CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-201「僕の中のあいつ」(韓国)

2019年08月11日 22時34分17秒 | 韓国映画
戻る前に高血圧と糖尿病で死にそうだ
 ひ弱な高校生ドンヒョンが、不良生徒からいじめられて校舎から転落し、たまたま真下を歩いていた一流財閥の社長パンスの上に墜落したことをきっかけに、ドンヒョンとパンスの体が入れ代わってしまう。
 心は大人のまま、容姿は高校生になってしまったパンスは、この不思議な事実を周囲の人びとに伝えようとするが、性格や言動が急に中年男性に豹変したことを「頭を打ったせいで、おかしくなった」と誰も取り合ってくれなかった。
 一方、エリート社長パンスの体になってしまったドンヒョンは、ライバル会社による陰謀に巻き込まれ、命を狙われるはめに。原因を突き止めるため、仕方なく高校生活を送るパンスは、不良たちをやっつけ、クラスメイトの女子ヒョンジョンと親しくなる。
 しかし、彼女と自分との間のある秘密を知ってしまい。(「作品資料」より)


 ひ弱な高校生、ドンヒョンと裏社会の財閥社長、パンスの体がある事故によって入れ替わり、それによって引き起こされる大騒動を描いたコメディ。

 
 中身は40歳のオヤジのまま、体は高校生のドンヒョンとなってしまったパンス。

 ドンヒョンがいじめの対象となっていることを知るが、いつものドンヒョンだと思って絡んでくる不良たちを軽くいなしていくパンス。

 そして同じくいじめの対象となっている女子、ヒョンジョンと親しくなっていくが、彼女の母親であるミソンと出逢い、衝撃を受ける。

 更にヒョンジョンに関する秘密を知る。


 「転校生 さよなら あなた」「君の名は。」など体が入れ替わってしまい、騒動を引き起こすという話の作品は、これまでに何本も作られただろうか。

 本作は、ひ弱な高校生と強面の社長の体が入れ替わるという話であるが、パンスの体は昏睡状態となっており、中身がパンスで体がドンヒョンが奮闘するという展開。

 高校生なのにオヤジくさいことを言ったり、高校生では有り得ないような言動によって周囲を戸惑わせたりと笑いを誘うシーンが幾つも。

 いじめられっ子だったはずが、不良たちに対し、強気な態度で、更に簡単にいなしていくところは爽快。

 しかも驚くべき三角関係が起こってしまう。

 ドンヒョンとしてパンスが奮闘している一方、ライバル会社の社長は、パンスが昏睡状態であることを利用しようとし、更にパンスを亡き者にしようと陰謀を企てる。

 果たして、パンス=ドンヒョンはヒョンジョンとミソン、そして自分自身を護れるのか。
 二人の体は元に戻ることが出来るのか。

 高校生の体になったことで、再び愛するものの大切さを知ることになるという結末。

 高校生であるドンヒョンの体でパンスが引き起こす騒動に何度も笑いを誘われる作品であった。

/5

監督:カン・ヒョジン
出演:ジニョン、パク・ソンウン、ラ・ミラン、イ・ジュニョク
   イ・スミン、キム・グァンギュ、ユン・キョンホ、パク・キョンヘ
於:シネマート新宿

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