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足田家のなぞ

哀しくも楽しい家族の日常

トゥジュー・トゥジューの話

2009-01-31 23:40:25 | おかあさんの部屋

27歳くらいのとき、インドネシアをうろついてたことがある。

バリ島から入って、船で本島に渡って、電車でゆっくり移動しながら
ひと月かけてジャカルタまで行った。一人でさ。今考えるとムチャだよなぁ。

その途中、どっかの田舎を散歩していたとき、道に迷ってしまった。
360度、見渡す限り同じ景色。
乾いた地面、潅木、背の低い植物。
地平線こそ見えなかったけど、丸い地球の頂点に立っているんだという気がして、
転がり落ちそうで、恐くなった。

足元を見ると小さな草が生えていて、
まぁなんてこともない、みすぼらしい草で、
でも私はこの草に名前をつけようと思った。
私の誕生日は7月7日なので、トゥジュー・トゥジューという名前にした。
インドネシア語でトゥジューっていうのは7って意味だったから。
7月っていう単語は知らなかったし。

トゥジュー・トゥジューは私の草で、そのまあるい世界の中心に生えていた。

地球は球体なんだから当たり前だよね。
世界中のどんなものだって地球の頂点にある。すべてのものが世界の中心にある。
だから、これから先、自分の行くところはどこだって、世界の中心なのだということを覚えておこう、とそのとき思った。


トゥジュー・トゥジューと別れるとき、もう二度と会えないなぁって思った。
だって、そこがどこかもわかっていなかったし、
もしもう一度同じところに来れたとしても、
どの草がトゥジュー・トゥジューだか、わかるわけがないもの。

じつはそれがどんな草だったか、もう覚えてないんだ。
きっともう枯れてしまっただろうな。それとも大木になってるかな。
それともその種が広く旅して、とんでもないところで花を咲かせているかもしれない。


なんで突然、草の話をしているのかと言えば、
この間、雑草のせいで号泣したのだった。


朝ごはんを作っている時、突然、

「ああ、子供って、原っぱに生えてる雑草なんだな。」
と思った。

例えば普段、自分の子供をバラだと決めつけていたり、
ヒマワリにしたいと思っていると、
それらしくない葉っぱをちょん切っちゃったり、針金や支柱でそれっぽく整えたり、花の色をペンキで変えようとしたり、匂いがちがうといって香水をかけたりしてしまうだろう。
子供の方も、「あれぇ…わたしユリなのかなぁ?うーん、よくわかんないなぁ。ダメなユリでごめんなさい。」なんてしょんぼりしてしまうかもしれない。

でも本当は、みんな、どんな葉っぱが出るか、どんな花が咲くのか、まったく見当もつかない不思議な雑草なんだよね。

だからまわりは、「おっ、葉っぱが紫だ、なんだこれぇ」とか「うわー、上に伸びるかと思ったらくるくる回転してるぅ」とか、おもしろがって眺めていればいいんだなって、思った。

そして、予想不可能なおもろい雑草という点では、大人だってそうだと。

決め付けたり、型にはめたり、期待したり、がっかりする必要なんてないし、まだまだ自分だってどんなふうになるかなんてわかんないし、でも花の形や実の味なんて遺伝子で決まってるわけだから、おもしろがって育っていくしかないよなぁなんて思ったとき、
なんでかキッチンペーパー顔にあてて号泣しておりました…。


自分でコントロールできることなんて、ほとんどないんだよね。
ムダなものが多すぎるから、心が、いつも忙しくなっちゃうけど、
落ち着いて、心を開いて、深呼吸したら
大切なものだけが自然と見えてくるんじゃないかなぁと、
思う今日この頃であります…。

One Day Shop に参加したよ

2009-01-25 02:04:26 | おかあさんの部屋
1/23にマイミクのkomomoさんの家で一日限りのショップを開きました!
幼稚園ママつながりだったり、ゴスペルつながりだったり、いろいろ知り合いの作家さんたちが集まって、作品を持ち寄ってね。
主に布小物、バックとかお財布とか、あとアクセサリーとかフェルト小物とか編み物、消しゴムはんこなんてものもあった。

もうね、ほんと、すんごくかわいいの。
みんな普段お店に卸してるプロたちだからさ、どれも個性的でレベルは高かったぁ。

そんな中で、私がなにしてたかと言いますと、誘ってもらっちゃったので、こそっと、端っこの方に出店してました。
そんなのはじめてだからさぁ、出すものもないし、とりあえずこことかダレヲくんで描いてる絵をポストカードにしてみたり、謎の木彫りマスコットを作ってみたりした。



これは「ホーリーちゃん」って言うんだけど、これはクリスチャンの友達が話してくれたことがもとになってる。
「ゴスペルうたってると聖霊さま(Holy Spirit)が、わーっといっぱいまわりに集まってきて、見守っててくれるんだよ。温泉みたいないい感じの温度で。」

温泉かぁ。そりゃいいなぁ。
そんで浮かんだHoly Spiritのイメージでこの記事書いたんだ。今回ポストカードもこの絵が一番人気でした。




当日は開店早々びっくりしちゃうくらいお客さんが来てくれて、スタッフ居場所が無いくらいだった!レジも行列で…

時間が経つとだんだん落ち着いてきて、作家さんとお客さんがいろいろ話したり、のんびりお茶飲みながら、作家さん同士、これどうやって作るのー?なんて交流をもてて、ホント楽しかった。

