程久保川の辺で

程久保川のほとりに住んで30数年、ここが私達家族の終の栖家となりました。

忘れ得ぬこと 2011年

2011-12-31 17:52:47 | 随想
 


5月Tさんが亡くなった。Tさんに初めて会ったのは、お互い多感な20代の頃。それ以来の大切な友人を失った寂しさは計り知れません。
農水省を定年退職後、房総半島の山の中に、田んぼを買って農業を始めた。その田んぼを見に行ってびっくり。高いところに道が通っていてそこから階段状の狭い棚田が、谷底まで続いているのです。
農業用トラクターが使われだしたころなので実家で不要になった小型手押し耕運機などを、実家のある福岡からはるばる自分で運んできたという話にも呆れました。田植えをしていると、集落のおばあさんたちが懐かしがって手植えを手伝ってくれたとか。手間のかかる棚田相手に、以後20数年頑張ってきました。
生涯抜けなかった強烈な博多訛りと型紙破りの性格は、損得なしにわが道を行く豪快な人でしたが、彼を取り巻く友人からは「ミッちゃん」と呼ばれ愛されてもいた人でした。。

 認知症が進んで一人暮らしが危うくなった姉を、民医連グループが初めて今年開設したグループホームへ入れたのが6月。どうしても行きたくないとごねる姉を、「騙したも連れてきなさい」との言葉通り嫁が一計を弄してホームへ送り込むことができた。入居金なしは有難いが、月々の費用は介護負担も含めて17万円強の出費、幸い遺族年金などで賄えるのが幸いですが、負担ですね。

 12月初め、家族として15年半暮らしてきた猫が、腎不全を起こしてあっけなく亡くなりました。日頃「猫が先か。私が先か。」などと言っていたのですが。
夫亡きあモモコにどれほど癒されていたことか。猫より後に来た嫁に可愛がられ手厚い介護してもらって幸せでした。

 11月我が家の耐震補強工事を行いました。外壁を剥がしたり押入れから工事したりで大変でしたが、おかげでいらない品物を少しは整理できました。
でも私が居なくなった後、残された家族が処分に悩まないようもっと整理しなければと思うこの頃です。
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別れは突然に モモコ

2011-12-10 20:13:58 | 随想
 別れは突然だった。数日まえの夕方うずくまって動けないモモコを発見。あわてて主治医のK動物病院へ連れて行き、入院となった。
血液検査の結果、腎不全を起こしているとのこと。餌はもちろんも水も飲めないようす。3日目の晩我が家にに連れ帰った。嫁に手厚い介護してもらった甲斐もなく、息子と嫁に看取られて旅だった。
迷い猫だったモモコが保護されて、我が家にやってきたの15年半前。推定年齢18~19歳、人間でいえば90歳に相当する高齢。いま思うと最近食欲が落ちていたのに、気づいてやれなかった。
K先生は猫にも性格があるという。モモコは迷子になる前の飼い主にも大事にされていたようすで、とてもおとなしい優しい猫だった。何よりも有難かったのは、柱で爪とぎしないこと。このため先代猫たちとは違って家中がモモコのテリトリーだった。いつも夫のそばに座っていたが、夫が亡くなってからいないなと探すと遺骨の前の座布団にちょこんと座っていた。どのくらいモモコに癒されたことか。モモコ有り難うね。

コメント (2)
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フラワーアレンジ 2011年12月

2011-12-10 20:00:49 | 花おりおり
 今回のアレンジのテーマーはホワイトクリスマスでした。今回初めての方の作品もありますが、先生のご指導で素晴らしい出来栄えです。





















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