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●『ドキュメント 憲法を獲得する人々』読了(2/4)

2008年03月17日 08時07分00秒 | Weblog

田中伸尚著、『ドキュメント 憲法を獲得する人々』
「毎月2日は基地の前で」の渡辺さんは、松下さんの『草の根通信』でお馴染み。ちなみに、当ブログで「勁」という字を再三取り上げているのは、松下さんの追悼文集のタイトルが『勁 (つよ) き草の根』であるが故。

「私は裁判官になりたい」の神坂さんは、そのタイトルが表す通り。「どんな裁判にも憲法が隠れているんです。それを引き出すのが裁判官の仕事です」(p.24)、と語るのは哲さんや古崎さんの影響かな。「任官拒否」はまさに「いじめ」。お父さんへの意趣返しも一部含まれている。

「遺族が求めた合祀取り下げ」の菅原さん。最高裁大法廷の「愛媛玉ぐし料訴訟」での司法判断など意に介さず、あるいは、無視し参拝を強行する小泉元首相 (p.94)。「私と同じ遺族が、・・・中曽根を拍手と歓声で迎える光景・・・、遺族が喜ぶ・・・、拍手で迎える。この倒錯した光景は、あまりに悲しくて切なかった・・・」(p.95)。「侵略戦争の加害者として動員され、死んだ。国家は二重の意味で遺族に謝罪する責任(p.95) があり、「首相の公式参拝が遺族として耐えがたい屈辱(p.96)

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