亡くなった母は末娘だ。
だから、直系の兄弟はすべて80歳以上である。
最高は95歳だ。
高齢のため告別式に出席できずに、香典を他の
出席者に託す人が多かった。真冬だしね。
これらの人は問題ない。
なぜなら、出席者にその人の分を渡せばいいからだ。
問題は、直接現金書留で私の所に送ってくる人だ。
「○○さんから聞いたんだけど、このたびは・・・」
などという母の友人関係の人が多い。
こういう人たちには、香典返しを送るしかないのだ。
一般の人は、家にストックしてある香典返しをまとめて
郵便局に持ち込めばすむのだが、問題は親族で直接
現金書留で私の所に送ってきた人だ。
なぜなら、金額が大きいのだ。
一般の人と同じにするわけにはいかない。
母の兄弟は、本人死亡50,000円というルールがある。
その人に「お茶・海苔」というわけにはいかないだろう。
せめて初七日のお返しくらいは送らないと。
しかたなく、ギフトプラザに行った。
「年会費無料で会員になられますと・・・」
始まった。どこもこれだよ。
えっ、20%オフになるの?・・・会員になるよ、なる。
仏事というのは、ルーチンワークだ。
通夜、告別式をやったら四十九日法要やるでしょ。
そのあと納骨やるでしょ、次は一周忌でしょ・・・という具合だ。
早い時点で客をつかまえれば、そのあとの仏事の時に
利用してもらえるわけだ。
どこも、客の囲い込みがすごい。
同様なことが、葬儀場でも行われている。
入会金50,000円のみで、葬儀代金が25%オフになるそうだ。
ビジネスだからある意味、しかたないのだがね。
適当に品物を選び、配送。
さすがギフトプラザ、のしからメッセージカードまで、
至れり尽くせり。
ヤマト運輸と提携してるから、その場で配送手配完了。