程久保川の辺で

程久保川のほとりに住んで30数年、ここが私達家族の終の栖家となりました。

檜原村へ行きました

2015-08-14 21:22:51 | 随想

過日、学校生協と新協建設工業共催の「多摩の山と森見学ツアー」で唯一の東京の村、檜原村へ行きました。JRの終点五日市駅より村役場へは30分弱で到着できましたが、それより奥の集落の人里(へんぼり)・数馬へは、さらに小一時間くねくねした道路を上って行かなければなりません。

檜原村の93%は森林、森林面積は多摩地域最大の9,751haです。

私が木材流通統計作成に従事していた1985年前後は、せっかく植林したスギ・ヒノキの間伐放棄が大問題になっていました。

バスの車窓から見える範囲の森林は、枝打ちと下草刈りはされてはいるようですが、細い木がそのままなのが気になりました。峰に近い付近はどうなんでしょうね

かつて村の基幹産業だった林業の従事者は、現在たった13人だそうです。

 

いま日本で使われる木材の82%は、北米材や南洋材などの外材です。1964年の輸入全面自由化以降、急激に外材供給量が増加して、木材自給率は20%で推移してきました。

安い外材に押されて、国産材生産の採算が合わなくなり、せっかく植林した山が放棄される事態になったのです。

かつては広葉樹林だった奥多摩の山々が針葉樹林になったのは100年前からだとか。どこでも植林できるのではなく、地下水脈がある土壌の山が最適だとか。先人の努力が奥多摩の景観を生み出していることを知りました。

いち早く輸入自由化に踏み切って打撃を受けた日本の林業、外材輸送の過程で多くのエネルギーを消費するのみならず、熱帯雨林の伐採で自然環境破壊が問題になっています。

東京都では多摩材認証協議会が定める制度により認証された木材を、多摩産材と認定しています。

日本の風土に合ったスギやヒノキの薫りがする家に許されるなら住みたいものです。

  

 

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