あべちゃんの写楽生活

撮ることが楽しいのか、楽しいから撮るのか

間違えられた「ラテ」

2017年04月09日 03時30分33秒 | グルメ

 

セブンイレブンで「ホットコーヒー L」を注文。

nanacoでピッとお支払い。

あらっ、値上がりしたのか?

するとスタッフが、

「すみません、ラテと間違えました」

と話した。

ラテの分の代金を現金で返すという。

nanacoのような電子マネーは、決済してから

代金の修正などを行うのは、かなり面倒くさいらしい。

だから、いっそのこと返金扱いにするという。

小銭を減らすためにnanacoを使っているのに、

これでは小銭が増えてしまう。

「べつにいいよ、ラテで」

そう言った。

こう言っては失礼だが、コンビニの飲み物に

それほと強いこだわりはないからね。

コーヒーがラテに変わっても、全然OKです。

 

コンビニの話で思い出したが、高校生の3年間、頼まれて

コンビニでバイトしていた。

もう時効だから話をするが、

昔のコーヒーはスタッフが4、5杯分ドリップでいれて、保温していた。

見たこともないUCCコーヒー(だったと思う)の袋を見て、

初めて「業務用」というものの存在を知った。

その、せっかくいれたコーヒーなのだが、

1時間経ったら余った分は廃棄しなさい、という本部からの指示だった。

味、風味が落ちるからね。

当然、自分たちの腹に廃棄した。

売り上げの計算は紙コップで行っていたので、それは

使えず、自分たちでコップを持ってきていた。

ロス扱いのものだから、店に損害を与えているわけではないけど、

廃棄弁当と同じで、本当は、やってはいけないのだ。

まあでも、1時間経ったコーヒーの不味いこと(失笑)。

 

アイスもハンドディップアイス、というものがあった。

大きな入れ物から専用の治具ですくって、コーンに乗せるのだ。

業者が持ってくる大きなアイスの入れ物には、本部から、

「最低50個、とってください」みたいな指示がある。

しかし、日本人はマジメだから、万が一に備えて、

必ず少し多めに入っている。例えば、55個分とか。

それがわかっているから、かわいい子がアイスを

買いに来たとき、「トッピングだよ」とか言って、注文のアイスの

上に他のアイスをちょっと乗っけてサービスするんだよ。

アイスはコーンで計算していたから、コーンを使わなければ、

売り上げと現金が合わなくなる、ということはない。

しかも、量が少なくなって50個以上というノルマを達成できない、と

いうこともない。はじめから少し多く入っているからね。

すごく喜んでくれて、そのときはしてやったり、だった。

同年代の女の子に好かれたい、というスケベ根性があったんだな。

しかし、なんとその女の子が友達を呼んでくるんだよ。

そして、

「この人、サービスしてくれるんだよ」

と、のたまう。

友達にもサービスしないわけにはいかない状況に・・・

女って怖いな、と思ったよ。

 

パンも長いヤツを仕入れて、1斤分ずつ店で切っていたんだよ。

サンドイッチ用に8枚切り、ピザトースト用に6枚切りとか・・・

たしか1本で6斤くらいとれたはず。

店の2階が喫茶店で、食パンのお得意様だったんだが、

サンドイッチにするから、四隅の耳を全部カットしろ、とか

ウルセーんだよ。自分でやれ、って思ったね。

カットする際のメモリがけっこうアバウトで、ヘタなヤツがカットすると

最後の1枚が足りなくなって茶色になるんだよ。

耳の部分までかかっちゃうんだな。

先輩だった俺は何度謝ったか、数え切れないな。

 

今は駐車場がないとコンビニは開店できないが(都市型店以外)、

当時バイトしていたコンビニには駐車場がなかった。

正確にはあったのだが、2台分で、バイト仲間とオーナーが駐めていたから

客が駐めるスペースはなかった。

当時はそれでも開店できた。

しかも駐車禁止エリアだった。

客は当然のように路駐。

客に違反切符をきらせるわけにはいかないので、いつも警察官に

「すぐに移動するように、言いますから」と言っていたなあ。

 

今はわからないが、当時はエリアマネージャーが抜き打ちで

店舗を視察することがあった。

オーナーは原則としてその店舗にいなければならないのだが、

バイト先のオーナーは町内の役員をしていて、度々

「あべちゃん、あとよろしく。○○にいるから」

と抜け出すのだ。

視察の際は、ポケベルを鳴らし、

「ヤバいっす、エリアマネージャーが来てます」

って連絡していた。

オーナーが飛んで帰って来る頃には、視察は大体終わっていた。

それで、

「どんなこと言われた?」

となるから、色々報告していた。

ちなみに、これまでの話は全部、自分が高校生だった頃の話です。

今思えば、高校生でよくやっていたなあ、と思うよ。

だって、当時はまだ24時間営業ではなかったので、11時でレジを閉めて、

シャッターを下ろして帰っていたんだぜ。

そんな高校生いないだろ、今。

逆に、当時は「コンビニなんて、しかたなく行く所」という認識だった。

定価販売で、値引きしなかったのだ。

だから、スーパーが開いている時間はそちらに行く。

コンビニに強盗に入ってもたいした金はない、というのは常識だった。

その点は、安心だったね。

 

おまけ

 

灯油にホット、アイスがあるのかと思ったぜ。

 

 

 


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