13トリソミー 陽花の記録

すべての幸せが君のものであれ

面談票

2017-03-07 23:22:19 | 陽花の記録
■面談票

翌朝、夫が来て一緒にN先生から説明を聞いた。
最初、「出産して1日目なのでお母さんははずしてください。」と言われたが、大丈夫だからとお願いし話を聞いた。面談票には山盛りの内容が書かれていた。

小頭の可能性(CTをとる)
多指症
小顎症
舌根沈下
口蓋裂
足・手の関節の変形
先天性心疾患の可能性(エコーをとる)
尿路の異常の可能性(エコーをとる)
気道閉塞(気道確保のため、チューブ挿入、または気管切開、外科的な舌の固定の可能性)
哺乳困難(経管栄養の可能性)・・・というもの。

一番の問題点は舌根沈下(舌が喉の後ろの方へ落ち込んでしまう)ことによる気道閉塞、呼吸困難ということだ。さらに口蓋裂もあるので哺乳困難が予測される。不思議と動揺はなかったが、緊急の場合は気管切開すると言われた時だけは緊張が走った。

それでも自分でも驚くほど冷静だった。まずは、事実を正確に把握し、問題にはひとつひとつ対処していけばいいのだと思った。ひととおり話を聞いて「赤ちゃんに会えますか?」と聞いたら「はい。」と言われて、思わず笑みがこぼれた。

数日後、小頭、尿路の異常はない、大丈夫だと言われた。しかし、心臓のエコーでは心房中隔欠損症、三心房心(左心房の中にさらに壁がある)、動脈管開存(これは後日閉じた)が分った。ただし、新生児の心臓は柔軟に機能しながら変化し続けるものらしく、自然に治っていく場合もあるらしい。陽花の場合も緊急に治療が必要と言うわけではなく経過観察していくことになった。(その後、心臓に負担がかからないようにラシックスという利尿剤だけはずっと飲んでいた。)

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