しに負けてはいけない
   『●議論などする気もなく、原発推進に邁進
   『●節電要請で脅して原発再開へと誤誘導
   『●足りとるやん!
   『●新聞社間の争いの背後
   『●泊原発という突破口: どうしようもない地獄への道
   『●「停電するぞ、だから原子力を止めるな」という脅しに負けるな!

 この1年余り、原子力利用の〝安全〟神話からの「解脱」を目指そうとしていたはずにもかかわらず、原子力ムラ住人による無意味な様々な〝脅し〟、ストレステストといった茶番によって、地獄の釜の蓋を再び開けようとしている。特に、ここ最近では、経済産業省枝野大臣の一人芝居・一人茶番劇は一体何なのだろうか? こんな猿芝居を見せられても、腹立たしいばかりである。こんな危険な暴走を市民は許しておいてよいのか? 「必要な原発再稼働」などあり得ない。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012032702000059.html

東電全原発停止 節電で夏を乗り切る
2012年3月27日

 東京電力の全原発が停止した。北海道電力の一基も五月に止まる。原発のない夏へと向かいつつある。尻込みなどせず、電力の需給体質を改善し、原発なしの暮らしに向かう挑戦の夏にしたい。
 世界最大の東電柏崎刈羽原発(新潟県)が停止した。「トラブル隠し」の発覚による二〇〇三年四月以来のことである。
 その時は短期間の停止で済んだ。だが今は、停止した原発の再稼働そのものが難しい状況だ。
 柏崎刈羽原発も全七基のうち、1、7号機が、再開の条件になる安全評価(ストレステスト)の一次評価を提出済みだ。しかし、福島第一原発事故収束のめどは立っていない。事故原因は国会などが調査中だ。
 柏崎市で震度6強を記録した〇七年の新潟県中越沖地震では、所内の変圧器が火災を起こし、黒煙を上げる事態になった。提出の一次評価には、計二百三十九カ所もの誤りが見つかった。国民の東電と柏崎刈羽原発への不信は、とりわけ強い
 「原発なし」でこの夏を乗り切るしかないことは、東電も恐らく承知のはずである。
 電力不足の不安は募る。東電は、ガス火力や揚水発電の増強で、昨年並みの供給力にめどを付けたという。危機回避のかぎを握るのは節電だ。昨年の夏は企業、市民を挙げての努力が実り、東電管内でピーク時に約一千万キロワット、原発十基分の節電を成し遂げた。
 企業にとって、節電はそのまま利益に変わる。多くの企業が節電体制を継続するはずである。
 この夏の電力危機を、エネルギー需給体質改善の契機ととらえたい。これまでは膨らみ続ける電力需要に合わせ、巨額の費用をつぎ込んで原発を造り続け、供給量を増やしてきた。それが私たちの経済と暮らしにとって、本当によいことだったのか。立ち止まってともに考え直すチャンスにしたい。
 もちろん、やみくもに減らせばいいというわけではない。病院や福祉施設への安定供給、企業の海外脱出回避、原発依存度が高い関西電力管内の救済策などを織り込んだ賢い電気の使い方を、供給側と消費者側が知恵を出し合って考えたい。
 電力側には一層の企業努力を求めたい。火力代替でかさむエネルギーコストを、すんなり値上げに転嫁するような消費者不在の姿勢を改め、不自然に高い燃料輸入価格の是正に動くなど、消費者への誠意を見せてほしい。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012032702000065.html

筆洗
2012年3月27日

 東京電力柏崎刈羽原発6号機が定期検査で運転を停止し、五十四基の原発のうち、動いているのは一基だけになった。原発が止まったら大変なことになる、と経済界はさんざん脅してきたが、どこかで停電が起きたわけではない▼東電管内でも、原発ゼロで今年の夏を迎える。でも、恐れる必要はない。電力不足キャンペーンが執拗(しつよう)に繰り広げられた昨年の夏を乗り切り、原発依存社会が虚構であると分かったからだ▼火力発電所の燃料コストが増えたから、電気料金を上げざるを得ないという主張も欺瞞(ぎまん)だ。液化天然ガス(LNG)の取引価格は、大きく値下がりしている。問われているのは、安く燃料を買う努力を放棄した電力会社の姿勢なのだ▼政府や電力会社は懲りずに電力需要に大きなゲタをはかせるだろうそのうそを見破ろう。ピーク時の電力を分散する知恵も絞りたい。例えば、夏の高校野球の全国大会は開催を秋にずらしたらどうだろう▼東電への追加融資の条件として、メガバンクは原発の再稼働を挙げている。今後、事故が起きた場合、自らが背負う重大な責任を自覚しているのか、大いに疑問だ▼財界や大銀行が原発の再稼働を強く主張する一方、中小企業の経営者が集まった脱原発のネットワークが、急速な広がりを見せている。自然エネルギーの自給自足を目指す地域の熱意を強く支持したい。
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