なにがステキって、みんなちっちゃい子供いる上に作品作って忙しいのにさぁ、手作りケーキを持ち寄って喫茶コーナー作っちゃったんだよね。(みんなって…ごめん、私以外の人ね…)



これがまたメチャメチャおいしくってさぁ。
そこいらの喫茶店で出てくるケーキより絶対おいしいんだ。
甘さ控えめでしっとりしてて…
ケーキ専門で参加してた人たちもいて、種類もたくさんあって幸せだったなぁ。


これは私のコーナーのディスプレイです。





しかしkomomoちゃん家って、一軒家でもないし、我が家と同じごく普通の公団の一角でさ、そういう普通の家で店やろうって発想がすごいよね。
普段からかわいい家なんだよね。本人もかわいいしね。ケーキも作りまくってたしね。

なんかがちがうんだよなぁ、私とは。ホルモンのバランスとかかな。イソフラボンが足りないのかな?

まぁとにかく、手作りのパワーに触れて、うれしくなって、自分が売り上げた何倍も買い物をしてしまった…そんな一日でした。


作家さんたちのブログです。ネットから購入できる人も。
(みんなの名刺をもらうのを忘れてしまった。参加者でブログお持ちの方、アドレス知らせてくださいね。)

NEEDLE WORK の布小物 日々の手作り

「3・2・3丁目cafe」~おうちでてづくり~

akikuma no kokoro


ライブの話 迷子のぼくら 3

2008-12-31 23:49:06 | おかあさんの部屋
(ああ…もう記憶も薄れてきた…ライブ?どこでやったんだっけ?カーネギーホール?なんとか年をまたぐ前に、このだらだら連載を終わらせなきゃ。間に合うか?)

と、いうわけで(どういうわけ?)、
なんとかリハーサルを終え、本番に突入したのでありますが、
かぽ子とえっこはと言えば、もうすっかり飽きちゃって、
客席に縛り付けておくのも困難な状況。

もう、こうなるのがわかっていたので、
当初、私は二人をおばあちゃん家に預けてくるつもりだった。
でも旦那の
「それは人としてどうか…」
というダメ出しに会い断念。
連れては来たけど、それならそれで小銭をにぎらせてショッピングセンターで放し飼いにしようと思っていたのだけど、やっぱり旦那が
「それは人として…」
と言い始めたのでやはり断念。
しかし私たちの出番は最後のほうなので、まだたっぷり時間がある。
どうしようかなぁ、と思ってたら、同じクワイアの人が娘二人連れて到着した。(かぽ子の友達。5年と2年)

母二人、4人まとめて放牧することに決定。
みんな大喜びでどこかへ消えていった…。

母達は、普段、子供同士でジャスコをうろついたり、マックやコンビニで買い食いするのを厳しく禁じているのですが、こんなときだけ自分達の都合で禁をやぶっていいのでしょうか?

Yes,We Can!
私的には有り、です!



そして、旦那の属するA-Trioの出番。
トリオと言ってもピアノのO-Hammerさん(女性)とウッドベースの旦那二人だけ。
ふたりでジャズのスタンダードを演奏するのです。

一曲目が始まった。
ふむふむ、なかなかオシャレな感じである。
しかし…あれ?なんかおかしいな、長い、変に長い。
こういう構成なのかなと思っていたら、
舞台の上のOさんが、ちらちらと主人の方を見ている。

舞台で絡み合う二人の視線。
あ・うんのアイコンタクト…二人に言葉はいらないのね…
キーーッくやしぃーーっ
なんて誤解する余地のないほど、Oさんの表情は困惑しきっていた。

旦那は常日頃言っていた。
「ジャズはね、決まった形がないから、本番中失敗したなって思ったら相手をにらめばいいんだよ。そしたら相手が悪いことになるからね…。」

あんた、今、がっつりにらまれてますぜ…。

後からこのときのこと聞いたら、
「あーっ、あんとき、どこやってんのか完全に見失っちゃってさ、着地点を探り合ってたんだ。」
と言っていた。
Oさんすいませんでした…。


そいでもって私達の出番。
私がソロで歌うって言ってたのは「Jesas,Oh What A Wonderful Child」っていうマライア・キャリーなんかが歌ってる曲の最後の方で、みんながジーザス、ジーザスって歌ってるときに、合間合間に7つくらい言葉をはさんで、その言葉と言葉の間は、なんか、いろいろ言ってみたりして間合いをはかるのね。
仮に森のくまさんで説明すると

ある日
ウォウオォ~
森の中
アア~アアァ~
熊さんに
ウォウオォ~
出会った
アア~アアァ~
花咲く森の道~熊さんに出会った~

みたいな。

で、本番、マイクを握ってノリノリで歌い始めたはいいんだけど、
「熊さんに」のところで、なんか変な気持ちになった。

ウォウオォ~
(あーなんだこれ、この『熊さんに』、変になつかしい。激しいデジャヴ。ひょっとして私は前世でこの歌を…って違うよ、『熊さんに』はさっき歌ったんだよ!2回言っちゃった!どうしよう。このままいくと時間足りなくなって最後のセリフ言えなくなっちゃうかも…。よし、先に最後のセリフ言っちゃって、時間があまったら『出会った』にもどってくるか。そうしよう。)アア~アアァ~<この間6.2秒>

つまり、
    ある日
    森の中
    熊さんに
    熊さんに
    花咲く森の道~

みたいになっちゃって、『出会った』に戻るまでもなく、ぴったり終わった。
ふぅ~、間に合った!セーフ!
間違ったくせに妙な充実感でもって課題曲を終了したのでした。

ところで、かぽ子は、さいごまで周囲の外人を警戒しまくっていたのですが、
帰りがけに私の耳元でこうささやいた。

「みんな、ブルガリアから来たのかな」

なんで『ブルガリア』…?

