生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

小さな命

2017-02-07 05:28:56 | 日々の暮らし
目覚めて今日は一茶の句をしみじみ味わっています。

痩蛙(やせがえる)

負けるな一茶

これにあり。

雀(すずめ)の子

そこのけそこのけ

お馬が通る。

我と来て

遊ぶや親の

ない雀(すずめ)。

雪とけて

村いっぱいの

子どもかな。


一茶は幼い頃に親を亡くしている。

親が子を守り育て、強いものが弱いものをかばう。

また、この世に不幸は数あれど、子に先立たれるに勝る不幸はないといわれています。

一茶は56歳の時に、娘を授かった。

しかし、2歳になる長女里(さと)を天然痘で亡くしてしまう。

そんな思いを込めて

詠んだ句なのですね。


小さな命を

見る目が伝わって来ます。


さあ今日も頑張って

いきましょう。


合掌

コメント
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