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足田家のなぞ

哀しくも楽しい家族の日常

なぞ9 お父さんの楽器愛

2008-12-10 04:49:12 | 足田家のなぞを切る!
家にはいろんな楽器がある。

ウッドベース、エレキベース、キーボード、木琴、鉄琴、リコーダー、ピアニカ、アルトリコーダー、そしてウクレレ。

ベース以外は安くて小さい子供のおもちゃだけど。

そのおもちゃで誰が遊んでいるかというと、旦那であります。

どうやって遊ぶかというと、居間に放置してあるこれらのおもちゃ楽器の一つをおもむろにつかみ、突然猛練習し始める。
そして何分か後には今聞いたばかりのCMソングや、ふと思い出したアニメソングなんかをコピーしていたりする。
そして完成のあかつきには家族の前で披露する。

まぁ、それはそれでちょっとした能力だし、すごいねって褒めてもいいんだけど、家族の反応は概して冷たい。

なぜか。

それはきっと
1、 あまりにもしょっちゅうやっているので新鮮味がない。飽きている。
2、 練習過程をずっと聞かされているので、いざ完成しても意外性がない。
3、 練習がうるさいので、いい感情をもっていない。褒めるともっとがんばりそうで危険。

などの理由が考えられる。
たいてい夕飯前にやり始めるのだが、子供たちはテレビを見ているので、

旦那(背中を丸めて座り込み小さな鉄琴をたたきながら)
「あひるんるん、あひるんるん、ぼくたーちはー…あっ違うか、るんるん、ぼくたーちはー…あれ?」
かぽ子
「おとーさん、うるさい!」
旦那
「あひるんるん、あひるんるん、ぼく…ぼくた…」

えっこ
「おとーしゃん、うるしゃい!」



と、ひどい扱いをうける。しかもなにしろ夕飯前である。バタバタイライラしている私は、あまりにのん気すぎるその姿に、ついつい攻撃を加えてしまう。

旦那(縦笛でルパンのテーマコピー中)
「ぷーぴーぷーぴーぴっぴっぴっぃー」

私(焦がした煮物を前にやり場のない怒り)
「笛ふいてるとこ申し訳ありませんが、洗濯物取り込んでもらえませんかねぇ!」


そんな旦那が最近凝っているのはウクレレである。
そもそもこれは「ウクレレとか弾けたらカッコいいかな」と思った私が衝動買いして、2日で放り投げたしろものだが、突然それを取り出して、コードを書き出し、教則本まで開いて熱心に練習している。

「何弾いてるの?」
「…ぽにょ」


ぽにょ?。『崖の上のポニョ』をなぜそんなに真剣にウクレレで?
「いや…人気者になれるかなーと思って…」


しかし

旦那(赤いウクレレをかきならし)
「ぽーにょぽーにょぽにょふくらんだー、崖の上でやーってきてぇー…あれ、Cm7か?」
かぽ&えっこ
「うるさーーーーい!!」



人気、出なかったね…。


しかも、おととい、また変な楽器を廊下で発見。
茶色くてアコースティックギターのようだけど小さい。ウクレレよりは大きい。
「えっ?これなに?」
「ギタレレ…」
「ギタレレー?なんじゃそりゃ。どうしたのこれ?」
「買っちゃった…」


買っちゃったって、これ、YAMAHAって書いてあるよ…おもちゃじゃないよね?

しばらくはギタレレがブームになりそうな(ごく一部で)足田家でした。


しかし、ライブ前なんですけど…、ベースの練習はしなくていいんでしょうか…?

そうだ、ライブの告知をしておきましょう。

西多摩ゴスペルフェスティバル 2008クリスマス
12/14(日) 15:00~
イオンモール日の出2F イオンホール  入場無料


出演
A-trio
Yokota Gospel Service IVOZ Teen Choir
あきる野Gospel Fellowship Choir
Bethel House Worship
Gospelship United
Saorin’s Mass Choir
野田修司

A-trioというのが旦那のやってるジャズのバンドです。ピアノの方と二人だけど。
その他、あきる野Gospel Fellowship ChoirとSaorin’s Mass Choirの伴奏もします。今回は全部ウッドベース。
私は最後の方のSaorin’s Mass Choirに参加します。
ちょっぴりソロもある予定…。時期尚早かとは思うんですが。
大丈夫なのかなぁ?ちょっとお腹痛くなってきたなぁ。
でもGospelは上手い下手よりも気持ちが大切ということなので、まぁそっち方面でなんとかがんばります。
お近くの方は、お買い物もできますし、ぜひお立ち寄りください!

