メタボ格闘記

メタボ復活・・またまた78kgまで復活
最後の格闘とするため、習慣をみなおそうと思う。

行橋~別府100キロウォーク ゴールまで

2007年10月13日 | Weblog
第三チェックポイントから、なだらかな下り坂を降りて別府への入り口、堀交差点。

私は、魚釣りが大好きで、関アジ、関サバを釣りによくこの道路を通ります。
車でこの堀交差点に来ると「あー別府に着いたなぁ」と思っていました。

同じように、今回も「あともう少しで別府に着くし、指先もちょっと柔らか感覚があるけど、痛くないしもう少しだから大丈夫だろう」と考えてそのまま歩き始めました。

でも、豊岡を過ぎたあたりからこの指先の豆がつぶれてしまったのです。
ジワーっと濡れた感覚があって、少し歩きあ始めると指先を五本指靴下の先がこする感覚がわかってだんだん痛み始めたのです。
「あ、やばい!」とは思いましたが、ここは一発我慢、我慢とそのまま歩き続けました。

立石峠の下りで元気な若者達が、「景色をたのしまなぁー」と言って歩いていたことを思い出し、よく周りを見渡すと、別府湾に浮かぶヨットの群れがそれは気持ちよさそうに浮かんでいました。

前を見ると、若い二人連れの女性がいてリュックに後ろの回数を見ると一人が2、もう一人が1と書いてありました。

思わず、「あなたは、去年も出たんね?」と声をかけました。
そうすると、「はい」と返ってきたので、「こんな辛い道のりを、また今年も行こうってよく思ったね」って聞いたら、笑いながら「歩いた後は、もう絶対行かないって思ってたんですけど、痛みが引いて2~3日するとまた来年も出ようと思って、今年は友達を誘って出たんですよ」と、屈託のない笑顔を2人で返してきたのです。

こんな過酷なウォーキングをやっているといろんなことがありますけど、最後のエネルギーをここで頂きました。

こんな若い娘達が、テクテクとはいいつつ確実に笑顔で歩いている姿を見たら、豆がつぶれた、足が痛いなぞと泣き言はいえん。

ここからは、休憩無しで歩ききるぞ、と思ってガードレールを両手でつかみ、棒のようになった足の屈伸運動をしながら、少しずつ、ほんとうに少しづつ歩いていきました。

でも、別府湾をめぐる国道10号線は平坦で長い。

別府競輪場を過ぎ、国際観光港を過ぎて歩いても、ゴールの手前で目標とする別府タワーが見えない。

足は、猛烈に痛むけどあともう少しだからと思っていたら、とうとうはるか先に別府タワーが見えたのです。

私は、第二チェックポイントで紹介したVarryというSNSに携帯電話で投稿し続けていたのですが、ゴールの海門寺公園ではニックネーム「温泉太郎」さんが待っていてくれることになっていたのです。

もうすぐだ、もうすぐだと思いながら、携帯電話に録音していたzardの「負けないで」を繰り返し、繰り返し聞いていました。

別府タワーの近くまで歩いてくると、ボランティアの方から「あともう少しですよ、頑張ってー」と声かけられ、感動で涙が出そうになりましたが、待っていてくれる温泉太郎のことを思ったら、「よーし、元気一杯でゴールしてやろう」と最後の力を振り絞りました。

そしてとうとう、別府トキハデパートの横を曲がり大勢のボランティアの方たちの拍手を受け、ゴールの海門寺公園にゴールすることが出来ました。

ゴールの正面では、温泉太郎が待っていてくれていて、一晩中応援してくれたお礼を言って固い握手と交わしたのでした。

その後、ゴール横のテントで、完歩の表彰を受け、完歩賞と完歩バッジを頂くことができました。

歩いている途中では、何でこんなに辛いことをやっているんだろうかと、何度も何度も思って、本当に長く辛い道のりでしたが、ゴールしてみるとなんともいえない達成感を味わうことが出来ました。

女房のおにぎり、妹のテーピング、ボランティア、運営会の人たち、Varryの仲間達の声援、同じ道のりを歩いてきた人たち。

このゴールは私一人の力ではなくみんなのおかけでゴールができたと思っています。

たった、ひとりだったらゴールできなかった。
本当にいい経験をさせていただきました。
ここまで読んでいただいた方も含め、みなさんありがとうございました。


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