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暑さに負けない体をつくる ややきつい運動と直後の牛乳

2012年06月22日 | 健康情報

熱中症は、気温が高い状況で体温調節がうまくできなくなった状態。

具体的には、(1)汗をかく(2)皮膚の血管を拡張する-といった体温を下げる

ための機能が低下することで熱中症になる。

◆血液を増やす

 「これらの機能低下を防ぐには、体の血液量を増やすことが大切」と、信州大学

大学院医学系研究科の能勢博教授(スポーツ医科学)は説明する。

汗の原料は血液であるため、「汗をかきやすくなり、体温調節機能が改善される」

ことなどがその理由。

血液量を増やす方法として、能勢教授は「ややきつい運動を1日15~30分、

1週間に4日以上行い、直後に牛乳のような糖質とタンパク質を豊富に含む食品を

取る」ことを提案する。

20代で1週間▽30、40代で2、3週間▽50代以上で4週間-程度続ければ、

体内の血液量が200~400cc増加するという。

「ややきつい運動」としては、「若い人にはジョギング、中高年であまり体力のない

人にはインターバル速歩がお勧め」(能勢教授)。

インターバル速歩とは、速歩とゆっくり歩きを交互に繰り返す歩き方。

「全速力の7割程度の速歩で3分、ゆっくり歩きで3分」を1セットとし、

速歩の時間が合計15~30分となるよう、1回の運動で5~10セット繰り返す。

運動は朝夕の比較的涼しい時間帯を選んで行う。その際、脱水症状を防ぐため、

事前にコップ2杯分の水を飲んでおく。

「頑張り過ぎないことが大事。無理をすると疲労がたまり、けがにつながる。

『良い汗をかいた』と感じる程度で切り上げてほしい」(能勢教授)

◆継続が大事 

運動後は30分以内に牛乳を200~400cc(コップ1、2杯)飲む。

牛乳が苦手な場合、ヨーグルトを小鉢1杯程度や「チーズ2、3切れとパン、または

クラッカー」を食べることでも効果があるという。

運動をやめると1~2週間で元の体に戻るため、能勢教授は「継続することが

大事」とアドバイス。熱中症予防につながるだけでなく、夏バテもしにくくなり、

夜もよく眠れるようになるなど、さまざまな効果が期待できるという。

 

(2012年6月19日 サンケイ新聞)

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