★セッション(2014)★

WHIPLASH

＜完璧＞を求めるレッスン。
二人のセッションは誰もみたことがないクライマックスへ――。

上映時間 　107分
製作国 　アメリカ
公開情報 　劇場公開(ギャガ)
初公開年月　2015/04/17
ジャンル ドラマ／音楽／青春
映倫 G

【解説】

一流のドラマーを目指し名門音楽大学に入学した青年が、
鬼教師の常軌を逸したシゴキ指導によって
心身共に追い詰められていくさまを、心揺さぶる
熱き演奏シーンとともに描く興奮と衝撃の音楽青春ドラマ。

主演は「21オーバー　最初の二日酔い」のマイルズ・テラー。
共演は、本作の鬼気迫る演技でアカデミー助演男優賞をはじめ
映画賞を総なめにしたＪ・Ｋ・シモンズ。
監督は、長編２作目の本作で一躍ハリウッド期待の
新星となったデイミアン・チャゼル。

【ストーリー】

偉大なジャズドラマーを夢見て全米屈指の名門、
シェイファー音楽院に入学したニーマン。
ある日、フレッチャー教授の目に止まり、彼のバンドにスカウトされる。
そこで成功すれば、偉大な音楽家になるという夢は叶ったも同然。

自信と期待を胸に練習に参加したニーマンだったが、
そんな彼を待っていたのは、わずかなテンポのずれも許さない
フレッチャーの狂気のレッスンだった。
それでも頂点を目指すためと、罵声や理不尽な仕打ちに耐え、
フレッチャーのイジメのごとき指導に必死で食らいついていく
ニーマンだったが…。


公式サイト

【感想】
（４．２）

いや～、久々の映画鑑賞でしたが、観終わった後
どっと疲れました～！（笑）なんか、グッタリしました
もちろん、観ているのがつまらなくて、疲れたということではなく
その映画に自分がどっぷり浸かってしまって、観ている間中、
力が入ってしまって（緊迫感がすごいんですもん）、疲労困憊したって感じですかね（笑）
この映画の鑑賞には、体力と精神力が、いるわあ（苦笑）

ジャズという音楽を扱っては、いるのですが、中身は、スポ根もの、そして
後半のほうは、ちょっぴりサスペンス要素もあって
スリルに、ドキドキしましたよ（笑）

セッションという邦題から、最後は涙の大感動が待ってる～と勝手に
想像していましたが、違いました。
迫力のあるラストの演セッションでしたが、私が想像していたようなラストではなく
サクセスストーリーでもなく、私には、あれっ？っていう肩すかしでも
ありましたが（絶対に泣くと思って観に行きましたしね・笑）
あそこでスパって終わるのが、この映画のカッコいい
ところなのかもしれないですね。


＜フレッチャーは、鬼の形相ですな＞

フレッチャー役のＪ・Ｋ・シモンズは、初ノミネートで
アカデミーの助演男優賞を受賞したので
彼の演技を楽しみに行きました
役者ってすごいなあと、
佇まいからして指揮者、音楽家という雰囲気をかもし出しているし
ピアノまで弾いている！って感心していたのですが
彼の父親は指揮者で、シモンズ自身も
大学で作曲を学んだ後に、俳優になっているんですね。
映画の中で、ピアノを弾くシーンがあったのですが
なるほど、ピアノも簡単に弾けちゃうわけです
Ｊ・Ｋ・シモンズっていい人にも悪い人にもなれる役者さんですよね。
今回は悪役、狂気じみた演技は、怖ろしかったです

主役のマイルズ・テーラーは、私は始めて観る役者さんでしたが
ギリギリと追いつめられるアンドリューも上手かったですね。
彼も１５歳からドラムをやってはいましたが、ロックだけだったようで
撮影の３週間前から練習をしたようです。

シモンズもマイルズも音楽に関して、ど素人では
なかったわけですね。

フレッチャーも、嫌なヤツでありましたが（苦笑）
アンドリューも変わってるし
結構嫌なヤツでした（笑）二人は結局似たもの同士？
同じ穴のムジナ？なのか？（笑）

憎しみ合ってると思える二人が、ぶつかり合って
演奏するＣａｒａｖａｎの９分１９秒の
ラストは、圧巻でした
あの演奏後の二人の関係は、変わっていくのかな？
いや、変わらないような気もする

原題のＷｈｉｐｌａｓｈは、ジャズの楽曲名であり
また、この単語には、むちで打つことという意味もあります
まさに、映画の内容にピッタリなタイトルだと納得しました

若い時は、苦手だった演歌、クラッシック、ジャズですが
年を重ねると共に、クラッシクやジャズが心地よくなって来ました
（演歌は、まだちょっと・・・笑）

ジャズをあまり聴かなかった私でも知っていた有名な曲
「Ｃａｒａｖａｎ」
やっぱり、いい曲だなあ・・・
（この映画を観た感想の最後が、それっ？苦笑）

その他


＜Ｇｌｅｅに出演時のメリッサ・ブノア＞

ヒロインの女の子、どこかで見た事あるんだけどな～と
思い出せなかったのですが、シーズン４からＧｌｅｅに出ていた
もう一人のヒロインの女の子だと気がつきました

な、なんと映画の感想は、２０１３年の８月３０日に書いた
★マン・オブ・スティール(2013)★
以来、約２年ぶりでした
（バックストリートボーイズは
音楽映画で、ドキュメントのようなものでしたので・・・）