なぞ7 お父さんのウッドベース

2007-10-25 10:10:53 | 足田家のなぞを切る!
主人はウッドベースを弾く、らしい。

今までこれは未確認情報だった。
噂に聞いてただけで現物を見たことすらなかった。
なにしろアレは、でかい。
オーケストラで使うコントラバスと同じものだと思うんだけど
背は私より高いし、横幅もちょっとしたトトロくらいある。
我が家が宮殿のように広いからって、いくらなんでもジャマなので、
普段は実家兼仕事場の自分の部屋に置いてある。


半ば都市伝説と化したそのウッドベースの腕前を公にする機会がついにやってきた!
6月に私の友達が結婚するというので、無理矢理余興で参加させてもらうことにしたのだ。
顔には出さないが、彼はひそかに興奮していた。
練習も始めた。農作業の合間に自室でベンベンやってたらしい。
両親も驚いただろう。よっぽどストレス溜まってると思われたに違いない。
家でも暇さえあればエレキベースをいじってたし、一緒にやってくれるサックスの久○先輩と家で打ち合わせして、レコードから楽譜を起こしたりしてた。

しかしこの企画、パーティ会場側の
「ウッドベースは響くから、ちょっと…」
という謎のダメ出しに会い、あえなくポシャってしまったのである。

「いいよ、いいよ、しょうがないね。」
もちろん主人は落胆を表には出さなかった。
でもきっと、軽く真っ白な灰になったはずである。


そんな幻のウッドベースがついに日の目を見る日がやってきた。今度こそ。

かぷ彦が今年入学した中学は、年に一度市民会館を借り切って、クラス対抗の合唱コンクールをやる。
PTAも有志で合唱隊を組んで毎年参加する。PTA会長が音楽の先生かなんかでで、気合が入ってるのである。
早速主人も合唱隊に申し込んで練習に行ってみると、隊員はほとんどお母さん連中で、楽譜もしっかり女性二部コーラスになっていた。
「あの、僕どこを歌えばいいんでしょう?」
と聞くと、
「あ、適当に歌えるところを歌ってください。」
と言われたらしい。

がっくりモチベーション落としつつ練習には出ていたが、練習最終日に会長のピアノ以外にドラムが入ると聞いて、
「じゃあ、ベースやってもいいですか?」って、急遽ウッドベース出動が決定した。

ぶっつけ本番練習なしである。

しかしPTAの合唱にウッドベースってどうよ?
と思わなくもなかったが、主人は自力でベース用の楽譜を作って自主練を始めた。

そして昨日がその本番、合唱祭だったのである。
朝、明るい調子で会長から電話がかかってきた。
「Cって言ってたけど、やっぱDにして下さい。」
主人は絶句してたけど、すぐに立ち直った。
現場ミュージシャンにはありがちなことらしい。
すごいな、私ならショックで100メートルはダッシュしちゃうな。

さて、出演時間も近くなり、私とえっこ、学校帰りにかけつけたかぽ子は最前列に陣取った。
かぷ彦も生徒席で見守っていた。
セッティング中、「おとうしゃん、がんばって!」とえっこが大声を出してしまい、珍しくスーツ姿のおとうしゃんは照れていた。

会長の弾くグランドピアノの後ろに控えめにベースとドラムが陣取った。ドラムは吹奏楽の女子だった。不思議なバンド編成だ。

合唱がはじまる。
会場はなぜか妙に盛り上がってた。
当日まで秘密にしてあった指揮者は校長だった。
先生達もほぼ全員参加していた。
そしてよく知ってる自分や友達の親が、ついさっきまで自分達が立っていた舞台で緊張して歌っているのだ。
出番を終えてリラックスした生徒達と
舞台にこそ立っていないが気持ちは一つのPTA達が手拍子を始めた。
がんばれがんばれの手拍子。
合唱隊も手拍子しながら歌う場面は、ベースの主人も頭の上で
「はい、ご一緒に!」って感じで手を叩いてて、
会場が一体感に包まれて、なんか涙が出てきた。


おとうしゃんは、その日、とってもかっこよかったのでした。






なぞ7 かぷ彦の数学

2007-09-26 06:12:03 | 足田家のなぞを切る!
(先日、書き途中でうっかり投稿してしまいました。不気味だったでしょ?すみません)

