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●「原発強国」目指す中国の核発電事情: 隣国の愚な轍を踏むべきじゃないというのに…

2016年02月02日 00時00分27秒 | Weblog


東京新聞の記事【原発強国めざす中国 白書「増設、輸出を推進」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201601/CK2016012802000132.html)。

 《二〇二〇年までに原発による発電量を倍増し、原発輸出も促進。三〇年までに「原発強国」を実現》。

 恐ろしい。「隣国に学ばないと…」…隣国の愚な轍を踏むべきじゃないでしょうに。それに、「高い技術力を保持していると自負している」らしいニッポンの原子力ムラをも喜ばせることになり、世界全体で見ると大変な悲劇へ。中国の「原発強国」「核発電強国」が隣国と同じ過ちを犯し、将来、どんな理由が在ろうとも 「国際社会の尊敬も理解も得られまい」、となってしまう確率は決して低くはない。お隣の核発電「麻薬」患者哀れな姿を見て、中国は学ぶべき。

   『●隣国に学ばないと・・・
    「隣国に学ぶべきじゃないでしょうか。FUKUSIMAを見ても
     まだ続けるなんて信じがたい。中国での高速鉄道事故も
     同様ですが、自国の技術を過信しすぎでは? 
     妙なライバル意識やプライドは、あるいは、このドサクサに
     紛れて金儲けをといった雰囲気は、特に核・原子力の
     〝安全〟利用ではとても危険で、一旦それ(事故)が起れば
     致命的でしょうにね。広島・長崎どころか、
     FUKISIMAに学ばない我国が言えた義理ではないけれども、
     隣国を反面教師として考えて欲しいものである」

   『●ポスト東京電力原発人災の原発推進、
     どんな理由が在ろうとも 「国際社会の尊敬も理解も得られまい」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201601/CK2016012802000132.html

原発強国めざす中国 白書「増設、輸出を推進」
2016年1月28日 朝刊

     (中国広西チワン族自治区防城港に建設中の
           原子力発電所=2015年12月(共同))


 【北京=平岩勇司】中国政府は二十七日、今後の原発計画を示した「原子力緊急対策白書」を発表した。二〇二〇年までに原発による発電量を倍増し、原発輸出も促進。三〇年までに「原発強国」を実現するとしている。国内の原発数も初めて公表した。

 白書によると、中国では三十基の原子炉が稼働し、さらに二十四基を建設している。建設中の原発数は世界最多という。発電量は現在の二千八百三十万キロワットから二〇年までに五千八百万キロワットへ増やす目標を掲げた。中国は一一年の福島第一原発事故後、原発増設を一時凍結していた。白書では福島事故の教訓をもとに、専門的な人材を育成し、緊急時の救援部隊の創設や事故を想定した総合演習を進めるとしている。

 中国は経済成長を維持するためエネルギーの確保が最重要課題。また、世界最大の温室効果ガス排出国として批判を受け、昨年十二月にパリで開かれた国連気候変動枠組み条約第二十一回締約国会議(COP21)では、習近平国家主席が大幅な排出削減を公約として表明した。こうした課題を解決するため、原発増設の方針を明確にした。

 習近平国家主席は昨年十月の英国訪問で、原発新設計画に六十億ポンド(約一兆一千億円)を出資することで合意したと発表。今年に入り訪れた中東地域でも原発輸出を進めるため、国際社会に安全性と透明性をアピールする狙いもある。
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