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●裁判員制度を即刻中止に

2010年04月12日 04時35分33秒 | Weblog


被害者にとっても、警察にとっても、裁判員制度が如何に大変な問題を含んでいるかを示す記事何故刑事裁判に裁判員制度を導入するのか、しかも死刑判決を出さねばならないような重罪犯罪について。こんな欠陥だらけの裁判員制度など要らない。導入に至る道筋においても、最高裁マスコミ癒着など、問題山積であったし、そもそも憲法違反。政権が変わったのだから、これこそ〝仕分け〟し、即刻中止を。

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【http://www.asahi.com/national/update/
             
0409/SEB201004090003.html】

裁判員裁判を被害者が懸念、強姦致傷容疑での立件見送る
                         
2010年4月9日12時2分

 大分市内の20代女性が性的暴行を受けてけがをした事件があり、捜査した大分県警が、被害者の意向をくんで裁判員裁判の対象となる強姦(ごうかん)致傷容疑での立件を見送り、強姦容疑で男を逮捕、送検していたことが9日、捜査関係者への取材でわかった。女性は当初、厳罰を望んでいたが、強姦致傷罪が裁判員裁判の対象と知り、「人前にさらされたくはない」と県警に不安を訴えていたという。
 性犯罪を巡っては裁判員裁判が導入される前から、被害者のプライバシーをどうやって守り、配慮するかが課題となっていた。今回は被害者の裁判員裁判に対する懸念が立件内容に影響を与えた。
 県警によると、・・・性的暴行を受けた。その際、女性は、ひじやひざにけがを負い、医師から診断書を受け取っていたという。
 裁判員法は、法定刑に死刑か無期懲役がある事件と、故意の犯罪行為で人を死なせた事件を裁判員裁判の対象と定めている。強姦致傷罪は最高刑が無期懲役で裁判員裁判の対象となるが、強姦罪は3年以上の有期刑のため対象外となる。
 県警は強姦致傷事件として捜査を進め、・・・被告(37)=公判中=が容疑者と割り出した。だが、裁判員裁判になることを懸念する女性の意向をくみ、・・・被告を強姦容疑で今月6日に再逮捕した。被告は県警の捜査に対し、容疑を認めているという。
 ある捜査関係者は「県警としてはできるだけ重い罪にしたかった。苦肉の策だった」と話した。
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