TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

茨城県北ロングトレイル 南東部 SE01~18

2023年06月27日 | Weblog
梅雨空が憂鬱な時期です。
今週のお休みは一日だけなので、東北には行きません。
どこか軽い気分で行けたらいいなと思っていました。

天気予報はどこも曇り、ところにより雨が降るという難しいものでした。
筑波山にでも行っとくか⋯ と考えましたが、近頃開通した「茨城県北ロングトレイル 南東部エリア」に行きたくなりました。

山友のEくんもこのトレイルの完全踏破を狙う一人です。
Eくんがお休み取れれば行くし、取れなければ他の日に回すし、二日前だけど聞いてみようかな。
すると『そろそろムチで打たれたいですねぇ』と。さらに『次の火曜日空けられます』という返事。

その晩午前2時までかかってルートの選定や駐車場の位置、ルーティンの方法、所要時間、どこで雨に当たるかなどを調べました。

GPXデータはスマホとGPS機器にダウンロードしておきます。
茨城県北ロングトレイルのホームページはこちら↓

車1台を今日のゴール地点とした「小菅ロードパーク」にデポし、もう1台で花貫駐車場に向かいました。

コースポイントのSE01は花貫渓谷入口となっています。吊り橋を渡ります。
初夏は緑が、秋は黄色や赤が彩るところです。


トレイルテープは退色してくると白くなるので見落としやすいですから注意


小滝沢キャンプ場を通ります。
ソロキャンプの方がテントを張ってくつろいでいました。


県北観光マップ。
位置関係をざっくり把握してみましょう。


土岳は2回目です。
あの時は義理の母と花貫ダムから登りました。
今考えると義母は相当頑張ったと思います。
その時の僕はちょいちょいでしたが、還暦を過ぎてみると確実に体力は落ちてますね。
土岳まではそれなりに大変でした。


沢沿いはいい感じ。


「大黒岩」どの角度から見るのが正しいのでしょうか。


暑いのだ。と言うより蒸す。
「もう一息」です。


土岳の良いところは「山頂直下が緩い傾斜」なことです。
最後の最後でスゥ〜っと登り切れる感じ。
展望台が見えたら山頂です。


見える景色は、まあ森の山。


山頂標柱はこちら。いつの間にか立派になっていました。
適度に登れて楽しめる「土岳」、もっと注目されても良いと思うんですけどね。


「くじら岩」なるほどね。


鬱蒼とした道をルートにするのは、最後にここで締めくくるためと読みました。

「どーなっつ池」ドーナツではなく、どーなっつ です。
はて、ドーナツかドーナッツか正しいのはどちらだ?
英語ではDonutとdoughnutという2つのスペルが存在しました。どちらも間違いではないらしいです。


水場あり。でも飲めませんと書いてあります。


中戸川登山口に下山してきました。


竪破山(たつわれさん)まではロードを行きます。


ここから突っ込んでいきます。
竪破山に取り付きます。


轍がある道を進みます。


だんだんと薮濃くなってきました。


オカトラノオ。


山いちごの種類はたくさんあって、よく分かりません。

あとはニガナ、ホタルブクロなどが目につきました。


これ。このバラのような棘がズボンを引っ掛けてくれてボロボロになりそうでした。


竪破山の山頂です。
Eくん曰く「一応登ってみたけど別にでした」と。
僕も登ってみたけど、まあ別にでしたね。
竪破山もなんだかんだで10年ぶりでした。


山頂標識はこれ。


展望台。曇っているのもありますが、これ以上を求めてはいけません。


食事にしました。
僕はジップロック焼きそばと漬物。
ここまで小さいパンをちょこちょこ食べたりして補給してました。
次はジップロック冷やし中華にでもしてみようかと考えています。
麺は凍らせたペットボトルに巻き付けてきて、汁は後入れのかき混ぜるだけ。


竪破山は奇石が有名です。
甲石(かぶといし)は石を掘り出した祭壇があります。
格子戸が着いている中に12体の神像が祀られていましたが、盗難にあったため残った6体は集落で保管されています。

現在、中には代わりの木彫りの人形が置かれていました。

アイヌを思わせる人形でした。誰が置いたの?


