CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-200「出国 造られた工作員」(韓国)

2019年08月10日 10時52分59秒 | 韓国映画
誰もがお前を監視している
 ある日、北朝鮮から大学教授としての勧誘を受け、妻子とともに北朝鮮へと向かう。しかしそこで待っていたのは、工作員になるための過酷な訓練だった。
 やがて工作員として再び西ドイツに向かったオ・ヨンミンは、空港で家族と共に決死の逃亡を図るが、あえなく妻と娘を北朝鮮の工作員に人質に取られてしまう。
 やがてオ・ヨンミンは、北朝鮮のみならず西側の諜報員からも監視される中、妻子を救い出すために必死に奔走するのだったが。(「allcinema」より)


 北朝鮮に渡り、工作員として訓練を受けさせられた男が、西ドイツにスパイとして入国。

 空港で逃亡を試みるが、その際妻と娘を北朝鮮の工作員に捕らえられてしまう。

 妻と娘を取り戻すため奮闘する男の姿を描いたサスペンス。


 北朝鮮で工作員としての訓練を受けさせられていたオ・ヨンミンは、西ドイツの警察に捕まる。
 妻子を人質に取られたオ・ヨンミンが、救出のため北の工作員に接触するだろうという推測の下、オ・ヨンミンは釈放される。

 アメリカCIA、韓国安企部に監視されながら、誰も手助けしてくれない状況の中、孤独な対決に挑むことになるオ・ヨンミン。


 時代はまだ冷戦下の1990年頃。ベルリンの壁もまだベルリンを東西に隔てている。

 西ドイツから危険を承知で何度も東ドイツに渡るオ・ヨンミン。

 妻子のいる場所へと近づくものの北朝鮮の工作員たちに阻まれてしまう。

 果たして、オ・ヨンミンは妻子を取り戻し、更に北朝鮮の手から逃れることが出来るのか。


 拉致をされたわけではなく、甘い言葉に乗せられて北朝鮮へと渡ってしまったオ・ヨンミン。

 オ・ヨンミン自身も工作員として、北朝鮮へ勧誘するため西ドイツに入るのだが、こういう工作もしているんだな。

 家族を巻き込んでしまったオ・ヨンミンは激しく後悔し、更に人質となってしまったことで、何とか取り戻そうと奮闘する。

 クライマックスは、オ・ヨンミンも策を弄し、北朝鮮のスパイたちに挑むのだが、ラストは思いも寄らぬ結末となったな。

 意図せずしてスパイとされてしまった男が奮闘するサスペンス。
 展開も興味深かったが、何とも切ない話でもあったな。

/5

監督:ノ・ギュヨプ
出演:イ・ボムス、ヨン・ウジン、パク・ヒョックォン
   イ・ジョンヒョク、パク・チュミ、ロバート・ミカ、チン・ソギュ
於:シネマート新宿

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