母さん、お前の頭の中のブルガリア、旅してみたいよ…。

(絵は使いまわしですが…。いつのか分かるかな?良いお年を!)

ライブの話 迷子のぼくら 2

2008-12-21 02:05:35 | おかあさんの部屋


そして当日、私、旦那、かぽ子、えっこの四人は会場のイオン日の出モールに向かっていた。
車中、練習の録音を聞きながら音程が怪しいところを歌って確認していたら、えっこに、

「おかーさん、もっときれいな声で歌って!」
とダメ出しされた。
彼女はテナーの低い声が嫌いだ。
裏声にしても許してもらえず、唯一許可のおりた「アニメ声」で練習続行。
「もーろびとこぞりーてー……ぷりきゅあ、まーぶるすくりゅぅぅぅぅ!」
みたいな。

奴の前ではボイストレーニングも無意味ですぜ、師匠。


そして到着。かぽ子&えっこまで入店許可証を首からかけてもらい、裏口からスタッフぅな感じで店内へ。
ライブは横田基地のクワイアなんかも一緒に参加していたので、会場の外人率が高く、かぽ子は意味もなくびびっていた。

「うわーーっ、外人がいっぱいいるよぉ、どーしよー、おかーさん!」

いや、別にどうもしなくていいから。

「わたし英語しゃべれないし、困るよぉ~。『ヘーィ、アナタァ、ジャーパニーズ デスカァ?』って聞かれたらどうすればいいのぉ?」

………。

「どうすればいいのぉ?」

いや、絶対聞かれないから。それに、なんかそれ英語でもなんでもないし。

「『ハーイ、ジャーパニーズでーす』って言えばいいのかなぁ?」

……うん、まあ、いいんじゃないのお……絶対聞かれないけど…




リハーサルのあと、かぽ子に、
「おかーさん、顔がこわい。」
と言われた。

まぁ、うすうす気づいてはいたが。
発声の留意点として、顔の全てのパーツ、眉毛や頬を上げるよう言われている。舌の上にある軟口蓋なんかも。それで尚且つ笑顔で。ということは目を見開きながら笑うってことで、これってイメージすると

めっちゃ笑顔だけど、目が笑ってない。

って感じなんだよね。竹中直人の『笑いながら怒る人』を思い出す…。

「あのね、お歌の先生が(お花の先生みたい!)ライオンみたいな顔で歌いなさいって言ってたの。(実話)だからしょうがないんだよ。」
と言ってごまかした。

もーっ、顔のことまで気にしてらんないよ。かあさん今日はいっぱいいっぱいなんだよぉぉ

(ちなみに師匠、冒頭の絵、ボイトレに使っていいですよ…)

               つづく

ライブの話 迷子のぼくら 1

2008-12-19 01:45:06 | おかあさんの部屋
えーっ、先日告知したゴスペルのクリスマスライブが終わったわけです。
まだ一週間経ってないのに、遠い昔のような気がする…。

ライブは良かったです。盛り上がりました。感動的でありました。
しかしそこいらを全部すっとばして、あえて間抜けな話をチョイスして書きます。


ライブさかのぼること数日前、練習のとき師匠から、
「ここんとこソロで歌って」
みたいな話をいただいたわけです。
ちょっとですよ、ある曲の一部ってことですけど、
私は、さりげないふうを装って、足もとの雑草を抜いたりしてごまかしてはいましたが、内心すんごくうれしかったのです。

そんで畑に行って、旦那に報告したわけです。
「ねえねえねえねえねえ、ソロもらったよぅ
すると旦那はおもむろに耳をふさぎ、
「あーーーーっ、その話聞きたくない」
「なんでぇ?」
「すんごいドロドロしてそうだから、靴に画びょうとか入れたんでしょう?」

奴はゴスペルクワイアを大奥かなんかと勘違いしているようで、私が汚い手をつかってライバルを蹴落としたと決めてかかってるのです。
「別に悪いことしてないもん。下剤盛ったりもしてないし。まーっ、カラオケでこっそり特訓したのは認めるけど、そのくらい企業努力ってもんよ」

しかし彼はくわばらくわばらとばかりにどこかへ行ってしまったので、
私はキャベツの苗をにぎりしめながら
「今にみてろよぉぉぉ」
と、昭島の空になにかを誓ったのでした。
                        つづく

小学生って、自由

2008-11-23 17:50:58 | おかあさんの部屋
やあやあどうもどうもお久しぶりっす!
ブログ、たださぼってただけなんですが、
「自己破産したの?」とか
「家出したけど方向音痴すぎて戻ってこれなくなっちゃったの?」とか
「バナナ食べ過ぎてかえって太って落ち込んでるの?」などと余計なご心配いただき、ありがとうございます。

大丈夫です。普通に生きてます。

そして一つだけ、分かったことがあります。
それは
「ブログやめても、部屋は片付かない」
ということです。

痛い。痛すぎる真実。


ところで昨日近所の奥多摩街道を自転車で走っているとき
心あたたまるものを発見しました。
街灯に近所の小学生が書いたとおぼしき習字が飾ってあるのです。
各々好きな言葉を書いたのでしょう。
「勇気」や「夢」、「希望」という文字が頭上に並びます。

しかし、これはどうなんでしょう?



