程久保川の辺で

程久保川のほとりに住んで30数年、ここが私達家族の終の栖家となりました。

スイカとバーベキュー

2013-06-25 08:30:35 | 随想

 スーパーマーケットでスイカを1個買ったらまずくてこりごりしたので、次は半分切ってあるなからら美味しそうなのを探しました。

ヨーロッパのホテルのスイカは日本のスイカとは似ても似つかないスイカ 白っぽくて甘さがなく美味しくありません。アメリカのスイカは色も味も日本のスイカに似ています。店頭にはいつもよりスイカがたくさん山盛りに並んでいました。これは独立記念日のバーベキューにスイカはつきものなためと教えられました。

 7月4日はアメリカ独立記念日、この日はパレード 花火 野球などさまざまなイベントが行われます。アメリカ人の大好きなバーベキューもその日の行事です。

 1776年に公布された独立宣言の「すべての人間は平等に造られている」と唱え 『生命の自由 幸福の追求の権利」を掲げた前文が、「日本国憲法 第十三条 すべて国民は個人として尊重される 生命 自由及び幸福追求に関する国民の権利は公共の福祉に反しないかぎり 立法その他国政の上で最大の尊重を必要とする」という条文に影響しているという解説に、なるほどと思ったところです。

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長い夏休み

2013-06-21 12:40:22 | 随想

 アメリカは6月中~下旬で学校は終わり、9月の新学年まで長い夏休みになります。日本の子どものように夏休みの宿題がある訳ではないし、勉強から解放される自由な時間はたっぷりです。ところが親にとっては、2ヶ月半に及ぶ長い期間をどう過ごさせるかが大問題。家が離れているので子どもが行ったり来たりして遊ぶことはできません。そこで料金も内容もさまざまなサマースクールやスポーツサークル 学習塾のどこかへ入れるため、どこが良いのか見極めなければなりません。

 孫はアメリカに戻った最初の夏はサマースクール(場所は通学する学校ですが、運営は別)に行きましたが、子どもが勝手に遊ぶのをアルバイトの高校生が見ている程度、親しい友達がいなかった孫は退屈でした。

昨年は週2回 隣街プールのスイミング教室。おかげで泳げるようになりました。

今年は、孫娘は大学のキャンバスで開催される英語と数学ほか2科目受講。弟はロボット制作の講座に行くことにしています。この大学のサマースクールは、全米実施の共通統一テストで一定以上の成績をとっていないと申し込めません。どんなロボットができるのか、楽しみです。

サマースクールの会場 州立大学

 

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テコンドー

2013-06-20 10:51:06 | 随想

 孫二人はジャマイカ出身のアメリカ人の先生が経営するテコンドーの道場に通っています。

先生も数々の大会の優勝記録保持者ですが、弟子に昨年のロンドンオリンピックでジャマイカ代表で出場した人がいます。くじ運悪く初戦の相手が優勝した中国選手だったため、敗退はしましたがかなり頑張ったそうです。

9月にスペインで開催される世界大会に、この道場から4人が全米代表チームとして出場します。そのうちの女性はハーバート大学1年生の才媛。孫娘の憧れの人です。

 テコンドーは1940年代に琉球の空手が当時の朝鮮に伝わり、テコンドーになりました。足を蹴り上げるのが技の特徴です。1988年にオリンピック競技種目になりました。過去の金メダルの記録を見るとやはり韓国が1位で2位が中国ですが、ロンドンオリンピックのときは中国が優勝しました。

 隣町のホートリーは韓国人が多く住む街。道場はほかにもあるようです。テコンドーは白人のアメリカ人にも人気のスポーツです。

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イングルウッド クリフ

2013-06-18 14:01:57 | 随想

 娘の住む街はクリフという名のとおり、ハドソン川沿いの高台に開発された人口6000人の小都市です。日本人向けの不動産業者の広告を見たら築30年の家が売りに出ていました。多分娘の家もそのくらいの年数がたった家なのでしょう。アメリカでは中古住宅を買って建て替える人は少くないようです。

マンハッタンの中心タイムズスクエアへ1時間弱で行ける立地条件の良さで人気ある住宅街です。ハドソン川の河口から最初の橋ジョウジワシントン橋を渡って右折すると、縦3マイル 横1マイルの細長い街が広がります。メイン道路沿いには、大手企業のオフイスが立ち並び、その西側は高級住宅街です。

 最近韓国の企業であるLGエレクトロニクス社北米支社の8階建てビル立て替え計画を巡って、近隣住民が異議申し立てをしています。8階建てのビルは街の景観が悪くなるというのが理由のようです。

娘の家の前の人はお金持ちなのでしょうか。古い家を買って新築しました。そのとき敷地内の大樹を切ろうとしたら、環境保全のため市から中止命令が出ました。2年もかかって出来上がったその家を見たら、その樹がその家の風景にとけこんでいました。

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プロム

2013-06-17 16:26:57 | 随想

 知人の息子さんのプロム参加の写真を見ました。

プロムとはダンスパーテイのこと。そもそもは20世紀はじめに高校を卒業するとき、社会人としてのマナーを教えるため始まったのがプロム。いまはダンスパーテイのみが主の高校卒業時のイベントです。

男女のペアーを組まなければプロムに申し込めないので、誰と組むかは男の子も女の子も大問題。プロムを断られた男子生徒が女子生徒を猟銃で射殺した事件が先月起きました。

プロムは高校のみならず中学卒業時でも行われるようになりました。知人の息子さんはそのために背広を新調。女の子たちはダンスパーテイ用のドレスです。今年は肩をまるまる出したドレスが流行、どの女の子も肩を出したドレスを着ていました。