かぷ彦はもう中1だし、もともとおとなしくていい子タイプなので、
成績もまあまあ、派手なおバカ行動もなく、育てやすい子と思われてきた。

しかし彼が低学年のとき、あまりに点数がいいので、祖父がつぶやいた。
「まあ、どこかでコケるよ。」

白雪姫にかけられた不吉な呪いのように、その予言はじわじわとボディーに効いてきた。

ふと気づくと数学がかなりやばいことになってる。
Aの二乗=2XAだし、
1/4×1/4=1/32だし、
―5―3=2だし。
これがケアレスミスならいいんだけど、
「これ、おかしいよね?なにがちがう?」
と聞いても、首を傾けて黙り込んでしまう。

「じゃあ、4×4は?」
「32。」
「えっ…?、九九の問題よ、四×四(シシ)は?シシ、いくつ?」
「…32?
「…じゃあシイチは?」
「4」
「シニは?」
「8」
「シサン」
「12」
「シシ?」
「…?」
「(怒)…シゴ?」
「20」
「じゃあ百歩譲って20から4引いてみようか?」

こんな調子なのだ。今、方程式をやっているのだけど、一問とき終わる前に何個もこういう計算ミスをするので、もちろん答えが合わない。その上、マイナスの符号をなにがなんでも書き落としてしまう。

問題集をやっても見開き2ページ全滅、バツばっかし。

0点を取る子の悲哀がにじみ出てきた。
違う言葉を話す国に迷い込んだアホな子供みたいに
ぽけーっとなってる。

おかしい、小学校では結構できたのに九九ができないなんて。
なにか悩みがあるんじゃないかと、あちこち相談したり祖父母に愚痴ったり。

連日の父親による特訓は結局かぷ彦が泣くばかりで成果はあがらず、
私や義母は
「もっとやさしく教えてやらなきゃ、どれどれ」
と家庭教師を買って出るも
「結局イライラしてるじゃないか、同じだ!」
と言われる始末。

それでもみんなで一致団結、あーでもないこーでもないと教え込んだ甲斐あって、なんとかできるようになってきた。初期の段階で治療できてよかった。

もうすぐ中間テスト。
かぷ彦、赤点とったら公文に行かすぞ。



なぞ 6 かぽ子プール狂い

2007-08-20 17:33:27 | 足田家のなぞを切る!
なぜかぽ子はあんなにもレインボープールが好きなのか。

「ぎゃぷっ、かぽ、かぽちゃんね、たのしい、たのごぽっ、ぐるぐるぐるぐる何回もまわりたいぐぼっ、だってだってげぼっ、レインボープール大好きだからぁ~ごぽっ」

混んでてちっとも泳げない流れるプールの中でかぽ子が言った。
げぽげぽいってるのは口の中に水が入ってるのだ。
ちょうど水位がそのあたりなんだろう。
すごい興奮状態で、目はいっちゃってるし、たぶんよだれはたれてるしって、いつものうるささを1かぽdBとすると7かぽdBくらいのテンションである。

このレインボープールというのは近所にあるんだが
9つもプールがあって、流れたり波打ったり浅かったり深かったり食べ物屋台も多く、とにかく混んでて俗っぽいところなのだ。
おととし家族で行って以来、我が家の俗っぽい大臣のかぽ子はその派手派手プールに心酔し
「またレインボープールに行きたいなー」
と、呪文のように繰り返していたが、去年は入場料10分の1の市民プールでごまかした。
だから2年ぶりに念願かなってのプール遊びなのだった。

今回かぷ彦は不参加だった。かぽ子の激しいお誘いにドン引きしたらしい。
だから今回の同行者は基本的に人ごみと紫外線嫌いの私達夫婦と、
まだ水を怖がるえっこだけ。主人など入場する前から
「混んでるねぇ、えっこは無理じゃないかなぁ、二人で先帰ってようか?」
と3回も言っていた。
そうはいかないわよ。私だけにかぽ子を押しつけようだなんて。

というわけで、流れるプールをかぽ子に引っ張られてぐるぐる
何回も回っていたのであった。
しかし、何かをしてる最中に
「楽しいっ、楽しいっ」
って言う人も珍しい。そんなにうれしいならちょっとは付き合ってあげないとね。

とは思うものの、そもそも私にはメラニン色素が数えるくらいしかなく、洗濯干すにも帽子をかぶってるくらいなのに、長時間炎天下で無帽裸なんて、もう耐えられなくて、しかもプールに顔をつけるのがいやなので浮き輪につかまっておとなしく立ち泳ぎをしていたのに、どうにもバタ足で水をかけてくるやからが多く、しまいには首にタオルをまきつけ帽子をかぶって泳ぎはじめた。
見た感じ異様ではある。でも背に腹はかえられない。

