貧弱なボキャブラリー、脆弱な構成力、そして遅筆と三重苦を抱えた私なので、せっかく観ながら記事にしなかった映画も一つや二つじゃありませぬ。文章がまとまらない内に次の映画も観たくなる。しかし、観てしまえばますます書けなくなる。かくして、要らぬストレスを溜めるくらいなら「速報」で第一印象を書いてしまえば良いのだと思い至りました。言いマツガイも記憶違いも、誤字脱字も気にせず、いやいや最後のヤツはちょっとは気にしますが、サクサクと書いてみようかと、「速報」と銘打って記事アップする事にしました。
最初の速報は、先日、「夏の嵐」の出だしがつまらなかったと書いてしまった、ルキノ・ヴィスコンティの「白夜」。NHK-BS2の放送です。
原作がロシアの文豪、ドストエフスキー。ロシア文学はほとんど読んだことがないので、勿論これも未読。大まかな内容も知りませんでした。映画情報サイトで、ドストエフスキーの“中編”と書かれていましたが、成る程ソレらしい結末のロマンス映画でした。ほろ苦いとも言えるし、人によっては極苦(ごくにが)と感じるかも知れません。
NHKの解説は、<ロシアの文豪ドストエフスキーの中編小説を、イタリアの巨匠ルキノ・ヴィスコンティが映画化した悲しい恋の物語。イタリアのとある港町、仕事の都合でこの地に移り住んだ青年マリオは、ある夜、美しい娘と出会う。彼女は、結婚を約束した男を1年間待ち続けていたが、マリオは徐々に彼女に心ひかれていき、2人の間には愛情が芽生え始めるのだが・・・。べネチア映画祭銀獅子賞に輝いた名作。>
マリオに扮したのはイタリアの名優、マルチェロ・マストロヤンニ。
美しい娘ナタリアに扮したのが、クレマンの「居酒屋」が印象深いマリア・シェル。「居酒屋」の暗く哀しげなイメージと違い、若くて可愛い。そして、行動が謎めいているので、婚約者の話も本当なのだろうかと、疑いながら観てしまう映画でした。
共演がジャン・マレー。
音楽はニーノ・ロータ。
文学的な匂いがしたのは、ロータの功績が大きいでしょう。
お薦め度は、★★★と★★★★の中間当たり。文学的な雰囲気が好きな人には、間違いなく★★★★ですね。
(1957/ルキノ・ヴィスコンティ監督・共同脚本/マルチェロ・マストロヤンニ、マリア・シェル、ジャン・マレー、クララ・カラマーイ/107分)
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最初の速報は、先日、「夏の嵐」の出だしがつまらなかったと書いてしまった、ルキノ・ヴィスコンティの「白夜」。NHK-BS2の放送です。
原作がロシアの文豪、ドストエフスキー。ロシア文学はほとんど読んだことがないので、勿論これも未読。大まかな内容も知りませんでした。映画情報サイトで、ドストエフスキーの“中編”と書かれていましたが、成る程ソレらしい結末のロマンス映画でした。ほろ苦いとも言えるし、人によっては極苦(ごくにが)と感じるかも知れません。
NHKの解説は、<ロシアの文豪ドストエフスキーの中編小説を、イタリアの巨匠ルキノ・ヴィスコンティが映画化した悲しい恋の物語。イタリアのとある港町、仕事の都合でこの地に移り住んだ青年マリオは、ある夜、美しい娘と出会う。彼女は、結婚を約束した男を1年間待ち続けていたが、マリオは徐々に彼女に心ひかれていき、2人の間には愛情が芽生え始めるのだが・・・。べネチア映画祭銀獅子賞に輝いた名作。>
マリオに扮したのはイタリアの名優、マルチェロ・マストロヤンニ。
美しい娘ナタリアに扮したのが、クレマンの「居酒屋」が印象深いマリア・シェル。「居酒屋」の暗く哀しげなイメージと違い、若くて可愛い。そして、行動が謎めいているので、婚約者の話も本当なのだろうかと、疑いながら観てしまう映画でした。
共演がジャン・マレー。
音楽はニーノ・ロータ。
文学的な匂いがしたのは、ロータの功績が大きいでしょう。
お薦め度は、★★★と★★★★の中間当たり。文学的な雰囲気が好きな人には、間違いなく★★★★ですね。
(1957/ルキノ・ヴィスコンティ監督・共同脚本/マルチェロ・マストロヤンニ、マリア・シェル、ジャン・マレー、クララ・カラマーイ/107分)
好き嫌いははっきり分かれるタイプでしょうねー。
わたくしの愛するジョゼフ・ロージー監督なんてね、自伝で“会って数分でお互いに嫌い合った”って書いてましたよ(爆)。“作品も好きになれなかった”って、実に堂々と(をいをい)。
あくの強い作品群の中にあって、「白夜」は比較的素直な(地味な)ものだと思います。こういった作品の方が、内容の良し悪しを落ち着いて判断できるやもしれませぬな。
ニーの・ロータは良かったです(しみじみ)。
あ、それでも好んで観るタイプでないのは変わりません。
「揺れる大地」は見たかったのですが、録画に失敗してしまいました(--;)
それと、「暗殺者のメロディ」も忘れてしまいましたぁ。(グスッ)
これ、未見のままなんですよね。事前にチェックしておいたのに・・・。