苦しいのでしょうか?なにか悩みがあるのでしょうか?


そして、もっとも私が感銘を受けたのは



  家鴨…。アヒル?

アヒルがなにを?キミの人生にアヒルが一体なにをやらかしたっていうの?

生徒の個性を重視する中小の教育方針に賛同します。


ところで、遁走中なにをやっていたかといいますと、なんと歌っておりました。
あのウチの旦那がベースをやってるゴスペルのChoir(クワイアと読むのだ)
に入れてもらって練習をしてまして、クリスマスのライブにも出ちゃったりする予定なのです。
かなり、はまってます…。
去年は膝軟骨すり減らし、ヒーヒー言いながらライブを見に行ったわけですが、
あれから早一年。そしていつのまにか歌う側にまわってる…。
人生はなかなかあなどれません!

久しぶりにダレヲくんもUPしました。製作時間12分の描きなぐり絵本「ぶたくんのもじゃもじゃ」。
…えっこには受けてましたよ?








まりもっこりに物申す

2008-09-01 23:29:27 | おかあさんの部屋
まりもっこり、ご存知ですか?
そう、みどり色で、頭がまりもで、体があって、そして何がもっこりって、まぁ、あそこがもっこりな、キャラクターです。

はじめて見たのは数年前、友人の結婚式の2次会でした。受付の机の上に乗ってました。
「しょーもなー」と、思いましたが、そのノリからして、大人同士が冗談で扱うイヤゲ物だと理解していました。
しかしこの頃、子供たちの間でやたらと流行ってて、まりもっこりのついた文房具を学校に持っていく子までいるわけです。まぁ、女子ですね、キャラに弱いのは。女子小学生。

先日かぽ子が「まりもっこリーーーッ!」と叫びながら友達と下校していたので、私はあまりの惨状に耐えかね、注意してやったのです。
「あんたねー、流行ってるからって面白がってよくわかんないまま言ってんだろうけど、『もっこり』ってどういう意味か知ってんの?」
そして私は『もっこり』という言葉の危うさについて、小3向きに説明してやったわけです。
それ以来、彼女は『もっこり』と言うときは声をひそめるようになりました。上出来です。分かればいいのです。しかも、
「今日ねー、○○ちゃんが『まりもっこりーー』って叫んでたよ。フフッ」
などと告げ口するように…。いーから、人のことは。

そして先日、ママ友宅で、私がしつこくまりもっこりブームについて愚痴っていると、
「あーっ、ご当地まりもっこりとかあるんだよねー。結構かわいいよねー」
などと言いいつつ、ご当地まりもっこりの携帯ストラップの現物を見せてくれたんですけど、

こっ、これは…



どんだけもっこりしとるんじゃー!

もっこりのデフォルメが加速してて、もっこりつーか、ニョッキリくらいいってるでしょ。
秘法館のお土産じゃないんだから。
こんなのを女子小学生が嬉々としてランドセルにぶら下げてるかと思うと、イヤだー、そんな日本はイヤだー!


前はこんなもんだったはず。


だれか、進化を止めて下さい…

朝ダレヲ

2008-08-13 23:11:48 | おかあさんの部屋
↑ダレヲくんとこのウエッジちゃん


絵ばっかり描いてる。
「ダレヲくん」という新しいブログを立ち上げて、筆不精の私が、なんとほぼ毎日更新している。
なにしろあれは描くのが楽なのである。30分もあれば書ける。

どうやって書いているのかというと、まずはじめに、なんにも考えないで絵を描き始める。いきあたりばったりテキトーである。そうして出来た絵に、これまた思いつきで短い文を添えたりする。

このなんにも考えないでっていうのは作為的になるのがいやだから。
なにかを描き表そうと思って描くと、もともと上手くもないので、気に喰わない苦しいものになっちゃうのだ。この「足田家のなぞ」の絵なんかもときどき苦しい。絵で説明しようとするもんで、自転車の前かごにえっこ乗せてる絵なんか描こうとして、あまりのデッサン力のなさに泣きそうになったりする。

ええそうなんですよ。かきなぐってると思ったでしょ?

「溶連菌」あたりで抽象の楽しさに目覚めちゃったんですよね。
単純に描いてて楽しくて。
でも完全に自由だと、100%自分の頭の中から出てきたものになっちゃうから、なんかこじんまりしちゃうようで、わざと縛りをかけたりする。
例えば、はじめのうちは目つぶって描いて、そのめちゃくちゃなところをなんとか生かして描き進むとか。
そうすると、偶然の産物と自分とのコラボレートみたいなことになって、思ってもみなかったものが出来上がる。それに無理矢理ストーリーをくっつけようとするので、これもまた自分の中の絵部門と文章部門のコラボみたいになる。我ながらすっごい意外なこと書いてたりする。
これがね、興奮するんですよ。朝から鼻血出そうなほど。
大抵5時とか6時にそういうことしてる。
しかもこの頃肉筆派に転向したので、子供たちが起きてきたとき食卓が絵の具まみれだったりする。
でもテンションも上がってるので、そんなに疲れないし気分がいいし、部屋が散らかってても落ち込まないし、むしろ調子に乗って片付けちゃったりもする。

今だけかもしれないけど、幸せだなぁ。


追伸
夏休みもラストスパート。お泊り企画を前に宿題をやっつけようとする子供たちの尻を叩き続ける私ですが、今夜風呂上りにえっこの臀部に不気味な湿疹を発見。水疱瘡予想95%。どうする?えっこぉーーー!

