例年は10月1日には咲いている金木犀が、今年はいつまでも暑かったせいか、10日ほど遅れて開花しました。
戦前の10月1日は、東京市制施行記念日のため、小学校は校長先生のお話だけで授業はありませんでした。父の病気のため預けられていた伯父の家に戻ると、伯母から「父が死んだので、すぐ一人で家に行くように。」と言われ、京成線の立石から二つ乗り換えて京浜東北線の東十条の家まで、初めての一人旅をしました。10歳でした。
いまでも、10月1日が来るたびに、金木犀の花の香りともに、思い出します。
植えられてから二十数年たった日野療護園の金木犀は、見上げるような大木になりました。夕陽を浴びてひときわ輝いて、馥郁とした香りを漂わせています。
戦前の10月1日は、東京市制施行記念日のため、小学校は校長先生のお話だけで授業はありませんでした。父の病気のため預けられていた伯父の家に戻ると、伯母から「父が死んだので、すぐ一人で家に行くように。」と言われ、京成線の立石から二つ乗り換えて京浜東北線の東十条の家まで、初めての一人旅をしました。10歳でした。
いまでも、10月1日が来るたびに、金木犀の花の香りともに、思い出します。
植えられてから二十数年たった日野療護園の金木犀は、見上げるような大木になりました。夕陽を浴びてひときわ輝いて、馥郁とした香りを漂わせています。