仮想メールサーバ2

2008年12月18日 | サーバ管理
参照ページを参考にしながら・・・いや、ぶっちゃけそっくりそのまま設定したわけですが・・・動きません(笑)!

何ですか、これは、世の中そんなに甘くないってことなのですか(笑)?
人様の苦労した結果をそっくりいただくなんて許しませんよってことなのですか(爆)??

う~んまぁ、どっか設定ミスってるか、環境依存のどちらかでしょうけど。

で、まず何がダメだったかというと、PostfixAdminでユーザーの追加をするもののメールボックスが出来ません。そもそも使えないじゃないのこれじゃぁ。

PostfixAdmin自体はエラーも何にも返しません。何の問題もなくメールボックスが作成されてるように見えてデータもちゃんと入ってます。

Postfixのmain.cfで

virtual_mailbox_base = /usr/local/virtual

と設定した場合、PostfixAdminで、例えばtest@zonch.netってアドレスを新規に追加したとすると、

/usr/local/virtual/test@zonch.net

ってフォルダが出来て、その中に「ようこそ」メールが配送されるとありますが、test@zonch.netフォルダそのものが出来てません。これでは、送受信共に出来る状況にないことは明らか。こういう時はまずはログってわけで、etc/maillogを調べてみると、

NOQUEUE: reject: RCPT from localhost.localdomain[127.0.0.1]: 554 <test@zonch.net>: Relay access denied
warning: localhost.localdomain[127.0.0.1] sent non-SMTP command: To: test@zonch.net

てな感じのエラー発見。で・・・何ですかこれ(笑)?サーバ管理は本業ではないので、すぐには何だかわかりませんでした。

でもまぁ、内容と状況から察するに、localhost.localdomainってのが、ローカルサーバ内で「ようこそ」メール送ろうと試みたけど出来ませんでした、ってことでないの?つまり、自分で自分とこにメールが送れない(送るのが許可されてない)と。

となると、smtpの許可をしてるのは、main.cfのsmtpd_recipient_restrictions。調べてみると、

smtpd_recipient_restrictions = permit_sasl_authenticated, reject_unauth_destination

になってました。

smtpd_recipient_restrictions = permit_mynetworks, permit_sasl_authenticated, reject_unauth_destination

にしたら、無事メールボックスが作成され、メールも配送されるようになりました(もちろん、mynetworksが正しく設定されている必要があるでしょう)。

参照ページには、赤字でpermit_sasl_authenticatedを足すようにという書き方をしていたのですが、私の設定には元から入っていたので、ここには何も足さなくていいものとスルーしてしまったのが原因でした。

で、この件に関しては結局のところ私の設定ミスということになりましたが、こういう現象が起きたらこういうミスを疑えって例にもなると思うので、載せておくことにしました。実際私も同じような現象がないかと探したんですが、見つかりませんでしたから。