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●「核兵器のない世界」か?、「核廃絶」「核なき世界」か?

2016年05月30日 00時00分20秒 | Weblog


東京新聞の二つの記事【日米で誓う 核なき世界 米大統領 広島初訪問】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016052890070152.html)と、
【「原爆の恐怖、語り継ぐ」 新作映画の被爆3世主人公】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016052801001847.html)。

 《首相が表明「今を生きる私たちの責任」》。
 《映画はこのほど完成した「アトムとピース~瑠衣子 長崎の祈り~」》。

 日米首脳、政府共に、本気さがうかがえない…。口先だけであり、やっていることは全くの反対のことばかり。一体どれほど「核兵器のない世界」の実現に向けて、行動したか? アベ様は違法な手法で壊憲し、「死の商人」になることを恥ずかしむこともなく、さらには、「核兵器の保持」を恥ずかしげもなく口にできるのですから。

   『●「核兵器廃絶」に対するニッポンの歯切れの悪さ…
      原発は『プルトニウムをつくる装置』、双子の兄弟の一人

 アベ様ら自公政権、ニッポン政府にやる気が無いのなら、草の根で地道にやるしかないでしょう。『アトムとピース~瑠衣子 長崎の祈り~』という映画ができたそうです。《原爆の恐ろしさを語り継ぎたい》。日米首脳の言う「核兵器の廃絶」だけではなく、映画を見た訳ではないので分かりませんが、記事から推察するに、「核廃絶」「核なき世界である点が重要だと思います。

   『●原発稼働は経営だけの問題なのか?

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016052890070152.html

日米で誓う 核なき世界 米大統領 広島初訪問
2016年5月28日 07時01分

 オバマ米大統領は二十七日、米国の現職大統領として初めて、第二次大戦末期に原子爆弾が投下された広島市の平和記念公園を訪れた。被爆者らが見守る中、原爆死没者慰霊碑に献花し「私たちは恐怖の論理から逃れ、核兵器のない世界を追求する勇気を持たなければならない」と演説。安倍晋三首相も「核兵器のない世界を必ず実現する」と述べ、米大統領の歴史的な広島訪問に合わせ、日米首脳が核廃絶実現を誓った。その後、オバマ氏は被爆者と長い握手を交わし、肩を抱き合った。

 広島に到着したオバマ氏は、安倍首相とともに慰霊碑に花をささげ、約十七分間の演説を行った。

 オバマ氏はまず「七十一年前、雲一つない明るい朝、空から死が落ちてきて世界が変わった」と切り出した。

 続いて「十万人を超える日本の男性、女性、子どもたち、多くの朝鮮半島出身者、そして捕虜となっていた十数人の米国人を含む犠牲者を悼むため、広島を訪れた」と説明した。

 その上で「いつの日か被爆者の声は消えていくが、一九四五年八月六日朝の記憶は風化させてはならない」と力を込め、「広島と長崎は核戦争の夜明けとしてではなく、道徳的な目覚めの始まりとして知られるだろう」と演説を結んだ。一方で原爆投下の是非には踏み込まず、謝罪の言葉はなかった

 この後、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表委員の坪井直(すなお)さん(91)と、米兵捕虜を調査してきた被爆者の森重昭さん(79)に歩み寄り、言葉を交わした。

 オバマ氏は、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)閉幕後、広島に移動。平和記念資料館(原爆資料館)を見学し、「私たちは戦争の苦しみを経験した。共に平和を広め、核兵器のない世界を追求する勇気を持とう」と記帳した。


◆首相が表明「今を生きる私たちの責任」

 安倍晋三首相は二十七日、広島市の平和記念公園で、オバマ米大統領の演説に続き所感を述べ、「核兵器のない世界を必ず実現する。その道のりが、いかに長く、いかに困難なものであろうとも、絶え間なく努力を積み重ねていくことが、今を生きる私たちの責任だ」と表明した。

 首相は「米国の大統領が被爆の実相に触れ、核兵器のない世界への決意を新たにする。核なき世界を信じてやまない世界中の人々に大きな希望を与えてくれた」と評価。「日本国民が待ち望んだ歴史的訪問を心から歓迎したい。日米両国の和解、そして信頼と友情の歴史に新たなページを刻む大統領の決断と勇気に対して心から敬意を表したい」と述べた。

 原爆投下について「何の罪もないたくさんの市井の人々、子どもたちが無残にも犠牲となった。この事実をかみしめる時、断腸の念を禁じ得ない。今なお苦痛を受けている人々もいる」と指摘。「世界中のどこであろうとも再びこのような悲惨な経験を決して繰り返させてはならない。この痛切な思いを受け継いでいくことが、今を生きる私たちの責任だ」と述べた。

(東京新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016052801001847.html

「原爆の恐怖、語り継ぐ」 新作映画の被爆3世主人公
2016年5月28日 22時21分

 原発や原爆を巡り、長崎の被爆3世の女性が福島や青森を旅するドキュメンタリー映画の特別試写会が28日、東京・新宿の早稲田大であった。主人公で、祖母が長崎原爆で被爆した小学校講師松永瑠衣子さん(24)は「原爆の恐ろしさを語り継ぎたい」と話した。

 映画はこのほど完成した「アトムとピース~瑠衣子 長崎の祈り~」。6月から各地で順次公開される。

 映画では、松永さんが、避難の続く福島県浪江町や、使用済み核燃料再処理工場のある青森県六ケ所村を訪れ、地域の人々と交流。核兵器や「核の平和利用」について考えを深めていく。

(共同)
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