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●もんじゅ「エサ代」の無残さ: 《ナトリウムを使う原子炉の解体技術は確立されておらず》…無責任過ぎる

2016年02月17日 00時00分15秒 | Weblog


毎日新聞の記事【廃炉に3000億円…原発の数倍、機構が試算】(http://mainichi.jp/articles/20160216/k00/00m/040/127000c)。

 《もんじゅにはこれまで1兆円超がつぎこまれ、再稼働する場合も改修費など1000億円超が必要。運転を再開しても廃炉にしても、さらに巨額の費用負担が発生》。

 無残の一言だ…。原子力ムラの住人の「文殊の知恵」の結果がこのザマである。《ナトリウムを使う原子炉の解体技術は確立されておらず》…無責任にも程がある。

   『●「もんじゅ」の知恵ではなく、「絵に描いた餅」に「一日当たり五千五百万円」!
    「 『もんじゅ‐の‐ちえ〔‐チヱ〕【文殊の知恵】』: 
       文殊菩薩のような、すぐれてよい知恵。「三人寄れば―」 
       http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/220750/m0u/%E6%96%87%E6%AE%8A%E3%81%AE%E7%9F%A5%E6%81%B5/


 「閉じない環」という悪夢に期待したり、核発電再稼働・核発電輸出をもくろむアベ様らや電力会社、原子力「寄生」委員会等々の気が知れない。

   『●自公議員に投票したことの意味: 
     原発は「重要なベース電源」、さらに「もんじゅ」「核燃サイクル」継続
   『●「もんじゅ」の知恵ではなく、 
      「絵に描いた餅」に「一日当たり五千五百万円」!
   『●「原子力は血液」・・・・・・ではなく、「原子力=核」は「麻薬」
   『●「回らない核のサイクル」六ヶ所村:  
       どちらも「地獄」という二択だったのか?
   『●(悪)夢よもう一度?: こっそり「高温ガス炉」
      と呼んでいるが、それは原発であり「高温ガス原子炉」
   『●核燃サイクル=「ホワイト・エレファント… 
     私たちはいつまで、エサ代を払い続けなくてはならぬのか」?
   『●「夢の高速増殖炉」もんじゅ、「夢から覚める時が来た」
                 ……とっくに目覚めの時は過ぎている
   『●全く知恵の無い「もんじゅ」は発電もせずに、
      「年間の電力消費量は一般家庭約二万五千世帯分にも上る」
   『●核発電所は『プルトニウムをつくる装置』…
     …プルトニウムの蓄積・核兵器転用=世界は「それも」怖れている
   『●談合: 原子力「ムラ寄生」規制委員会から運営交代を
             申し付かったあの日本原子力研究開発機構


 どの道、「私たちはいつまで、エサ代を払い続けなくてはならぬのか」? その膨大なことに目がくらむし、呆然とする。無残である。

   『●核燃サイクル=「ホワイト・エレファント…
      私たちはいつまで、エサ代を払い続けなくてはならぬのか」?
    《▼さらに大きな白い象は、文殊菩薩から名をいただいた
     高速増殖原型炉「もんじゅ」だ。こちらは二十年前に深刻な事故を
     起こして以来、ほとんど動いていないのに、年に百数十億円もの
     維持費がかかる▼しかも、それほどの費用を使いながら、
     原子力機構はまともに点検すらできない。さすがに
     原子力規制委員会は、もう機構には任せられないと断を下した
     ▼そもそも十兆円を投じても先が見えぬ核燃料サイクルという
     事業自体、飛び切り大きなホワイト・エレファントだろう。
     私たちはいつまで、エサ代を払い続けなくてはならぬのか》?

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http://mainichi.jp/articles/20160216/k00/00m/040/127000c

もんじゅ
廃炉に3000億円…原発の数倍、機構が試算

毎日新聞2016年2月16日 07時30分 (最終更新 2月16日 08時32分)

     (高速増殖原型炉「もんじゅ」。左下が専用岸壁=
      福井県敦賀市で2015年10月7日、本社ヘリから三村政司撮影)

 原子力規制委員会から運営組織の交代を求められている高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、現在の運営主体の日本原子力研究開発機構が廃炉に約3000億円以上かかると試算していたことが15日、分かった。もんじゅの廃炉費用が明らかになったのは初めてで、通常の原発の数倍に上る。もんじゅにはこれまで1兆円超がつぎこまれ、再稼働する場合も改修費など1000億円超が必要運転を再開しても廃炉にしても、さらに巨額の費用負担が発生する実態が明らかになった。

 試算は2012年時点のもの。原子力機構が現在廃炉作業を進めている新型転換炉ふげんと同様の手順と仮定すると、もんじゅの廃炉には約30年間かかるとしている。費用の内訳は解体に約1300億円、使用済み核燃料の取り出しに約200億円、30年間の電気代や人件費などの維持管理費に約1500億円。使用済み燃料の中間貯蔵費用は試算に含まれるが、貯蔵施設の場所が未定のため輸送費は含まれていない。

 通常の原発の廃炉費用は、中部電力浜岡原発1、2号機(静岡県)が2基で約840億円関西電力美浜1、2号機(福井県)は2基で約680億円と試算されている。もんじゅは、燃料が発する熱を取り出す冷却材にナトリウムを使うため、水を使う一般的な原発に比べて廃炉費用も割高になる。さらにナトリウムを使う原子炉の解体技術は確立されておらず、この研究開発費も別途かかる。もんじゅを巡っては、機器点検漏れなどの不祥事を受け、規制委が昨年11月、新しい運営組織を示すよう文部科学省に勧告。今年夏ごろまでに新組織を示せない場合、抜本的に見直すことも求めた。文科省は有識者会合を設置、新たな運営主体を検討している。【斎藤広子】
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