来年中学卒業する孫娘がいる娘は「参加したいと言われれば仕方がないけど、無駄な出費はしたくない」といまからぼやいています。

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こどものマニュキュア

2013-06-12 16:45:43 | 随想

 中学生の孫娘毎朝着ていく服のコーディネート。毎回その組み合わせはかなりセンスよく感心する。でもブレスレットやネックレスまでつけているのは驚き。「学校へ行くのにそんな格好していいの?」と思わず聞きました。

 アメリカ在住の円道まさみさんの著書によると、「よく日本の中学生や高校生が『アメリカの学校は服装も自由だし、学生でもピアスやお化粧も好きなように出来て羨ましい』という。~中略~ アメリカは他民族世界なので、宗教的、民族的な理由から特定の服装やアクセサリーを身につけてくる生徒がいる。それを『みんなと違うからダメだ』と教師は言えない。クリスチャンであれば十字架のネックレス、イスラム教徒であればスカーフ、という特別な意味をもった服装と単なるおしゃれとを、区別するのは困難である。ゆえに、アメリカでは服装に関して、学校が細かな注意をしないのが無難なのだ。」とある。

 娘の話によると、孫と同い年の知人のお嬢さん(日本人)は、つけまつげしたりアイシャドウひいたり、大人と同じメイクのお化粧をして登校いているそうです。

 孫が友達の家から帰ったとき、爪を見たら鮮やかなネイルが施されていた。その子はネイルアートに凝っているので、遊びで孫もやったと言ってました。こども専用のカラフルなマニキュアが売られているのだそうです。孫はテコンドウへ行くのですぐ洗って落としましたが、子どものマニキュアは石けんで落ちるそうです。

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サイエンス フェアー

2013-06-09 16:32:43 | 随想

 孫が7日(土)に行われたサイエンス フェアーに参加しました。

中学生を対象とするコンテストで、郡 州と勝ち抜いたグループが、全米大会に出場します。

孫は仲良し3人グループで「蟻が巣から餌までどうやって最短距離でたどりつくか」という実験をしました。

50組参加のなかで優勝はできませんでしたが、アイデアがユニークだったためか、特別賞をもらって大喜び。

優勝したのは同じクラスの男の子。携帯電話の電磁波の研究でした。

そんなつもりで参加したのではなかったようですが、課外活動として高校受験の内申書で評価の対象になるそうです。

段ボールに研究成果をアッピールする絵と文章を書きました。ずいぶん都合良いダンボルールがあったものだと感心したら、こういう文房具が売られているのだそうです。「間違っていてもいい、自分の意見をアッピールする」という教育を行っているアメリカならではの文房具と感心しました。

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平和ボケしているのは橋下さん

2013-06-03 13:51:37 | 随想

 

アメリカの「週刊nj生活」武藤芳治さんの「点描視座」から1部分を紹介します。

 猛々しい戦場の男たちのストレスを解消のために慰安婦を使う、性風俗店を使うと言うこと。これは本当に戦場をわかっていない平和ボケの人の言うことです。

戦場の心的トラウマというのは、「オンナを抱いて解消される」そんななまちょろいものじゃない。それは兵士たちの精神状態をなめた言い草です。風俗店で解消されるようなら、米軍のアフガン イラク帰還兵の自殺率があんなに高いはずがない。多いときは月に30人とか40人が自殺するのです。昨年自殺した現役米兵は349人と過去最多を記録し、アフガニスタンでの昨年の戦死者229人を上回った。

日本だって、戦闘行為もしていないイラク帰還の自衛隊員も自殺率は平均的日本人の1、4倍、25人も自殺している。

橋下さんの発言が、性風俗の女性や慰安婦たちの心を傷つけるというだけではなく、戦場の兵士たちの苦しみも貶め、蔑むものと気づくのです。それに気づいた時に、初めて男と女とを等しく苦しめる戦争は絶対に軽々しく始めてはいけないという私たちの決意が生まれるのです。

 橋下さんは、というか日本の政治家たちは日本維新の会も自民党も、「日本は平和ボケだ、だから憲法を自主憲法に変えなければいけない」とかまびすしいのですが、平和ボケしているのは、いったい誰なのか。

そんな輩に「戦場のストレス解消には性風俗の活用を」なんて言われたくない。それが部下を死なせている司令官たちのホンネです。

追記

 アメリカはいまは徴兵制ではありません。兵士に狙われるは、移民や貧しい地帯の若者です。「除隊後大学奨学金が貰える」とか、「健康保険が使える」とかの甘言に誘われた若者たちです。日本でも「親の収入の多寡が子どもの教育費の格差となり、成人後の将来へ波及する」という「貧困の連鎖」が問題になっています。

アメリカの「アメリカンドリーム」という言葉は、もはや死語なのでしょうかね。

 

 

 

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孫の友達

2013-06-02 16:55:35 | 随想

 孫娘の親友は韓国人と中国人です。二人とも両親は二世、血筋は混じりけのない韓国人と中国人ですが、母国語の言葉は全く話せません、

中国人の両親は医師、韓国人の母親はシングルマザーの教師。子どもに母国語を教える時間的余裕がないのでしょう。

孫たちも英語圏で育っているので、日本語は苦手です。娘がつっききりで「くもん教室」の国語をやらせているので、14歳の姉は大分読み書きができるようになりましたが、10歳の弟は遅々としています。

友人二人とも顔つきは東洋人ですが、言語、生活習慣はアメリカ人の子どもです。それでも食べ物のし好や人への接し方は白人とは違うので、仲良しになったのはそのためかもしれません。

 今日は中国の友人の誕生日、孫は母親に手伝ってもらって、苺大福と栗大福を作って持ってきました。とても喜ばれました。

 

 

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