日本男道記

ある日本男子の生き様

得阿耨多羅三藐三菩提とは

2008年09月26日 | 般若心経解読
得阿耨多羅三藐三菩提(とくあのくたらさんみゃくさんぼだい)とは
「完全な悟りを成就された」という意味。
「得阿耨多羅三藐三菩提」と言う言葉は、梵語のアヌッタラ サンミャクサンボウディに、そのまま感じを当てて音写したもので、漢字に意味はない。
何故漢訳せず、原語のままにするには、経典を漢訳する際に定められた五種不翻という決まりがあるから。
五種不翻(ごしゅふほん)とは、秘密不翻、此方無不翻、多含不翻、尊重不翻、順古不翻をいう。
秘密不翻=真言や陀羅尼のように、仏の言葉として呪文に用いられるのは訳さない。
此方無(しほうむ)不翻=インドにあって中国にないものは、訳しようが無いから訳さない。
多含不翻=一つの言葉に多くの意味があって、限定して訳せない場合。
尊重不翻=その語がありがたすぎて、訳すと本来の意味が損なわれる場合。「般若」がこれに当たる。
順古不翻=古に順ずることで、以前から翻訳されずに原文のまま用いられた言葉は、先例に従うということ。「得阿耨多羅三藐三菩提」はこれにあたる。


『仏説摩訶般若波羅蜜多心経』
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受・想・行・識亦復如是。舎利子。是諸法空相、不生不滅、不垢不浄、不増不減。是故空中、無色、無受・想・行・識、無眼・耳・鼻・舌・身・意、無色・声・香・味・触・法。無眼界、乃至、無意識界。無無明、亦無無明尽、乃至、無老死、亦無老死尽。無苦・集・滅・道。無智亦無得。以無所得故、菩提薩W〓依般若波羅蜜多故、心無 c礙、無 c礙故、無有恐怖遠離一切顛倒夢想、究竟涅槃。三世諸仏、依般若波羅蜜多故、、得阿耨多羅三藐三菩提。故知、般若波羅蜜多、是大神呪、是大明呪、是無上呪、是無等等呪、能除一切苦、真実不虚。故説、般若波羅蜜多呪。
即説呪曰、羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶。般若心経

(出典: 一部 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) 



般若心経 (Han-nya singyou)

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