出ました竪破山と言ったらこれ。
「太刀割石」武将さんが刀で斬ったのです。


「雷神降臨杉」雷が落ちて裂けたのだそうです。


「弁天池」水が湧き続けています。
あまり綺麗ではないのが残念です。


「手形石」うーん、よく分かりません。


「烏帽子石」Eくん「あーまあそうね、そう見えるかも」と言ってました。


「後生車」昔の人は本当に信じて回していたのでしょうか。


下山しました。
駐車場のようですね。トイレもありますが、ね。


しばらくロードです。
道を間違えました。仕方なく戻りました。
最後にちょろちょろと雨が降りましたが、気にならないレベルでした。


バス停にポスト。
一日3本、郵便の取集は一日1回。


全面通行止めなのは下へ行く道。
個人宅に入っていきます。分かりにくいところです。
Eくんがトレッキングポールで指しているところにトレイルテープがありました。
白く変色していました。こりゃ分からん。


路肩に突然現れた「ワスレグサ(カンゾウ)」目を引きますよね。キスゲ属です。


沢に合流しました。
沢水で顔を洗ってさっぱりしました。


林道が終わり、舗装路に吐き出されました。
トレイルポイントSE18大菅入り口です。

ここから少し北へ歩いて「小菅ロードパーク」に行きます。
本日はここまでとしました。
ちょっと距離は短めでしたが、序盤戦はこんなところでやめておきました。

程よい疲れを「中郷温泉 通りゃんせ」で流し、そばを食べて終了です。

なかなか良いルートでした。竪破山の北側のルートは草刈りが追いついておらず、これからの時期は凄くなると思われます。
整備よろしくお願い致します。


歩行距離 20.6km
累計登坂標高差 +953m
所要時間 7時間15分
43,000歩





コメント (2)
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みちのく潮風トレイル 第11回その2 (網地島)

2023年06月21日 | Weblog
一日目が終わり、道の駅上品の郷(じょうぼんのさと)のふたごの湯に浸かり、そこの食堂で蕎麦を食べました。
ここにお世話になるのは3回目です。

コロナ以降初めてやる温泉→蕎麦のルーティン、本当に久しぶりでした。
美味しくいただきました。

風呂上がりに道の駅の駐車場で、風を浴びながら雄勝半島のブログを打ち込みました。
程よいところで区切りをつけて、鮎川港に向かいました。


停舶している船は金華山行きで、網地島行きが無い。あせって案内所に戻ると「ほらあそこに並んでいるじゃん」と言われました。
そうは言ったって、並んでいる対象が無いんだから分からないのです。
網地島行きを待っているかもしれないし、iPhone買うのに並んでるのかもしれないですし。


網地島経由石巻行きのシーキャットが入港しました。


網地島長渡(長渡港)到着。
いろいろ寄りたいところもありますが、帰りの船の時間があるので、ひとまずトレイルルート通りに進みます。


第一島猫発見。
隣の田代島は本当に猫の島でしたが、網地島には猫いますけど相当少ないです。


車の轍はあるけど、いきなりのオフロードです。
まだ朝露が残っていて、パンツの裾が濡れていきます。


特別な花は見当たりませんでした。
探してないだけですけど。


ホタルブクロはありました。


ロードに出ました。
島のセンターを走る道です。


メマツヨイグサだと思います。
まあ雑草の類です。道路脇に一本だけ咲いていました。


「島の楽校」
敷地内には入りませんでした。
旧網長中を改装し、児童生徒の育成のための合宿生活を体験出来る場としてオープンしました。
生活のすべてを自分たちでやる事で、家事の大変さを認識したり、子供たちの心の育成にも一役買っているようです。

旧小学校。
現在「網小医院」


島には無くてはならない存在です。

お隣にある、旧開発総合センター。
ここも網地島診療所になっています。


時間が気になるので寄り道しませんでした。
再びオフロードになります。


背の高い雑草をかき分けて進むと民家がありました。
この先はオンロードとなり、網地港はもう少しです。


島を縦断しました。
寄り道しなければ1時間半ぐらいで抜けられます。
ちょっとぐらい寄り道すれば良かったかな。


人が座っていました。
昔、未知の航海でたどり着いたロシア艦隊のデンマーク人たちを温かくもてなした島の人々。
変わらぬ友情を願って艦長ベーリングの像を建立したということです。

以前歩いた「関東ふれあいの道千葉県コース」にもそんな場所がありました。日本人って本当に優しいのです。
↓ リンク参照

謎の公務員と行く関東ふれあいの道千葉県コース15.16.17 その5 - TINKERBELL BLOG

『日西墨交通発祥記念碑メキシコ記念公園』にたどり着きました。日西墨三国交通発祥記念之碑(にっせいぼくさんごくこうつうはっしょうきねんのひ)は、オベリスク型の記念...