おもしろいこともあった。
スキンヘッドで海ぼうずみたいなでっかいおじさんの真後ろについてしまい、周りが混んでてしばらく身動きできなかった。かぽ子も私もなんだかツボにはいってしまい、笑いをこらえてぷるぷる震えた。
そのあと、やっぱり坊主あたまの男の人が、ビーチボールをお腹に抱えて仰向けに流れてた。
(ラッコ…)
ほぼ同時に二人は心のなかでつぶやいた。親子のきずなね。

主人とえっこはあきれて先に帰ってしまい、かぽ子と二人家路についた。
自転車で20分くらいのところで基本的に一本道だし、
理由はいまだによく分からないのだが
なんというか、道に迷ってしまった。
出口がみつからず、いけどもいけども昭和記念公園の深い森の中に入り込んでしまい、明らかに来た時と様子がちがう。
しかし道に迷ってるとバレるのがくやしかったので、なるべく堂々としていたが、ついつい小首をかしげてしまい、背後でかぽ子が泣き出した。
「おかーさん、道迷ってるでしょう!どうしよーっ、もうお家に帰れないよーっ!」
おおげさな。
でも彼女は過去8年間、私の方向音痴で一番痛い目にあってきた当人なので、腹が立つが過剰反応もやむをえまい。

なんとか公園からは脱出したが、あまりにも見当違いな出口だったため、知っているとこに出るまでにかなり回り道をした。
「そろばんに間に合わないよー!」
まだ2時間あるじゃないか、大丈夫だよっ!

見知らぬ、長ーい、一本道を走った。
陽炎が立つくらい暑くて、先の方が白くかすんでる。
私は路線バスを追っかけてたからまあまあ自信はあったけど、
かぽ子は不安だったろう。

このまま○○県まで行っちゃうんじゃないか。
ここでおかーさんとはぐれたら一生はなればなれになっちゃうんじゃないか。

なじみの青梅線が見えてきたときに、かぽ子は言った。
「ああよかった。おかあさん、よくやったね。ありがとう。」
いえいえ、どういたしまして。

なぞ5 お父さんの遺跡愛

2007-08-02 06:49:42 | 足田家のなぞを切る!
どうしておとうさんはあんなに遺跡が好きなんだろう。
遺跡、古墳、お城の類が大好きで、よく見に行くし
詳しいのでそのうんちくが始まると止まらないんだけど
哀しいかなだれも聞いていない。

私の実家の近くにいくつも小さい古墳があるそうで
地元の私すら全然知らないような
はっきり言ってちょっと土が盛り上がっているだけのものが
気になって仕方ないらしく
家族みんなで里帰りしていたとき
自分だけ自転車借りて抜け出したりする。

最近、夏休みで子供たちがゴロゴロしているのがうっとうしくて
つい小言を言いがちなんだけど
「まー、たしかに私も子供のころは毎日8時間くらいテレビ見てたよ」
と言う私に
「いや、俺は夏休みとなれば毎日古墳を見に行ってたぞ!」
と力説していた。

ところで最近、出てしまったんです。
何がって、近所に遺跡が>

仕事場に行く途中なので、毎日行きと帰りに覗き込んでいるらしい。
もちろん私もそうしてると思ったらしく、
まだ見ていないと言うと、心底不思議そうに
「どうして?今日は何か出てきたかなーとか気にならない?」
と聞かれた。

うん、気にならないよ…

なぞ4 かぷ彦の胃腸

2007-07-27 01:53:34 | 足田家のなぞを切る!
かぷ彦はなんですぐにお腹が痛くなるんだろう。
体質というよりは、明らかに心因性。
嫌なことがあると、てきめんに食欲がなくなったり
お腹を下してトイレに立てこもる。

かぷ彦のいやなこと。
 運動会
 スイミングスクール
 手芸、工作
 いっぱい怒られること

いやなことの1~2日前からぐったりもったりして
体調不良を作り上げていくのだ。
それがズル休みなのだと本人も気づいていないふしがある。
(いやだなーいやだなー、あーー、うーんなんだか気持ち悪い気がするぞ、なんかお腹痛いな、これじゃぁ無理だな)
って、「いかない」んじゃなくて「いけない」という方向にもっていこうとする。

嫌なら嫌だって言えばいいのに。
どうして自分の気持ちが言えないんだろう。
反抗して暴れるわけでもなく
涙目になってトイレにこもってしまう。

どうしてほしいの?何がほしいの?どれが食べたいの?
って聞けば、しばしの沈黙の後、小さな声で
「どちらでも構いません」とか
「遠慮しときます」
なんて言うのだけど。

これから先いつも周りの人が気を使って聞いてくれるとは限らないんだから
もうちょっと自己主張できるようになってもらいたいなぁ。
どうすればいいんだろう?