大人の誕生日

2008-07-07 17:35:26 | おかあさんの部屋
誕生日である。39歳である。とくに感想はないが、今自分がどんなもんなのかちょっと考えてみる。

この頃思うのは、自分の能力を把握したほうがいいということだ。

例えばやるべきことはいくらでもあって、とっても忙しいのだが、なかなかこなせない。
一日まあ、10時間としても、あれとこれとこれとあれ、きっちり詰め込めばかなり出来るはずなのである。がんばれば。
でもがんばれない。さぼりまくってしまう。もうそのサボりかたっていったら現実逃避も甚だしい。
そして落ち込む。自己批判で過剰に後ろ向きになってしまう。
悪循環である。

ここで、今さらであるが、ふと気づいたのである。
子供の頃からずっと、私は私を過大評価してきたのではないかと。
あれとこれとこれとあれ、フル回転で確かにできるときもある。
でもむしろそれはレアケースと考えて、10時間のうち2時間くらいしか稼動できない私が真の姿、実力だとそろそろ認めてもいいのではないかと。

まわりを見ていて、人は生まれながらに平等ではないと、当たり前だが実感をともなって分かってきた。
努力でどうにかなるかというと、多分そうではない。だって努力したらストレスたまってどっかでリバウンドするんじゃないかな。

才能というのは人によって違う。そして一人一人のもっている生命力というかパワーの量も生まれつき決まっている。体力と気力。いくら才能があってもそれがないと大きな仕事をするのは無理だ。続かない。

能力が5分の1ならやるべきこと、やりたいことを5分の1に絞り込むべきだ。あれもやりたい、これもやりたいと思うが、なにしろパワーがないので、いろいろ切り捨ててシンプルに生きようと思う。

私の最大の憧れは、「いつ行っても部屋がきれいに片付いている人」なのだ。
昔っからそういう人にあこがれている。
裏表なく、精神的に安定してて、自分の大きさの中で余裕を持って生きてるって感じで尊敬する。いつでも人を呼べるってとこもすごい。私なんか心の取り乱しっぷりが部屋に表れてるので、ふいのお客様ってとっても困るのだ。でも一人暮らしの人ならまだしも、子供が3人もいる「家庭」で、オープンじゃない家って少数派なので、心が痛い。

というわけで、当面の目標は人生の大きさの適正化と部屋の整理整頓。
なんかちょっと後ろ向きだが、楽に生きたいのだった。
そして早くちゃんとした大人になりたい…。

恐怖のクレーマー

2008-04-14 12:16:09 | おかあさんの部屋
(かぽ子作『エドはるみ』  コーって言ってる…。)




主人に言わせれば、私は恐怖のクレーマーなのだそうだ。

おかしな商品やサービスで迷惑をこうむった場合、あなたならどうする?

① 運が悪かったと思ってあきらめる。
② 文句をいう。

主人は平和主義の①タイプ。
私は、最近はつまらないことでは怒らなくなったといいつつ、でもいざっていうときは戦うよ、という②型。

例えば新品の商品に難があれば値切る。
(たしかにわざわざ難があるものを選んで値切ろうとする傾向はある。)
これが①タイプには恥ずかしくてしょうがないらしい。
でも、大阪や外国では当たり前だよね。正常な商業活動のうちでしょう。
予想よりもはるかに値切れることがあって、そのときの達成感といったら、
値切った分で誰かにおごりたくなるほど。

たしかに買ってきた刺身が腐ってて、スーパーに電話したら新しい刺身とお詫びの苺を持ってきてくれたので、まあ、くれるって言うし、もらっておいたこともある。

店に乗り込んで「責任者出て来い」と言ったこともあった。
洗濯機を買ったのだが、どうもうまく動かない。
すぐに止まってしまう。
調べると排水口から謎のプラスチック片がぞろぞろと。
つなぎ合わせると、
「現品処分セール」とか
「9」とか「8」、「円」などの赤や黄色の文字が…。
明らかにパウチっこした店頭ポップが機械の中に入り込んで粉々になっちゃってるようなのだ。
無論無料でメーカー修理はしてもらったけど、
何日も洗濯できなくて、体育着ドライヤーで乾かしたり、大変だったのだ。
店のミスだとメーカーも認めたけど、店からは何も言ってこない。
今後同じようなミスが起こらないように(←ここ大事!)
厳重注意しに行ったのである。
店は非を認めた上、うちの浄水器と同じ型番のカートリッジをくれた。
偶然だなぁ。買おうと思ってたところだったんだよなぁ。
くれると言うのでもらっておいた。

しかし年とともに温和な性格になった私。この頃クレームを出すネタもなかったのだが、久しぶりに、今朝、やってしまった。

なにかというと、ちっちゃなことである。
浅田飴の缶のこと。
以下クレームメールの全文。

浅田飴の缶の素材がスチールかアルミか分からなくて困りました。
食品でも薬でも大抵包材本体にリサイクルマークがついています。説明書や外箱は、捨てる段階では保管していない場合もあります。
御社に問い合わせたところブリキだといわれました。リサイクルマークの表示義務はないそうです。リサイクルできないからでしょうか?それにしても消費者が悩んでしまうのは確かです。ブリキならブリキと缶自体に分かりやすく書いておいてくれればそんなことにはならないはずです。
おもちゃや置物ならまだ知らず、浅田飴は消費されるものです。捨てる機会が度々あります。スチールとして捨てている人も多いでしょう。その場合リサイクル事業の妨げになるかもしれません。ぜひ改善していただければと思います。いっそスチールにしてしまったらどうでしょう?どうしてもブリキである必要があるなら、詰め替え用浅田飴を販売しては?

