ただいまより、令和五年度入学式を挙行いたします。
この言葉に、私はたった1人涙しておりました。
感動しました。本当に。
高校に入学した。
娘がそこに座っている。
しかも、無理だと言われた1類にいる
20人の中にいる。
娘は卒業式も出ませんでしたから、
こう言う式は、中学入学式以来でした。
入学式の後、学校側の配慮で担任の先生と話をさせてもらえた。
不登校だったため、中学から申し送りもあったようで心配ごとを最初に聞いてもらうことが出来ました。
相談したのは、ADHD症状
忘れ物がとても多い事。
気が散ってしまう事。
その反面、過集中になること。
じっとしているのが苦手な事。
板書を書くのはとても遅いということ。
中学の約2年を不登校で過ごし、
付け焼き刃的な勉強で受験勉強をしたためここの学校の過去問以外を習っていないに等しいこと。
穏やかに聞いていただき、どのようにでもフォロー出来る、安心して学校に来てくれればいいとの言葉に安堵しました。
この時、娘は必死に学校のルールを覚えようとしていました。
スカートを曲げてはいけない
メイクはダメ
靴下は黒
第一ボタンは夏服のみ外して良い
携帯は電源オフしてカバンに入れる
バイトはダメ
でも、、、
ほとんどの子が、守ってない事も同時に娘は知ってしまいました。
そして、学校の先生が厳しく入学式や説明会で説明しているにも関わらず、
明らかな違反者が目の前にいても注意していないことが目に入ってきました。
なんで?
私だって可愛くメイクしたいのに。
なんで?
私だって白の靴下履きたいのに。
この矛盾を誰も解決してくれません
娘はどんどん怒りを覚え始めました。