なぞ3 ことわれないかぷ彦

2007-07-17 07:02:07 | 足田家のなぞを切る!
かぷ彦は、なぜ断れないんだろう。

世間では中一男子なんて、口悪くって生意気で、
親のいうことなんて聞きゃしない、って感じなんだと思うんだけど
かぷ彦は大抵きいてくれる。
どーしても気が進まないことは
「それはちょっと………」
と言って固まってしまう。
もっともっとどーしても嫌なときは
涙目になって、トイレにこもってしまう。

それでも「嫌」とは言えないんだよね。

かぽ子はまるで反対で
一日中、あれほしいだの、これは嫌だの連発してる。
この真逆の二人がなぜかわりと仲がいい。
「おにーちゃんあそぼー」
とかぽ子がさそうんだけど、小2レベルのおバカな遊びに
おにーちゃんはよく付き合ってる。
表面的には「しょーがないなー」って感じだけど
この二人、実はかなり楽しそう。

この間なんか、かぽ子隊長が
「はい、腹筋ーっ、次ころがってーっ!」
などと次から次へと指令をだして、えっこと三人で激しい特訓をしていた。
ちゃんとできないと隊長が馬乗りにお仕置きしたりする。

それ、楽しい?かぷ彦。君の将来が見えるようだよ。
かぽ子みたいな女に結婚をせまられて、
「それはちょっと………」
と言ってる間に、市役所に連れて行かれる姿が…

なぞ2 でっかいチュー

2007-07-15 07:14:33 | 足田家のなぞを切る!
なぜ、かぽ子はやたらに抱きついてくるのか。

彼女は小2で、もう乳幼児は卒業したはずなのだが
最近、私にちょっとでも隙があると
「おかあさん!」
と言って満面の笑みを浮かべ、両手を広げてせまってくる。そして
「ムギューしよぉー」
と言いつつ膝の上にあがってくる。

かわいい、のかもしれない
でも正直いってちょっとうざい
「おかあさん、これからお風呂に入ってくるから…」
「おかあさん、お風呂出てきたよー」
「おかあさん、ごはん運ぶから…」
と、なにかにつけて、ムギューがやってくる
ひまなときならまだしも、たいていなにか用事の最中で
「ムギューしよぉー」
「えーっ、じゃあ3秒…」
「え゛ーっ、10分ーっ」
こんなことを一日20回くらいやっている

以前はそれほどでもなかった
下の子が生まれると赤ちゃんがえりするというのはよく聞くが
機を逸してる。もう2年近く経ってるわけだし

なにか悩みがあるのかしら
なるべく受け止めてあげなきゃ…
とは思っているのだが
かぽ子、ムギューに成功すると今度は
「チュー」
と言って唇を突き出してくる

たしかにやってたよ、昔は、くちびるにチュー
でもやらなくなって、時間が経って
そのあいだに背ものびて、体つきが大人っぽくなって
チューと言ってせまってくる、その顔が、なんか、その
でかくて
ちょっとひいちゃうの ごめんね


なぞ1 おとうさんの鍵

2007-07-14 06:54:41 | 足田家のなぞを切る!
なぜ、おとうさんはよくカギをなくすんだろう?

朝、出掛けに、黙って自転車や家のカギをさがしている
なんで『黙って』なのかというと
「またないの?なんで決まったところに置かないのー?」
と、説教されるのがいやなのだ。
子どものころからずっとそう言われてきて
自分でも重々承知で、自分でもちょっと嫌になってるくらいだから
人に言われるのは嫌なのだ

で、結局どこで見つかるかというと
野菜と一緒に冷蔵庫の中とか
何千枚とあるCDの間とか
パンツの入った引き出しでとか

わざとじゃないんだけど、ひょいとどこかに置いちゃって
そのときはその場所を覚えていられると思ってて
結局朝になると忘れてるんだと思う
ときどき変なところに置いてあるカギを目撃すると
あー今日のは難易度高いな、と思いつつ、放っておく
そして次の日のカギ探しをニヤニヤしながらながめてる
ヒント出したりして

きっとおとうさんは自分をためしてるんだろう
難易度高いカギを見つけたときの快感が忘れられなくて