はじめに電話で問い合わせたとき、缶に電話番号がなかったので、調べるのに手間取りました。説明書をなくしてしまったり、インターネットを使えないお年寄りも多いかとおもいます。調べてみたら大抵の薬や食品は本体(外箱や容器。説明書以外)に会社の住所と電話番号が併記してありました。誤用を防ぐためにも電話番号を載せていたたければ消費者としては助かります。


うーん、暇で嫌な主婦全開である。
友達になりたくない感じ。
でも私が困ったことは確かなので、
他にもおんなじように困る人がいるんじゃないかと思って。

なにか欲しいわけではないのよ。

ちなみにクールよりニッキの方が好きかな。

いや、くれって言ってるんじゃなくて…。

内視鏡、その後

2008-03-20 07:15:06 | おかあさんの部屋

大騒ぎした「胃・ポリープ事件」でしたが、
検査の結果なんでもないことが判明しました。

よかったよかった。

しかし一年前に指摘されていた胃下垂や慢性胃炎の症状すらないらしく、

「え?でもポリープとか出来るんだから、胃が基本的に弱いとか潜在的にガンになりやすいとか…」
「いや、ないですね。」
「じゃ、ポリープって…」
「たまたま出来ちゃっただけです。」
「じゃぁ、普段の生活で気をつけることとか…」
「ないです。」
「しょっちゅう胃が痛むんですが、どうしたら…」
「大正胃腸薬とか、ガスター10とか飲んだらどうですか?」

えーっ、そうなのぉー。普通ー。

ちょっと肩透かしな感もありましたが、「健康」のお墨つきをもらって帰ってきました。

ちなみに先生に
「大丈夫っておっしゃいましたが、胃カメラ、メチャクチャきつかったです。」
とクレームを申し上げたところ、
すごく意外、というようにキョトンとなさって、少年のような無垢な瞳で
「そう?」
とおっしゃった。

みんな、もっと文句言ったほうがいいぞ。

あと、先生に聞いた喉麻酔の裏技。
麻酔ゼリーでガラガラうがいしちゃうんだそうだ。
なるほどそれなら飲み込まないかも。

今回の健康騒動の副産物で、
以前はときどきやってた夜更かしをきっぱり止めた。
10時に寝て、なるべく5時くらいに起きる。
お風呂に入って
すぐ寝てしまうと眠りが深いのかすっきり起きられる。
寝る前に本読んだりパソコンやったりすると脳が興奮してよく休まらないんじゃないかな。
だから、なんかやりたいときは朝やることにした。
えらいでしょ。

わかっちゃいるけどなかなかできない生活改善の機動力として
健康診断、いかがでしょう?


内視鏡、それは暴力

2008-03-12 16:34:02 | おかあさんの部屋
人間ドックで引っかかったので
内視鏡検査に行った。
内視鏡、胃カメラである。
人間ドックをやった病院を選んだ。
『検査のとき麻酔をかけるので、一時間くらい寝てから帰っていただきます』
という注意書きがあったからだ。
麻酔でも何でもかけて、なるべく楽に受けたかった。
なのに予備診察のとき、
「麻酔とかなしで普通でいいよね?上手い先生がやるから大丈夫だから。」
と言われて押し流されて、
「はっ、はい」と言ってしまった。

普通はみんな麻酔なしなんだ…
と思ったし、
今は技術も発達して、細くてソフトで違和感のない胃カメラがあるのかも。
と思ってしまったのだ。

結果から言うと、
完全に騙された。
なにがなんでも麻酔してもらえばよかった
すんごい苦しかった
もう、バカバカバカーーー

って感じである。

だってさ、硬いゴムホースみたいなものを
口から無理矢理つっこんで、
それがにゅーって入ってくるのが分かって、
胃の一番下、胃下垂の私で言うところの骨盤のあたりで
ぐりゅんぐりゅんしてるんだよ。

もう早々に無理だ、と思って
「やめて下さい、あやまりますから、今日のところは勘弁してください」
って言おうと思ったんだけど、口に硬いものくわえさせられてて
しゃべれないの。

「はい、ゆっくり呼吸して、鼻から息吸って…」
って、花粉症で鼻詰まってるから無理!

