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CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

25-139「HERE 時を越えて」(アメリカ)

2025年04月25日 00時19分02秒 | アメリカ映画

光陰矢の如しだな

 恐竜が駆け抜け、氷河期を迎え、オークの木が育ち、先住民族の男女が出会う。やがてその場所に家が建てられ、いくつもの家族が入居しては出ていく。

 1945年、戦地から帰還したアルと妻ローズがその家を購入し、息子リチャードが誕生する。世界が急速に変化していくなか、絵を描くことが得意なリチャードはアーティストを夢見るように。

 高校生になったリチャードは別の学校に通う弁護士志望のマーガレットと恋に落ち、2人の思いがけない人生が始まる。(「作品資料」より)

 

 地球上のある地点にカメラを固定し、そこに映し出されていく物語。

 まず恐竜が棲息する時代から氷河期、そして木々が繁る原始の頃が映し出され、やがてそこに家が建ち、そこに暮らす家族の歴史が映し出される。

 カメラは、部屋の中のある場所から物語を映し出す。

 その家に住んだ幾世代かの家族が映し出されるが、メインとなるのが、1945年に退役軍人であるアルと妻のローズ、そしてその息子であるリチャードどその妻となるマーガレット。

 リチャードを演じるのがトム・ハンクスで、マーガレットを演じるのがロビン・ライト。

 それぞれVFXを駆使して10代から70代までを演じている。

 リチャードは絵を描くのが得意でアーティストになることを夢見ていたが、マーガレットと出会い、子供ができたことで夢を諦め就職することに。

 リチャードとマーガレットは子供が産まれても、リチャードの両親と同居するが、マーガレットは自分たちの家を望み、リチャードは言い訳をしては、それを先延ばしにしていく。

 必ずしも美しい思い出ばかりだというわけではないが、家族の物語が映し出される。

 リチャードたち以外にもその家に住み幾つかの家族が映し出されるが、それぞれに繋がりがあるわけではなく、同じ家に住んでいたということ。

 ある意味、大きなうねりのある話ではなく、何年にもわたる家族の営みを映し出し、興味惹かれる作品であった。

 家は色んな家族の姿を見てきたということなんだな。

/5

監督:ロバート・ゼメキス

出演:トム・ハンクス、ロビン・ライト、ポール・ベタニー、ケリー・ライリー、ミシェル・ドッカリー

於:グランドシネマサンシャイン池袋



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