千寿の碁紀行

小林千寿の世界囲碁普及だより

住みやすい国・世界一のフランス

2010-02-13 03:00:31 | 日記
 パリに移って1年半、5年連続でフランスは世界で1番住みやすい国に選ばれたそうです。
でも、そのように感じたことは全くないです。
 この国で雇用され収入をえている人は保護されている面が多いので、その点は多くの国と比べて良いのでしょう。
 夏の休暇、育児休暇など、その権利は守られているそうです。
 逆に経営者は大変だと聞きます。
  しかし、この数カ月のパリの様子は。。。。。
 今日もエスパス・ジャポンの囲碁講座に出かけたのに行くのをあきらめて家に戻ってきました。又電車が『事故』で折り返し運転でパリ市内へ行けないのです。
 他の方法は方向と逆の街から出ているバスに乗って途中でメトロに乗り換えて。。。
アンナウスを信じて待っていた時間と他の方法で行く時間を合わせると2時間以上かかる計算になり、講座に出れても最後の30分に間に合うかどうか。。。
 氷点下の中を1時間近く待って帰宅することにしたのです。。。
 このような場合の『事故』は大抵『人身事故』が多いとか。
 この数週間、私が聞くだけでこんなことが週1回はあります。3週間前は北駅で『爆弾騒ぎ』その時もニュースにすらなりません。。。
 待っている間に英語の上手なフランス人と立ち話をしましたが、『これがフランスさ、慣れるしかないよ!』と言われました。
 これが世界で一番住みやすい国の首都の日常生活。
 1週間にも渡るストライキで街がマヒしても、電車に乗れば『物乞い』されるのが日常茶飯事でも、多くの観光客がブランド品をショッピングしている脇でホームレスが座っていても、人が集まるところには武装した警官が歩いているのが普通でも、事故・爆弾などで電車がしょっちゅう止まっても。。。。。。
 それでもフランスは世界で一番住みやすい国だとうのです。
 どこ見て決めているのか、それとも他の国々はもっと悪いと言うのか。。。
  因みに日本は36位、生活費が高いのはポイントを下げているようです。
 確かにフランスと比べると日本の食材は高い、本当に高い。
 (でもレストランは日本の方が安くても美味しいところが沢山ある)

 この5,6年間、スイス、オーストリア、フランスに住み東京と往復している生活ですが
 どこに居ても、日本の安全と普通の人々の文化度と高さは世界で一番だと自信を
 持って言えます。 
 
 
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