「遠くを眺めててくださいねー」
無理無理、怖くて目開けられない!
はじめっから最後までガッチガチに硬く目をつぶって、
なるべく癒されようと、金色の野原で遊ぶえっこの姿を無理矢理思い浮かべてた。
へんな器具とか映像とか見たら気失いそうだった。

散々ぐりぐりした後、小さなポリープがいくつかあったので、そこから検査用に組織を採るという。
男の先生と女の検査技師さんが頭の上でこそこそ話してる。
「あーそこそこ、ちゃんと開いておいてー」
「あーすいません、失敗しちゃったー」
「おーーっ、ね、すごいでしょうー」
「わーっホントだー」
なにが?なにがすごいの?
でももうどうでもいいから、早く終わってくれぇ…

だいたい「オエッ」とならないで下さいっつったって
オエッとなるよね。
喉に指つっこんで吐いてる状態×100くらいなんだよ。

でも後から考えると、喉の麻酔が効いてなかったような。
だからあんなにクリアな異物感とえづき反射があったのかも…

麻酔ナシのスタンダードコースでも、事前に喉の麻酔はやる。
しかしあれだよ、あれ、
「いまいましい麻酔のゼリーを喉に溜めたまま5分間飲みくださないで我慢って、誰がそんなことできるんだー」byはみだしっ子 グレアム語録より 脚色あり
「なるべく喉の奥のほうで止めて」って言うから努力したけど、喉が勝手に飲み込んじゃうんだよね、反射的に。
涙目で口開けて上向いて、心ならずもちびちびゼリー飲んじゃって、
「はい、5分経ちましたー、吐き出してくださーい」って
もうほとんど残ってないよ。


病院っていうのは変な所だよね。
色々人工的な処置をするじゃない。
薬飲ませたり、異物つっこんだり
体切ったり、縫ったり。
医療関係者にしてみれば日常業務で
患者もすっかり慣れてしまっているけど
動物の本能というか、生き物としての自然な感覚からすれば
異常で怖いことばかりだ。
痛いというより、恐ろしい。

怖いものは年とともに増えていく。
注射針や薬もいやだけど、
ジェットコースターやホラー映画はますます苦手に。
虫を殺すのも嫌だなぁ。

経験を積んで、「死」に対する想像力が増しているのかも。
それは他者に共感する能力でもあるから悪いことではないのだけど。
もしくは、あまり情報や常識に左右されなくなってきたので、
自分の体の声というか、本来の感覚を認識できるようになってきたのかもしれない。


検査が終わって、私はよだれを垂らしながら呆然とベットに横たわっていた。
被害者意識の海にどっぷり浸かっていたのだが誰も同情してくれず、
現場はさくさくと後片付けモードに入っていた。
看護師さんになにか言われるたび、
子供みたいにこっくりうなずいたり、ふるふるクビを振ったりし、
わざとか細い声で「メガネは…?」などと聞いてみたりした。
そして口をゆすいで下さいというので、洗面所に行き、うがいをすると、
「あーっダメですよ、うがいは。麻酔効いてるんだからムセちゃいますよ!」
それを聞いて態度豹変
「うがい、全然平気ですけどね。麻酔効いてないんじゃないですかね、だってぜんぜん平気ですもん!」
と毒づきつつ、ふらふらと帰って行ったのでありました。



かなしいきもち

2008-02-22 16:09:10 | おかあさんの部屋


前から乳がんの検査とかしなきゃなーと思っていたので、
婦人科検診のついでに人間ドックを受けたのである。
主人は毎年受けているので、一回くらいは受けておこうかと軽い気持ちで。
先日その結果が郵送されてきた。
「わーい、合格発表だ、見てみよー」
なぜか主人が浮かれている。
私もちょっと楽しみだったので
「ご飯のあとでー」
と、用事をすませてからそっとあけてみた。

検診の結果は各項目ごとにアルファベットで表してある。
主人のはいつもAばっかりで、肥満度だけC(痩せすぎ)。
そんなつもりで見てみたら、

げっ、BとかBF(ボーイフレンド?)なんて文字が5個もある。

総合所見
 白血球減少。一年後再検。
 脂質異常(中性脂肪低い)。
 クレアチニン低下。
 肝血管腫疑い。経過観察。
 副脾あり。

合格発表……不合格。

聞いた事もない言葉だらけで、なに?って感じ。
まぁ、これらは軽度だし、とりあえず気にしなくていいらしいけど、
問題は「胃」の判定
 
上部消化管検査にて胃ポリープを認めました。内視鏡による精密検査が必要です。
え゛ーっ?え゛ーっ?え゛ーっ?

でもそのときは、せっかくお金かけて検査したんだから
悪いとこ見つかってよかったね。と思っていた。
しかしそのことがなんとなく頭から離れなくって
何してても
(ポリープだし)
って、自分で突っ込んじゃうし。
ボディーブローがじわじわ効いてきて落ち込んでるって感じ。
でも今日は昨日より元気だ。

しっかし私ほど健康オタクもいないと思うんだけど。
アルカリ整水器使ってたり、玄米いちいち胚芽米に精米してたり、新鮮野菜食べ放題で、肉や魚は生協だし、三食自炊で、夜は10時に寝るし、ヨガや自力整体やゆる体操だってやるし、薬飲まないし、タバコ吸わないし、養命酒だって飲んでるのに。
まー、そういうもんだよね。



 


2in1で転校生

2008-01-11 00:32:59 | おかあさんの部屋
子供の頃、転校生になりたかった。
なぜかというと、モテたかったからだ。

当時は清純派アイドル花盛りで、
クラスの中でモテるタイプも
清楚でやさしくてかわいい感じで
髪型はもちろん聖子ちゃんカットだった。

子供ながらにどうすればモテるのか、それはよく分かっていたのだ。
でもいまさら苺の似合う女の子になるなんて
積み重ねてきた蛮行の歴史が許さなかった。
すごくケンカが強かったので、いまさらスカートはいてみても
めくる男子なんているわけないし。
聖子ちゃんヘヤーにも挑戦しようと、
朝から30分鏡にはりついて、くるくるドライヤーと格闘したこともあった。
しかし今思えば、あれはちびまる子みたいなおかっぱのストレートでは
所詮無理な髪型なのだ。
髪にある程度くせがあって、段カットになってないとね。
でも子供ってのは無意味な努力をするものだからさ。

