あべちゃんの写楽生活

撮ることが楽しいのか、楽しいから撮るのか

CHANEL No.5 L'EAU

2016年10月13日 00時52分29秒 | シャネル フレグランス

  

シャネルから新製品が出た。

No.5 L'EAU(ロー)だ。

直訳すると「水」。

軽いってことか?オー・プルミエールと

どこが違うのか。

調香師は4代目オリビエ・ポルジュだ。

この名前、どこかで聞いたことあるような・・・

そう、3代目ジャック・ポルジュの息子だ。

親子で同じメゾンの調香師になるのは、非常に珍しい。

  

このL'EAUには香水、オー・ド・パルファンがない。

オー・ド・トワレからである。

初めからこの濃度でご使用ください、ということだ。

今は重い香水は、はやらないのかな。

しかしこのL'EAU、オー・ド・トワレにしては高い。

たぶん材料が高いのか、製法が特殊なのか、そこら辺だろう。

パッケージが凝っているが、まさかこれのコスト

じゃないだろうな。

  

主成分はNo.5と同じイランイラン、ローズ、ジャスミン。

後立ちが同じなのはこのせいだと思う。

だからNo.5なんだろうな。

しかし、L'EAUは柑橘系のレモン、オレンジが配合されている。

私から言わせれば「冒険したな」というところだ。

でも、いい感じになっていると思う。

No.5は古い製品のため、香りの抜けが悪いのだ。

当時の流行がそうだったのかもしれない。

甘い香りのため、狭い部屋では「もう、ごちそうさまです」

という感じになる人もいるかもしれない。

しかしL'EAUは爽やかな抜けの良い製品なので、

若い人には好まれるかもしれない。

私個人的にはホワイトムスクはいらなかったんじゃないかな、

とは思っている。

  

ここではNo.5に敬意を表して、あえてオー・プルミエール、L'EAUを

亜種と呼ばせていただく。

この亜種はそれだけでは「良い製品」なのだが、それで

「ふーん、あの有名なNo.5ってこんな感じなんだ」と

思ってもらっては困る。

あくまでもNo.5を現代風にアレンジしたもので、そもそも

違うものなのである。

それだけNo.5がいいって言いたいの?ということではない。

どれを好きになってもかまわないがNo.5ではない、ということ。

No.5を軽くした、というレベルではないくらい違う製品なのだ。

No.5がイマイチになってしまったからマイナーチェンジしました、

ということではないのだ。

  

これでNo.5のラインは3つになった。

左からNo.5、オー・プルミエール(旧ボトル)、L'EAU。

似て非なる物3種類。どれが好みかはテスターでどうぞ。

私の総評は「あくまでも好みだが、想像してたよりはかなり良い」というところ。

  

おまけ

  

ひさしぶりにガストでランチ。

なすのミートソーススパゲッティー。

時間が遅かったので、ドリンクバーは別料金。