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網地港に着きました。
ルート通りに歩くとあっという間に終わってしまいます。
焦って歩く必要なかったかなと思いました。


猫、確かに逃げません。
田代島でも同じでした。


網地島の観光名所です。


シーキャットの入港です。


シーキャットの船内。


鮎川港に帰ってきました。


隣接の「ホエールタウンおしか」の黄金にて「鯨のユッケ丼」を食べてみました。
本当は普通に鮨にしたかったけど、やっぱりホエールタウンなわけで、つまりその鯨を食べないで何故?ってなりそうだし。

赤身は魚としては、ねちょっとした食感で、そうまさにユッケの食感。
舌と皮も数切れ入っていました。舌は割と柔らかく、淡白な味わいでした。
皮は本当の表面は硬いですが、その下は食感はあるものの想像と違って固くなかったです。

正直に言いますと、あまり好きじゃないかな(笑)

今回歩いたルートはこちら↓


第11回
2日間合計

歩行距離 44km
累計登坂標高差 +1,375m
所要時間 12時間
78,300歩



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みちのく潮風トレイル 第11回その1 (雄勝半島)

2023年06月20日 | Weblog
スキーシーズンを終え、魂を抜かれていた僕。
二週間死んだようになっていましたが、ついにサマーシーズン開幕です。

スキーのシーズンオフと言えば「山」そして「ロングトレイル」。今週こそやるぞ! と心に決めました。

天気予報を見つつ、計画を練り、虫食い状態で残っていた宮城県の地図を見つめる僕。
「雄勝半島」と「網地島」
「道の駅硯上の里おがつ」までは行っていて、その先も陸前高田まで進んでいたのものの、鬼門となっていた「雄勝半島」は交通手段が難しくさらに長い。
2つに分けるのが理想的ですが、周回すると非ルートを歩く距離が長く、そうちょくちょく何回も行けない僕にとって頭を悩ませるルートです。

雄勝半島すべてを1回で済ますには40kmを軽く越える長さを歩かなければなりません。
今シーズンの出だしからいきなりいけるのか?
「今シーズン初のトレイルなんだからそれはないだろ?」という自分と「今までだってそのぐらい何度もやってるだろ?平気平気」という自分が心の中で葛藤しています。

前々日に気持ちは固まり、雄勝半島すべてを歩き切る決断をしました。

その代わりテクニックを使うことにしました。
非ルートを自転車で繋ぐことに決めました。
そして今ある折りたたみ自転車は貧差で車に入らないのです。
そしてギアチェンジが出来なくなるほど錆びてしまったし。

悩み抜いたあげく、これからもこういう事があるだろうと納得して、16インチの折りたたみ自転車をアマゾンプライムでギリギリに届くはずと踏んでゲットしました。


これです。
16インチはダメと大丈夫の境界線ってところですが、様々なことを考えると走りを抑えても携行しやすさを第一に考えるという結果になりました。

何故か毎週月曜日が本当に忙しく、出発前夜に1時間の残業となってしまいました。
前々日にほとんどの用意が終わっていたので、速攻晩飯&速攻風呂でマッハで自宅を出ました。
頑張ったけど、それでも21時のスタートでした。
ここから片道5時間の運転です。

牛久阿見から高速に乗るのですが、なんと!通行止めです。
そうなると一番近いのが桜土浦。
そこまで下道で行きますが、割と空いていたので助かった気分です。

トイレも行かず、連続運行で到着がなんと1時。
やった。
頑張った。
ずーっとやっていたはずの通行止め工事区間も無く、予定通り雄勝半島一周に挑戦することに決定しました。

ルートが長いので、あらかじめ自転車を組み上げて車のホイールにワイヤーロックしてから寝床を作って就寝しました。

起床は4時30分。
3時間ほど睡眠をとれました。
3時間というのは今の僕のボーダーラインだと考えています。


トイレに行って自転車にまたがったのが5時20分。
大川小学校(震災遺構)に着いて、自転車を畳んでワイヤーロックし、歩き始めたのが6時でした。
まあまあかな。


まずはロードです。
北上ルート主体の僕がここは南下ルートにしたのは、山越えを元気なうちにこなしてしまいたいという思いと、前夜のアクセスで自転車での下りが長いのがこちら側だと判断したからです。