結局、転校というチャンスには恵まれなかったけど、
大人になれば人間関係をリセットするチャンスというのは
ときどきありますね。
新しい職場とか。
習い事を始めてみるとか。
そういうときに始めっから本性さらけだす人って私は好きだけど
あんまりいない。
『普段より20%くらい良い自分』を演じてしまうのは人の性。
あんまり激しい嘘は自分の首絞めるけど、多少の演出は許されるはず。
だれしもこういう自分になりたいという希望は持ってるはずだから、
新しい人間関係を利用して理想の自分に近づいていく努力をするのは、前向きでいいことだと思う。

ところで、2in1携帯の使い道を考えてるわけなんですけど、
いままでの自分をAモード、『ちょっといい自分』をBモードという風に振り分けてみたらどうかと。
Bモードで知り合った新しい友達にはBモードのアドレスを教える。
もちろんちょっと気になる彼氏、彼女もB組に。(独身者限定!)
するとどうでしょう。過去の悪事を知り尽くした幼なじみや、会社の上司、しつこい元彼や、スパムで薄汚れていたAモードの受信箱に比べて、
Bモードの着信履歴や受信箱はすっきりさわやか、見ているだけで心洗われるリゾート空間に…
なるかも知れない。

Bモード、ほんのちょっとしたことでいいんだよね。

部屋を片付けるようにしよう、とか
2日に一回半身浴、とか
テレビ減らして早寝しよう、とか
自炊しよう、とか
やさしい人になろう、とか。
普段思っててもなかなか実行に移せないことを
誰かが見てる、応援してくれてるって思うことでがんばる。
そしてそのがんばってる自分をBモードの中に見ることで、
自信がつく。自分が好きになる。

そんなふうに自分向上応援ツールとして
携帯を使ってもいいかなと、
思ったわけであります。


今回の記事はブログスカウトさんのご依頼で「2in1」をお題に書いております。
DoCoMo 2in1ライフスタイル キャンペーンに参加中です。


福山雅治を説明せよ

2007-12-19 03:10:42 | おかあさんの部屋

上の絵は福山雅治である。
もちろん1mmも似てない。
なぜこんなものを書こうと思ったかというと、
毎日新聞の夕刊1面に小島よしおが載っていて、
「へー。おっぱっぴーってオーシャン・パシフィック・ピースの略なんだって」
と私が言うと、
「なごやかな夫婦の会話に水さすようで悪いんだけど、俺、ホント、小島よしおどうでもいいから。…でも、もし、小島よしおが『かぽ子さんをお嫁に下さい』っい言ってきたら許すかも。」

ちなみに主人とかぽ子は仲が悪い。お互いに無意識に相手が嫌がることをわざと言ってるふしがある。言ってる側は冗談のつもりでもこんな不用意な発言から今夜もリングにゴングが鳴り響いた。

「えーっなにそれお父さん、ムギャー!(怒)」
「だってかぽ子、小島よしお大好きじゃん」
「じゃあ小島よしおがもらいにきたのがえっこだったら?」と私。
「それはちょっと…福山雅治だったらいいけど…」
「ギャーっ、えっこだけズルいじゃん!」
「じゃあかぽ子も福山がいいの?」
「福山雅治ってだれー?」
「ガリレオの人だよ」
「えーっわかんない。絵に描いて説明してー」

さて、問題です。
日本全国でいったい何人の人が福山雅治を絵に描いて説明できるでしょう?

無理です。

しかしどういうわけか私はその難事業にとりかかってしまった。
それもすこぶる真面目に。
いい男だからとなぜか少女マンガ風に、
でも描けば描くほど福山は、指のあいだからこぼれ落ちていくようで
それでも一生懸命描いてる自分がおかしくて笑い出し、
じっとのぞき込んでいたかぽ子も笑い出し、
描けば描くほど似てないので
終いには二人で爆笑していた。

隣に越してきたばかりのT田さんは、不気味に思ったことでしょう。


ところで『ガリレオ』、終わっちゃったけど、福山雅治、白衣に眼鏡とサービス満点でしたね。
原作には無いようですが、番組の中で福山が事件を解く瞬間に「ひらめいた!」って感じで所構わず数式を書きなぐるシーンがあります。
これ、物理学的トリックが解けたときならいいんですが、人間関係に由来する因縁話なんかでもやるわけです。
例えば、昔子供たちが歌っていた絵描き歌は、ある家の外観を描写していた!とか。それがわかった瞬間猛烈に数式かいちゃうんですけど、
「ええっ、その式、なにあらわしてんのー?」って突っ込みたかったのは私だけですか?

ところでドラマと言えば『SP』もいいですね。
V6の岡田君が超人的な観察力で状況を分析するシーンがあるんですが、ここの映像の処理の仕方が『ガリレオ』のひらめきシーンとそっくりなんですよ。状況も似てるしね。(一芸に秀でたいい男が頭の計算機カチカチいわせまくりの図)しかもエピソード2では岡田君も白衣に眼鏡だったしね。しかし同局同クールでこんだけかぶせちゃうのはどうかと…
えっ?どうでもいいですか?すいません。