CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-227「ハクソー・リッジ」(アメリカ・オーストラリア)

2017年08月03日 00時35分28秒 | アメリカ映画
もう一人だけ助けさせてください
 アメリカの田舎町で育ったデズモンド・ドスは、看護師のドロシー・シュッテと恋に落ちるも、激化する第2次世界大戦に心を痛め、衛生兵になるべく陸軍に志願する。
 しかし基地での訓練で銃に触れることを拒絶し、上官や他の兵士たちから執拗ないやがらせを受けるようになる。それでも決して信念を曲げないデズモンド。とうとう軍法会議にかけられてしまうが、ついには彼の主張が認められ、晴れて衛生兵として戦場に立つことを許可される。
 こうして日本軍との激戦の地、沖縄の前田高地、通称ハクソー・リッジ(のこぎり崖)へと赴くデズモンドだったが。(「allcinema」より)


 先日「ブラッド・ファーザー」で主演を務めたメル・ギブソンの10年ぶりの監督作。

 第2次世界大戦、沖縄での日本軍との激闘で、武器も持たずに75人もの命を救った実在の人物、デズモンド・ドスの姿を描いた戦争ドラマ。

 タイトルにもなっている〝ハクソー・リッジ〟での激闘を描いたということで、ハクソー・リッジってどこなんだろうと思っていた。

 実際は、戦いの場が切り立った崖の上ということで、ハクソー・リッジというのはのこぎりの崖という意味らしく、アメリカ軍が名付けた呼び名のよう。

 実際の地名は前田高地。


 デズモンド・ドスは自ら志願して兵役に就くものの、銃などの武器を持つことを拒否。
 その思いは訓練でも同じで、上官の命令でも武器には全く触れない。

 そのため、他の兵士や上官から嫌がらせを受け、軍を辞めさせようとされたり、軍法会議にかけられたりもする。

 そこまで追い詰められても信念を曲げないデズモンドは尊敬に値するぐらい。

 それでも、デズモンドはどのようにして戦地へ向かうことを許されるのか、それとも最後には妥協してしまうのか、気になる展開だったな。


 そして衛生兵として従軍することになったデズモンドが、ハクソー・リッジの激闘の中、多くの兵士の命を救う。

 そのシーンは、アメリカ軍が一度高地から引き上げ、残るのは負傷者と死者だけ、そして日本軍兵士が多数いるところで行われる。

 日本軍が生存者に止めを刺す中、デズモンドは逃れながら救出作業を行い、なかなか手に汗握るシーンであったな。

 それにしても日本軍は結構非道な感じに描かれていたな。


 内容的にはなかなか惹き込まれるものがあるが、やっぱり戦争の重苦しさも感じる作品だった。

/5

監督:メル・ギブソン
出演:アンドリュー・ガーフィールド、サム・ワーシントン、ヒューゴ・ウィーヴィング、ヴィンス・ヴォーン
    ルーク・ブレイシー、テリーサ・パーマー、レイチェル・グリフィス、ナサニエル・ブゾリック
於:角川シネマ有楽町

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