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●「放送法への言及や事情聴取の形で圧力をかける手口は、田氏解任から五十年近くがたっても変わらない」

2015年05月24日 00時00分31秒 | Weblog


東京新聞のコラム『【私説・論説室から】田英夫さんなら…』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2015051302000141.html)。

 「テレビ朝日の放送内容をめぐり、政権側が放送法に言及したり、事情聴取するという話を聞き、政界引退直前の二〇〇七年、インタビューした故・田英夫さんを思い出した・・・・・・乱れた「田英夫」の文字は、私たち後輩記者への叱咤激励に思えてならない」。
 ”テレ朝は今日、死んだに等しいと思います”・・・・・・。「放送法への言及や事情聴取の形で圧力をかける手口は、田氏解任から五十年近くがたっても変わらない」。こんなキッタナイ自民党のやり口を、一致団結してはね返せないマスコミのだらしなさ。 

   『●FUKUSIMA原発人災で苦しむ人々を癒せるよう、
                      テレ朝・古舘伊知郎氏に期待したい

   『●アベ様は「報道がそれで抑圧される、
     そんな例があったら私は辞める」と明言・・・ETV番組改編問題は?

   『●有言不実行: アベ様は「報道がそれで抑圧される、
              そんな例があったら私は辞める」と明言

   『●ヒヨる「マスコミがもう一度軍靴の行進に旗を振」る世の中で、
                      「東京新聞の読者の数が平和の数」

   『●テレ朝問題: 「これは圧力です」なんて答える訳がない!  
                  「私は辞める」なんて考える訳がない!!

   『●”テレ朝は今日、死んだに等しいと思います”


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2015051302000141.html

【私説・論説室から】
田英夫さんなら…
2015年5月13日

 テレビ朝日の放送内容をめぐり、政権側が放送法に言及したり、事情聴取するという話を聞き、政界引退直前の二〇〇七年、インタビューした故・田英夫さんを思い出した。

 田氏は共同通信記者からTBSテレビ「ニュースコープの初代キャスターに転身。現地からのベトナム戦争報道を偏向だと批判した政府・自民党幹部の圧力で「解任」され、参院議員に転じた経緯がある。

 当初、田氏を擁護していた経営者も、政権幹部が放送再免許を与えない可能性に言及した途端、態度が変わったという。権力の意に反する報道内容に対し、放送法への言及や事情聴取の形で圧力をかける手口は、田氏解任から五十年近くがたっても変わらない。

 放送法は、番組は法律の権限に基づく場合を除き、誰からも干渉され、規律されないと定める。それは大本営発表を垂れ流し、真実を伝えなかった戦前・戦中の反省でもある。

 政権の圧力に萎縮せず、はね返す気概を持てと、田氏が存命なら言うであろう。

 特攻隊員だった田氏は憲法九条の大切さも説き、改憲の動きにも警鐘を鳴らしていた。

 脳内出血を患い手足に障害が残っていた田氏はインタビューの終わり際、左手で自著にサインしてくれた。あれから八年。自衛隊の海外派遣拡大や改憲の動きも加速する。乱れた「田英夫」の文字は、私たち後輩記者への叱咤(しった)激励に思えてならない。 (豊田洋一
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