Yesterday never knows

Civilizations and Impressions

Fukushima geographic 5

2021-11-14 10:29:56 | 旅行

ジオ線、磐越西線に乗る前には行っておきたいところがある。

郡山駅1階にある福島名産のショップである。

奥の松セット、馬肉ジャーキー、そして大七。

二本松のお酒は私を眠らせ、目覚めさせる。

そしてジオ線に乗り込み、猪苗代湖をめざす。

ほどなく人がいなくなったところで、大七を開ける。

青と緑の世界を堪能しているうちに猪苗代駅に到着。

猪苗代駅は裏磐梯や猪苗代湖に行く拠点駅

まずは猪苗代湖へバスで向かう。途中で野口英世の記念館を通過しながら、バスは湖に少しずつ近づいていく。

そして湖はその全貌を現す。

なんだこれは。海じゃないか。対岸が島のよう見える。

磐越西線でもちょこっと湖が顔を出すところがあったが、ここまでは見えない。

日本第4位の面積を誇るこの湖は琵琶湖、霞ケ浦、サロマ湖のように細長くないからだろうか、滔々と水を湛えてド迫力に見える。

これが山に囲まれた内陸に突然現れるからちょっと不思議な感じだ。

白鳥の湖の白鳥たちもド迫力しかも金属製。

かの世界的な医者、野口英世先生は凱旋帰郷をここら辺の宿でやったそうである。

翁島港の近くには天鏡閣もあり、猪苗代湖の大きさを感じられるところである。

しかもレイクビューの中華料理屋さんがなぜかある。

猪苗代駅の風景から猪苗代湖、野口英世、中華料理という線のつながりはちょっと予想のできない展開だった。

ジオ鉄道がある福島から環境の医師が生まれてきたりして。

環境の医師、佐渡酒造

表があれば裏の磐梯もあるが、磐梯には熱海もあります。

磐梯熱海温泉で日帰り入浴と福島のお酒でリラックスした後は

こけし展示館で、時代を見続けてきたこけしちゃんたちと語りあうのもよし。

福島では他の場所(土湯温泉)でも出会うことがあるが、温泉上がりで、ほろ酔い気分で眺めているとどことなくこけしが宇宙人のように見えてくる。須賀川とタイアップして宇宙人こけし、ウルトラマンこけしでも売り出したらどうだろう。

それはともかく、彼女たちはおしゃべりしながら老後の時を過ごしているようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Fukushima Geographic14

2021-11-03 13:14:59 | 旅行

南湖を西に歩くと、南湖神社と翠楽苑がある。

南湖神社は松平定信が祭られている。

その建設を支援したことで、渋沢栄一にも触れられている。

士民分け隔てなく公園を開設したからか。

田沼意次の商人政治を引き締める寛政の改革を行った松平定信と渋沢栄一の組み合わせは少し不思議だ。

しかしこんなところが重要なのかもしれない。

現在の南湖公園の交流センターである翠楽苑。

南湖公園が大宇宙であるとしたら、翠楽苑は小宇宙といったところである。

どことなく水戸の偕楽園と千波湖の関係を連想させる。

が、偕楽園のように借景になっているわけではない。

翠楽苑は水源から海への流れを表現している造園という感じだが、この形はよくあるものだろう。

 

庭園は緩やかに登っていくが

この庭の特徴はつつじだろうか、刈込が造園の重要なアクセントとなっているようだ。

松平定信の時代は天明の大飢饉の時代だった。

ここで昨日の小峰城がフラッシュバックする。

こうした時代、防御施設でもあり、役所でもあった城にはどんなドラマがあったのだろう。

南湖の西岸を歩き、一周した。

白河の町は関東と奥州を分ける境の町である。

歌人たちの夢の土地でもあった。

いささか壮大すぎて、とらえどころがなくなっている。

それが、この町の個性を説明することを難しくしているようだ。

宇都宮と郡山の間にある通過駅とされているのも残念なところだ。

城下町と南湖を結ぶ線の間に何かあるといいのかもしれない。

いろんな白河ラーメンを1か所で試食できれば旅人もありがたいかも。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Fukushima geographic 13

2021-11-03 12:43:46 | 旅行

白河駅から南湖公園に向かうが、バスはまず新白河駅に向かう。

おそらく新白河駅が起点なのかもしれない。

白河駅からも、新白河駅からも南湖公園は少し離れていてちょっと不便なところにある。

しかし・・・

朝だからだろうか、この公園は清々しくなかなか壮大である。

土手の遊歩道には松の木が植えられ

湖面には蓮の花がちょうど咲いている。

湖面のかなたには冬ならば雪をかぶった那須連山が見られることだろう。

湖の周辺にはここで遊んだ武士たちの漢詩が随所に石碑で刻まれている。

しかしこの公園の特色は武士も庶民も一緒に楽しめる日本最初の公園だったということだろう。

これをはじめたのが松平定信。

寛政の改革を行った人である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Fukushima geographic 12

2021-11-03 11:37:46 | 旅行

白河駅のホームに降りると、そこから城が見える。

白河小峰城である。関東への入口、奥州への入口となる城塞だ。

どことなく関西の明石城を思い出す。

駅から出て、西へ歩き、城の入口へ

城の中へと進んでいく。

 

石垣の上から、白河駅の方を望む。

 

 

私は城マニアではないので何とも言えないが、公園として見るのならば、二本松の霞城の方が面白いかもしれない。

そこには驚きの空間があった。城というのは戦の時は防御陣地であり、平時は役所。

史跡としての意味もあるだろう。

ただどちらかというと美しさとか生活臭が感じられる方が最近は面白く思える。

白河駅に戻ってくる。

白河はギリシャ正教の教会があったりと、何気にハイカラさもありPRもしているが、どことなくまとまりがないような感じがする。

観光の目玉が散らばっていることと、観光の拠点が新幹線がとまる新白河駅だからかもしれない。

宿に入り、白河ラーメンを食べに出かけるが日曜の夜なので店がやっていない。

しかしこの夜の散歩、少し楽しい。

城下町特有の鉤形の通りを酎ハイ片手で散策し、ようやく白河ラーメンにたどり着いた。

そして明日は白河での目的地、南湖公園へ向かう。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする