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松下竜一。河出書房新社、2002年1月刊。「松下竜一 その仕事」全30巻の内、第三期「未来を創る物語」6巻の中の一冊。松下センセのほぼノンフィクション、匿名小説。”間島”こと松下センセと、「舞台裏を黙々と支えている」(p.203) ”梶山”こと梶原夫妻との友情物語。
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「少しでも押しつけ商売になることを嫌う」(p.15)、「高潔」(p.16)、「コネを求めたり上役に取り入ったりのできない愚直」な得さん。得さんあっての松下センセ。二人とも「一生懸命いのちき」(pp.16、90、141)。「寄せられた祝儀が四十万円では終わらなかった」のは、権力による苛めによって「・・・・・・ 職を喪っても生き方を変えない」得さんが、「それゆえ苦しい生活を強いられていることに心を痛めている同士は九州一円に沢山いる。・・・・・・夫婦の人徳」(p.51) だった。養殖での薬漬け、TBTなど薬剤漬け ・・・・・・ 「毒を承知でお客に食わせるのか」、「原則というのは、一度こわせばとめどなくなくなるんだ」(p.73)。
ミニコミ月刊誌『草の根通信』(p.129) が終わったこと、残念で仕方ない。