テアトル十瑠

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

サイン

2003-12-20 | SF
(2002/M・ナイト・シャマラン監督/メル・ギブソン、ホアキン・フェニックス、ロリー・カルキン)


 「シックス・センス」を作ったM・ナイト・シャマランの作品。「シックス・センス」は未だ見てない。高校生の娘が『意味がわからん!』と言っていた映画。それ以外は前知識無しで見た。
 
 奥さんを交通事故で亡くした牧師が、事故の悲惨さに神を信じなくなるが、"ある事件"をきっかけに再び神の存在を感じるようになり、牧師に戻っていくという話。

 ところが、この"ある事件"がちょっと変わっている

 牧師の家の前のトウモロコシ畑に、ある日突然ミステリー・サークルが出来る。近所の悪ガキの悪戯かと思っていたら、実は世界中で出来ていて、なんと結局はUFOが現れ、異星人も出てくるのだ。
 H・G・ウェルズの「宇宙戦争」と同じ事が起こった訳だが、この監督は違うテーマを扱っているので全然違う映画になっている。UFOが光線を出して、地球人を襲うという様なスペクタクルシーンは勿論ない。
 UFO襲来のような事件が起きれば、そちらを中心に作るのが普通だろうから、全く個性的な作品ではある。

 全体的にはちょっと不気味な雰囲気が漂っている映画だが、前半のいくつかのシーンではユーモアも狙っているようだった。しかしながら、中途半端な演出で笑えない。私としては、監督の感覚に?がついた映画だった。

 "映画史上最高額の値が付いた脚本は、公開直前までトップ・シークレットとして扱われ、衝撃の結末には徹底した秘密主義が貫かれた。"とは、ある映画サイトの紹介文だが、それほどのモノではありません

・お薦め度【★=取り立てて、お薦めしません】 テアトル十瑠

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