★ハリーポッターと死の秘宝 PART２★

HARRY POTTER AND THE DEATHLY HALLOWS: PART II

これが最後。

上映時間 130分
製作国 イギリス／アメリカ
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2011/07/15
ジャンル ファンタジー／アドベンチャー／アクション
映倫 G

　【解説】　

2001年にスタートしたＪ・Ｋ・ローリング原作の大ヒット・ファンタジー・シリーズ第７作の
後編にしてシリーズ完結編。魔法学校ホグワーツさえも戦場と化す中、ついに迎える
闇の帝王ヴォルデモートとハリー・ポッターの一騎打ちの行方を壮大なスケールで描き出す。
監督は第５作「不死鳥の騎士団」以降のすべてを担当したデヴィッド・イェーツ。



　【感想】　＜１０９シネマズ川崎ＩＭＡＸシアター・エクゼクティブシートで鑑賞＞
＜＞１０年間お疲れ様とスネイプ先生の純愛に満点

原作は、３まで読んで挫折した私ですが（ちなみに『炎のゴブレット』は、購入したのに未読・笑）
映画は、もちろん全部観ています。
自分の中では、『アズガバンの囚人たち』までが好きで、それ以降は、いまひとつでσ(^◇^;)
睡魔に襲われることもしばしば・・・
ですが、完結編の「死の秘宝　前編」は、かなり面白かったので、この後編（完結編）に、期待も膨らみました！

震災以来休業していたＩＭＡＸシアターが、この作品から復帰再開！と言う事で、早めに予約して
観る気満々で行きましたが、やはり、ＩＭＡＸシアターは映像、音響ともに素晴らしい！
３Ｄの効果は思ったほどないと思いますので、２Ｄ鑑賞で十分だと思いますが、
３Ｄで観るなら、絶対にＩＭＡＸシアターがお薦めです。

と話がそれましたσ(^◇^;)

相変わらず前作までを復習をしないで、鑑賞する私σ(^◇^;)
ところどころ、この人だれ？？？なところもある（苦笑）私でしたが
評価を観て頂ければわかると思いますが、この十年の集大成としては、完璧なんじゃないかと
思えるほど満足の行く作品でした

１作目を観た時は、お子様向けの冒険ファンタジー映画で、このようなダークな展開に
なるとは予想もできませんでした



全編、ダークで、悲壮感があふれ切ない内容ではありましたが、そんな中にも、ロンやマクゴナガル先生
の台詞など、ちょっとクスッと息抜きできるシーンもありました

ラスト１時間？くらいの死闘とも言える善と悪のバトルシーンは、圧巻！
ちょっとだけロード・オブ・ザ・リングを思い出しましたが
悲壮感、緊張感、臨場感が感じられて、アクションシーンとしても素晴らしかったと思います



またドラマとしては、
今までずっと謎だった、ハリーとヴォルデモートとの関係、スネイプ先生の謎が解き明かされ
このへんは、原作を読んでいるとわかっていることになるので、未読で正解
二人の関係に、おおっ！そう言うことだったのかあ・・・と、
スネイプの謎に、ええっ！と驚き、彼の純愛に（純愛ってあまり好きではない私なのに）
涙が止まりませんでした
スピンオフでスネイプ先生の過去の物語とか作られないかしら（笑）
彼の過去をもっと知りたい（笑）原作では、もっと詳しく描かれているのかも？

それから感じたのが、この作品って、父親の存在って薄いってことです（笑）
今作も、ハリーの母親の“リリー・ポッター”、ロンの母親の“モリー・ウィーズリー”
ドラコの母親の“ナルシッサ・マルフォイ”とみんな重要なシーンを担っていて、
母親の愛の力、偉大さを痛感致しました。
これは、この物語を書いたローリングが母親であり、こどものために書いたからなんでしょうね。
母親である私としては、実に嬉しいことでした

主なキャストは・・・・

この作品って脇を固める英国俳優たちが実にいいんですよね～



３人の小さい頃のシーンも出てきますが、みんな大人になりましたね～～
１０年過ぎれば１０歳の子供も二十歳、我が家の息子たちも成人になりましたから
母親気分で３人を観てました

いつもハーマイオニーにおんぶに抱っこで、ちょっとオバカなロンでしたが、
今回は、ハーマイオニーが、ますますロンにゾッコンになるようなカッコイイ台詞、シーンがあり
ハーマイオニーに見る目があったのか？はたまたロンが成長したのか？（笑）



ハンサムなお顔が全く見えないレイフ・ファインズ。でも存在感や演技力はさすがでした！
この映画で、１番美味しい役どころかったのではないかと思われたスネイプ先生、
アラン・リックマンは、やっぱりいいなあ、スネイプ先生の愛の強さに、演じるアラン・リックマンの
演技に泣かされました

そして、最終章にして、意外な強さを見せてくれたのが、マクゴガナル先生。演じるマギー・スミスもお年なので
失礼な言い方ですが、最後までもってくれて、本当に良かった、嬉しい



シリウスをやっつけたヴェラトリクスより、ロンのお母さん（ジュリー・ウォルターズ）が強かったのには、ビックリ
そのヴェラトリクスを演じたヘレナ＝ボナム・カーターが、ハーマイオニーが変身してヴェラトリクスに
なっているシーンが冒頭にあるのですが、演じるヘレナがお見事！あんなに怖い魔女の表情ができるのに
初心な女子高生のよう目つき、表情はさすが、ハーマイオニーが本当に変身してるのではないかと
思ってしまいました。あんなヘレナもかわゆいかも～（笑）



１番成長したのは、ハリーより、ネビルかもと思わせてくれるくらい、臆病で弱虫だった
彼が大活躍しています。
そして、マルフォイ一家も登場。他にも、ダンブルドア校長、シリウス・ブラック（ゲイリー素敵！）など
豪華出演陣でした


予告編で何度も観た、ヴォルデモードの台詞「The boy who left 」「Come to die」が
頭に染みついてしまってました（笑）

友情、信頼、勇気、愛が、最後まできっちり描かれていた本作ではありますが、
重い内容だっただけに、ラストに１９年後が描かれていて、親になった彼らの笑顔が観られたのも微笑ましく
後味も良くなりました。（ハリーの子供の名前のミドルネームに、セルブスとあったのも嬉しかった）

原作７巻、映画８作、１０年間続いて、この人気、クウォリティは、凄いと思います。
主役の３人が代わらなかったことで、彼らがこの作品の登場人物と同じ様に成長して
（演技も上手くなって）いったこと、他のキャストも代わらなかったこと（ダンブルドア校長は
残念ながら代わってしまいましたが、早い時期でしたので、うまく交代できたと
思います）ＶＦＸ技術など技術面の進歩などがあったことがこのシリーズの成功につながっているような気が
しました。

原作者のＪ・Ｋローロング、キャストの皆様、スタッフの皆様、この映画に関係された方々に
お疲れ様でしたって言いたいです。

これで、や～～っと原作が読めます（笑）
あっ！その前に、もう１回、映画観に行こう～っと（笑）　

７月１５日（金）から公開


＜クリックで公式サイトへ・パンフレット￥８００＞



　【ストーリー】　

ヴォルデモートを滅ぼすべく“分霊箱”を破壊するための旅に出たハリー、ロン、ハーマイオニー。
数々の困難に直面し、またヴォルデモートが放つ死喰い人の追撃に苦しめられながらも
一つひとつ分霊箱を破壊し、残る分霊箱の発見に奔走していた。しかしそこには、さらなる危機と
驚愕の真実がハリーを待ち受けていた。

クリックよろしくです