この9月に前職を定年で全うし、個人診療所への再就職もスムーズに果たしたのだが、正直な気持ちのどこかに四季の移ろいさえ楽しむゆとりもない日常の延長に終止符を打ちたかったという悔いが疼いていた。
定年の直前、8月の下旬あたりから、身体的な気だるさのようなものを自覚し始めていたが、年齢と定年を迎える気の緩みに起因する心因性の疲れだろうと強いて気に掛けてはいなかった。
11月下旬に診療所の定期健診があり、2日後の血液検査の結果で膵臓関連の数値の異常を告げられたが、それほどの深刻な懸念も持たず、家内の掛かり付けの内科医の所へデーターを持って相談に行ったのだった。採血と検便が実施された。その時にいたって、ようやく自分の身体が何を危惧されているのか判ったのである。それからのわずか一週間たらずの間に、私と私の家族姉妹は緩慢な人生から激変する運命との対峙に直面する羽目になってしまったのである。12月9日に撮ったCTのフィルムに自分自身の死の予告をされてしまったのである。
翌10日、家内が医師に呼ばれ状況説明を受けていた。私は通常通り勤務していたのだが、午後4時半頃に掛かってきた家内からの電話で、詳細を告げない口ぶりの中から最悪の現実を直感した。その時点で私は短期で終わってしまう再就職の場を離れざるを得ないことを認識し、所持品をまとめ、何も知らない院長や職員に事情説明もせずに早退して担当医の所へ向かった。家族には、余命数ヶ月を匂わせていた医師も、流石に私に直接告知することを躊躇していた。循環器の専門医であった担当医は、最終的な結論を私の前に提示することを避け、総合病院の専門医による診断を勧めたのである。
その夜、職場の院長に事情を説明したうえ退職した前任の事務長に再登場していただき、11日の午前中に概ねの引継ぎをしたのである。日曜日を挟んだが、精神状況は比較的安定していた。その間に事情を知った家内の知人友人からは、10人10色の病院の推薦があったが、私は娘の勤務先が近いという理由を最優先して、恵佑会病院に決めた。
月曜の昨日13日に恵佑会病院の若い担当医の診断を受けたが、結果は半年ほどの余命ということであった。
私の余命日誌は、キーボードに向かう機会があるかぎり「北の風紋」へ書き込んでおきたいと思う。
定年の直前、8月の下旬あたりから、身体的な気だるさのようなものを自覚し始めていたが、年齢と定年を迎える気の緩みに起因する心因性の疲れだろうと強いて気に掛けてはいなかった。
11月下旬に診療所の定期健診があり、2日後の血液検査の結果で膵臓関連の数値の異常を告げられたが、それほどの深刻な懸念も持たず、家内の掛かり付けの内科医の所へデーターを持って相談に行ったのだった。採血と検便が実施された。その時にいたって、ようやく自分の身体が何を危惧されているのか判ったのである。それからのわずか一週間たらずの間に、私と私の家族姉妹は緩慢な人生から激変する運命との対峙に直面する羽目になってしまったのである。12月9日に撮ったCTのフィルムに自分自身の死の予告をされてしまったのである。
翌10日、家内が医師に呼ばれ状況説明を受けていた。私は通常通り勤務していたのだが、午後4時半頃に掛かってきた家内からの電話で、詳細を告げない口ぶりの中から最悪の現実を直感した。その時点で私は短期で終わってしまう再就職の場を離れざるを得ないことを認識し、所持品をまとめ、何も知らない院長や職員に事情説明もせずに早退して担当医の所へ向かった。家族には、余命数ヶ月を匂わせていた医師も、流石に私に直接告知することを躊躇していた。循環器の専門医であった担当医は、最終的な結論を私の前に提示することを避け、総合病院の専門医による診断を勧めたのである。
その夜、職場の院長に事情を説明したうえ退職した前任の事務長に再登場していただき、11日の午前中に概ねの引継ぎをしたのである。日曜日を挟んだが、精神状況は比較的安定していた。その間に事情を知った家内の知人友人からは、10人10色の病院の推薦があったが、私は娘の勤務先が近いという理由を最優先して、恵佑会病院に決めた。
月曜の昨日13日に恵佑会病院の若い担当医の診断を受けたが、結果は半年ほどの余命ということであった。
私の余命日誌は、キーボードに向かう機会があるかぎり「北の風紋」へ書き込んでおきたいと思う。
非情な言い方かもしれませんが、(最後かもしれないという前提で)己の生き様を考え実行する以外ないと思います。
そのための協力は惜しみません。どうぞ遠慮なく我々を利用してください。シニアMLのメンバーはきっと喜んで支援してくれる仲間だ!ということだけは信じていただいていいと確信しています。
私達の希望は、お父さんに全身全霊で生きる希望を持って欲しい、という事だけです。
確かに、この僅か5日間の間で我が家の運命は大きく変わったし、正直言ってあの宣告を受けた日から、もう何ヶ月も経った気分です。でも、お母さんも私も頑張ってお父さんの病気を治したい、って本気で思ってるよ。
だから、お父さんも絶対に諦めないで強い気持ちを持って、この病気と闘って欲しい。
お母さんは、やる事が極端すぎる時があるけど、それはお父さんを助けたい、って思っているからなんだよ。分かってると思うけど。
梨恵だって、まだまだ親孝行してないし早々と病気に負けられたら絶対に許さないよ!!
検査が終わって家に帰ってきたら、また3人で楽しく暮らそうね!!
頑張れ!!お父さん!!!
うちの家族は無敵だよ!!!
人は、対自存在だったよね。即自存在ではなかったはずだ。俺の存在論だ。貴様の存在論とはちがったはずだ。世界存在・自己存在・超越者と言う言葉は覚えている。中身は忘れた。俺の存在論は単純だ。対自存在としてね。シュピーゲルだったよね。俺はお前さんのを理解できなかったけれど、お前さんは、俺のを理解していたと思う。今、俺にも言わせて貰うのが許されるなら、素晴らしい家族と仲間の中から、お前さん自身を対自存在として確認すべきと思う。いつも変に冷静なお前さんらしくね。基本的にお前さんはカッ!と、来ても必ず冷静に分析するに違いないと信じている。
検査入院後の結果を待っている。きちんとやれっ!これは、命令だっ!断固、命令だっ!以上。
読みながら涙を止めることが出来ませんでした。
なんて、なんて素晴らしいお嬢様
そんなお嬢様を育てられた沖さん。
退院も近いのですね。
愛情の溢れる我が家が一番
素敵なそんな御家族のなかで
悪魔の撃退は力を発揮します。
心よりご快復を願っています。