長面浦。
グラッシーで鏡のような水面でした。
この先からオフロードになり峠越えとなります。
橋が新しくなっているのでルートも変更されていました。


久しぶりのトレイルテープ。
ここから山道に入って行きます。


案の定足が前に出てきません。
ものすごくゆっくり登りました。


やっと「尾ノ崎峠」を越えました。
道は倒木が多く、くぐるときの姿勢がキツかったです。


太平洋が見えるポイントに出ました。
ここまで来ると下りももう少しで終わりそうだと思いましたが、意外とそのあともオフロードは続きました。
あんなに得意だった下りも今日の僕には辛かったなぁ。


オンロードに出た時に暑くなって膝まくりしました。
え?
そうです。やりました。
コケの付いた倒木に乗りました。
普段は絶対に乗らない斜めになった木に足を掛けました。
他人には「斜めになった木の根とかダメだよー」と言っているのに、なんだこのザマは。


越えてきた山が終わるとまた登りです。
恐るべしリアス式海岸。


この辺りももちろん津波の影響が。


オンロードに出てからもけっこう登りました。
やっとこの先で下りに転じそうです。


この辺りで2億4000年前の魚竜の化石が多数見つかったということです。


本当に美しい海。
ここでしばし休憩します。

この先で軽自動車に乗ったおばちゃんが窓を開けて声をかけてきました。
おば『どっから来たんでぇ?』
僕『茨城です』
おば『ありゃま、そこの山から来たのけ?』
僕『まあそうです』
おば『好きな人は好きだかんな』
僕『笑。そうですね』
おば『おら、一回も行ったことねぇけんどな』
僕『けっこう鬱蒼としてるから』
おば『そんじゃ気いつけて』
僕『はい、声掛けてくれてありがとうございました』
可愛い顔した方でした。


ちょっと行き過ぎちゃったけど、思い直して戻って行ってみました。
「恋する灯台」って書いてあったけど、ピンとこなくて、ここがあそこだとはね。


ふぅ〜ん。
デートするならここに立ち寄るのもありですね。
写真撮っていい思い出にしましょう。


そして灯台の後ろ側に出ると見えるのがこれ。
「ハート型に見える漁港」
これは狙ったのか偶然なのか知りたいところです。


ルート上の注意箇所。
南下ルートだとまったくの死角になるようなところを逆レの字に曲がります。
GPSないとそのまま行ってしまいそうです。


再びオフロードになります。


森の主に出会いました。
この木だけ貫禄がありました。


草刈りが追いついていないようです。
ここではトレイルサポーターがいて、ボランティアなんですが精力的に整備してくれています。

白銀神社への分岐点でへたばりました。
切り株に腰掛けて飲み物を水筒に詰めていると(保冷水筒に氷を入れて持ち歩いています)、後続のグループが来ました。

聞くところによるとトレイルの整備をしている方たちだそうです。
もともとは山の会だったようで、定年してから地獄のような山歩きは卒業してハイキング程度の歩きに形を変えていったようです。

やっぱりみんなそうなるんですね。
僕ももう間近ですね。

その方たちが白銀神社に向かったので僕も行ってみることにしました。


山の会の方たちは灯台に向かいました。
僕は一人で行動したいのでここでサヨナラしました。
とても気さくな方たちで、山で会う人たち特有の 人懐っこさがありました。


白銀神社の道すがらから見える海。


ナワシロイチゴなのかな?
トレイルサポーターのおばちゃんが『おお、大量〜』と言ってむさぼっていました。
僕も1粒口に入れてみましたが、吐き出しました。
不味くはないけど美味しくはなかったかな。


ルート上に自販機はほとんどないです。
ここは「雄心苑」の近くにある自販機でしたが、コカコーラの方は動いていませんでした。

そういえば、ここに出てくる前の峠道で軽トラのおじちゃんが『どこまでいくんだー、乗ってくか?』と声を掛けてくださいました。
『大丈夫ですよー、ありがとうございます』と言いました。

残りのルートは死ぬほど長く感じました。


やっとこゴールしました。
足は棒のようになり、ブランクの大きさを感じました。
すでに筋肉痛です。
スキーとは違う筋肉を使うんですね。

自転車を回収して『道の駅上品の郷』に行きました。
温泉で清めて明日の目的地へ向かいます。

明日は島としては最後の「網地島」です。


歩行距離 37.8km
所要時間 10時間30分
累計登坂標高差 +1,180m
66,400歩
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ガングリオンの診察

