『NNNドキュメント’14/陽炎 冤罪被害の闇』(http://www.ntv.co.jp/document/)を見た。
氷見事件(氷見冤罪事件)(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/2f8a9767110f10e6864820abb7d2ed16)の冤罪被害者のいま。
冤罪服役、出所2年後に冤罪が晴れる。警察・検察のデタラメ、そして弁護士のダメぶり。再審請求で無罪が確定しても、一切責任をとらない彼ら関係者、そして変わらない社会の眼。冤罪逮捕から7年後(2009年5月)に始めた国賠訴訟でも、何も真実は明らかにならず。人目を避けて生活する柳原浩さん、「人生の歯車は狂ったまま」。本当に冷たい社会。
怒鳴られ、拳を突出し脅された取り調べへのフラッシュバック、それによるPTSDで通院が必要な状態。なぜ故郷を離れ、東京で孤独に暮さねばならないのか? 冤罪被害を裁判で明らかにする、それだけを心の拠り所に。5年前に起こした裁判、「富山冤罪事件」(氷見事件)の裁判(富山地方裁判所)。警察と検察の全ての捜査資料の開示を求めても、黒塗りだらけ。柳原さんのアリバイを隠蔽。体液が柳原さんの血液型とは一致しなかった可能性があることを知りながら、科学捜査研究所員が警察や検察を慮って再鑑定せず、といったデタラメ。尋問の全面可視化には程遠い「2%の可視化」、抜け穴だらけの法制審の提言。
いまも続く兄・姉との深い溝。こんなデタラメな冤罪事件さえなければ・・・・・・。事件に巻き込まれて12年。陽炎、「5年に及ぶ裁判は来年3月までに判決が下される見通し」。
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【http://www.ntv.co.jp/document/、7月20日(日) 11:00~放送】
陽炎 えん罪被害の闇
55分枠
放送: 7月13日(日) 25:00~
ナレーター: あがた森魚
制作: 北日本放送
再放送: 7月20日(日)11:00~ BS日テレ
7月20日(日)18:00~ CS「日テレNEWS24」
「もう疲れたから、自殺するところを撮影してください」メールの送り主は柳原浩さん(47)。富山えん罪事件の被害者だ。えん罪発覚後、地元で就職活動をしたが25社で不採用。3年前に故郷を捨て、生活保護を受けながら東京のアパートで1人暮らしをしている。厳しい取り調べがフラッシュバックするようになり心的外傷後ストレス障害と診断された。なぜ犯人にされたのか? 自白を強要された取調官が国家賠償訴訟の証言台に立つ。独自に入手した捜査報告書などが、証拠のねつ造や自白偏重の警察捜査の危険性をあぶり出す。さらに獄中の真犯人から届いた手紙から、警察が柳原さんの無罪に気付いていた疑いが深まる。えん罪によって人生を狂わされた男。その絶望と希望を描く。
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