2023年06月13日 | Weblog
ここのところスキーシーズンが終わってしまった僕は完全にスキーロストに陥っています。
何もやる気が起きないのです。

いつもなら登山モードにスッパリと変更できるのに、いったいどうした事だ。
梅雨に入り天気もぐずついてるいるのも要因ですが、登りたい山も歩きたいトレイルも手軽に行けるところではないというのもあります。

スキーシーズンは毎週片道4から6時間長距離運転の連続だったのもあると思います。
年齢的なものもありますが、とにかく身体が疲れていると感じます。

そんな時は気持ちに逆らわず、スキーシーズンには出来なかったことを少しずつ片付けて行こうと思いました。

健康診断、スキー板にビンディングを取り付ける、車室の変更、これから歩くトレイルの計画、そして手首の治療⋯。

まず、この冬から気になって目立ってきた「手首のガングリオン」の治療に行くことにしました。
とにかく病院はめんどくさい。
それでなくてもだんだんと医者との付き合いが増えてきていますから。

ガングリオンは関節を包む袋が突き出ることで、関節などの曲げ伸ばしを滑らかにする滑液が流れ込み、ゼリー状になって溜まることで発症します。
原因ははっきりと分かっておらず、自然に出来ることが多いです。

僕はガングリオンを3回経験していて、最初は高校生の時でした。
この時は手首の甲でした。
極貧生活の僕は医者に行くこともせず、部活でやる腕立て伏せも手首を曲げられないので「指立て伏せ」をしていました。

何も知らない僕はついに苦しさから接骨院に行ってみました。
接骨院の先生は「ああ、ガングリオンだな。潰れれば治るんだよね」と言って思いっきり潰しにかかりました。
痛くて痛くて脳天が痙攣する思いでした。

「う〜ん、潰れないなぁ」と言ってその日は終了。もちろんその後は接骨院には行くことなく、ひたすら我慢していました。
それもついに限界を迎え、今度は整形外科を受診しました。

整形外科の先生は「ガングリオンですね。注射器で吸い取ります」と言いました。
すると中から出てきたのは血まみれのゼリー状の物体。あの時潰しにかかった接骨院の処置にて出血していたのでした。
僕は目の前がクラクラして貧血気味になってしまいました。

注射器で吸い取った手首はすっきりとし、曲げ伸ばしもいとわなくなりました。
なーんだ早く行けば良かった。

その後再び同じところに出てきたものの、すぐに注射器で抜くことにし、今度はクラクラすることもなくすんなりといきました。
抜いた滑液はわずかに黄色味がかったゼリー状でした。
その後そこには再発しなくなりました。

2回目は右手薬指の第一関節。
ここはハサミの指を掛けるところです。
ハサミの輪っかが入らなくなり、小指に指かけを変更して対応していましたが、それも辛くなってきて遂にはハサミの輪っかが大きいものに買い替えることにしました。

ここは自分で針を刺して滑液を押し出すことに挑戦しました。
なかなか袋を破って針を刺すことができず、失敗していましたが、ある日傷口から滑液が染み出ているのを確認。
思い切ってそこから針を刺しました。
「ムニュムニュ」と音がするように滑液が出てすっきりしました。

袋を破る時は神経に触るのでとても痛かったです。
消毒に気を使い、痛みも結構すごいので真似はしないで下さいね。
そこは一発で完治しました。

そして今日。
「またかよ」という気分で順番を待っています。

順番が来たら迷わす「注射器で抜き取ってください」と言うつもりです。


なんとお若い女医さんでした。
相当優秀なんでしょうね。
見た目も美人系。

さて処置開始です。
先生「ガングリオンはどれですか?」
僕「ここです」
先生「あー、ここはね血管が複雑に入り組んでいるところなのよ。正直言ってやりたくない部分よ」
僕「そうなんですか。そんな気がしてました」
先生「静脈を傷つけたら100パーセントアウトです。ガングリオンがあっても生活に支障はないので安全に行きましょう」

ということで一番安全なところから注射器を刺します。
すぐにプチっと滑液が出てきました。
先生は無理に注射器で吸い取らず、押し出す作業に切り替えました。

おそらく袋は2つ。
より手首に近いところはへこみましたが、もう片方はやらないことになりました。
これはまた再発するなという印象でしたが、仕方ないですね。

ということで今回は終了となりました。
まあ仕事も出来るししばらくはこのまま生きていきます。


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